- ファンタジー
- ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
7278文字(約 24分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あらすじは「勇者の仲間としてずっと旅を続けていたが、日々摩耗していく勇者。そんな目の前にある日、ある行商人が表れて・・・・・・」といった感じです。
キャライメージは「純粋過ぎた勇者」と「勇者を消したかった魔王」です。
Aが勇者ちゃん、Bが魔王ちゃん、特になにも書いてないのは全部勇者ちゃんです。
キャライメージは「純粋過ぎた勇者」と「勇者を消したかった魔王」です。
Aが勇者ちゃん、Bが魔王ちゃん、特になにも書いてないのは全部勇者ちゃんです。
本編
【ある日、洞窟内にて。】
(洞窟の音)
・・・・・・ふぅ。
今倒したので最後かな?
緊張したぁ。
今日は無事に帰れそうね。
最近はその・・・・・・あまり調子も良くないし。
それに、剣も盾もボロボロになってきたしさ。
君の服も、大分汚れてきちゃったし。
でも、良かったよ。これで纏まったお金が手に入るね!
それじゃあ、出口に・・・・・・。
ッ、危ないっ!
うっ・・・・・・このおっ!
(剣を振る音)
はぁ、はぁ。
だい、じょうぶ?怪我してない?
あ・・・・・・大丈夫そう、だね。良かった。
あはは・・・・・・ごめん、ね。
ちょっとだけ、深くやられちゃったかも。
おんぶ、してもらってもいい?
・・・・・・いつもごめんね。
(歩く足音)
はぁ、はぁ・・・・・・(意識が朦朧としているイメージをしていただけますと)
あ・・・・・・ごめん。これ、ダメかも。
目が、霞んで・・・・・・手と足が冷えてきた。
ご、めん。また教会に担いでいってくれる?
あはは・・・・・・ちょっと怖いかも。
でも、目を覚ましたら、また君に会えるんだね。
私は・・・・・・勇者だから。大丈夫。
でも・・・・・・そのぅ。
ね、私を生き返らせるまで、手を握っていてくれる?
それで、その・・・・・・後ろを見ないでね?
頑張るけど・・・・・・でも、途中できっと。
だから、お願いね?
【町の教会にて】
あ・・・・・・。
そっか、教会か。
ありがとうございます、神父さん。
(遠ざかる足音)
それに君も。
いつもありがとうね。
・・・・・・お金、減っちゃったね。
ごめんね、私のせいで。
私がもっと、強かったら。君を守れるくらいに強かったら・・・・・・。
・・・・・・静かだね。
この教会からでたら、きっと町の人の声で賑わってるんだろうなぁ。
情けない所は、見せられないよね。
・・・・・・ねぇ、他の人には内緒にするって約束してくれる?
私ね?本当は・・・・・・すごく、怖いの。
もし、傍にいる人を守れなかったらどうしようって。
でもね?その、ね?
自分の体がだんだんと冷たくなっていって、目の前がだんだんと暗くなっていって、君に背負われているのに、君の体温や姿が見えなくなっていって。
何度も体験したのに・・・・・・怖いの。
でも、君が死ぬのはもっと嫌っ!
でも、でも。私、もう・・・・・・。
・・・・・・ごめん。こんな、どうしようもない事を君に言っちゃって。
あ、でもお陰で気が楽になった気がする!
ありがとね。
さて、と。
それじゃあ、新しい剣を買いにいこっか!
買えるといいんだけどなぁ。
【町の道にて。ここから二人です。】
A はぁ・・・・・・。
A だめ、だったね。
A どれも高くて、買えそうなものは私の体に合わなくて。
A こんなんじゃ、盾なんてずっと先だね。
A 君の服も、結局買えなかったし。
A ううん!まだ見つけていないだけで、他にお店があるかも!
A ここからだよ、ここから!あはは・・・・・・。
B あら?そこの逞しい男の人。勇者さんですか?
A え?あ、勇者なら私ですけど・・・・・・。この人は、私の旅に協力してくれている親友で。
B まぁ。貴方が・・・・・・。(ジロジロとみるイメージをしていただけますと)
A な、なんですか。そんなに見て。
B あ、ごめんなさい。職業柄つい。
B 私、行商人なの。うふふ。
B 砂漠の国の武器や、雪国の人が着ている服なんかも取り扱ってますよ?
A えっ!ぶ、武器ですかっ!?あ、でもお金が・・・・・・。
B ふふ。こうして会えたのも何かの縁。お安くしますよ。
A あ、ありがとうございますっ!それで・・・・・・どういう武器があるのですか?
B んー・・・・・・こういうのはどうです?シミター、っていう武器なのですが。
A これは・・・・・・うーん。癖がありそう。他のってありますか?
B 他の・・・・・・では、こちらはどうですか?レイピアという、突きに特化した武器です。リーチも長いので、おすすめですよ。
A せっかくだけど・・・・・・ごめんなさい。突きってあまりしたことなくて。そ、その。もっと強くて軽いのってありますか?
B そうなると・・・・・・これなんていかがですか?とある鍛冶屋が最後に作った作品でして。魔物の牙や角を使って作られているのです。少し見た目は怖くていかついかもしれませんが・・・・・・。
A そ、そうですね。ちょっと怖い。でも、我儘なんて言ってられない。これ、持ってみてもいいですか?
B はい、どうぞ。
A んっと・・・・・・わぁ、すごく軽い!今使っている剣よりも使いやすいかも!
B ふふ。お気に召していただけてなによりです。
A あ・・・・・・でも。こんなに凄い武器だもの。きっと高い・・・・・・ですよね?
B そこは気にしなくてもいいですよ。見た所、貴方が腰に身に着けている武器ってこの辺りでは見ない剣ですし、研ぎなおせば買い手もきっと付くことでしょう。貴方が今身に着けている剣。それを下さればお代はいりませんよ。
A えっ!た、タダですか!?それはちょっと、申し訳なく・・・・・・。
B いいえ。どうかお気になさらず。貴方、勇者なのでしょう?ならこれは先行投資、として受け取ってくだされば。その代わり・・・・・・これからもし、私の事をお見かけしたときは、どうか是非。御贔屓に。
A あっ、はい!こちらこそお願いします!・・・・・・その、ありがとうございましたっ!
(遠ざかる足音)
A あんなに、いい人が居るんだね。
A これで、もっと君の事を守れるような気がする。
A えへへ。良い武器を持つと、気持ちも変わるね。
A うん。自信が出てきた。
A それじゃあ、準備を整えたら今度は森の方にいってみよっか!
A まだ盾は買えてないしね。
A じゃ、いこっか!
【森の中。Aの人のみ】
(芝生をかき分けて歩く音)
はあっ!
わ、すごい!今までの剣なんかと全然違う!
ちょっと力を入れただけで、あんなに!
すごいなぁ、この武器。買って正解だよ。
この調子でいけば、盾だけじゃなくて君の装備も整えられるね!
君にはどんな色が似合うかなぁ・・・・・・えへへ、楽しみ。
ん?
・・・・・・あっ!しゃがんで!
(剣で斬る音)
はぁ、はぁっ。
あ、危なかったぁ。
怪我はない?大丈夫?
・・・・・・ん。大丈夫そうだね。良かったぁ。
すごいなぁ、この剣。今までの剣だったら今頃・・・・・・。
ううん。何でもないっ!
次会ったら、あの人にちゃんとお礼を言わなきゃな。
それじゃ、町に帰ろっか!
これだけあれば、いい盾も買えるね。
何を買おうかなぁ。
・・・・・・これで、もう君に教会まで背負ってもらうことも無くなりそうだね。
えへへ。
でも・・・・・・なんだか、ちょっとだけ寂しいかも。
もう死んじゃうのは嫌だけど。
君の背中、暖かかったから。
な、なぁんて!
私は勇者なんだもん!強くなるに越したことはないよね!
あはは・・・・・・。(消え入りそうな笑い声をイメージしていただけますと)
【町へ帰還して。このシーンは二人です。】
A うーん、どのお店から行こうかなぁ。
A こうしてゆっくりと町を見て回るなんて、久しぶりじゃない?
A わぁ・・・・・・あのドレス、綺麗だなぁ。あ、あの靴かわいい!
A わ、茶葉のお店だ!私、ミントティー好きなんだぁ。見落としてたなぁ。
A えへへ。
A その・・・・・・た、楽しいね。(ぎこちなく言っていただけますと)
B あら?こんにちは。
A あっ、貴方は!そ、そのっ。この間はありがとうございました!
B ふふ。気にしないでください。私としてもあの剣は見た目のせいで買い手が付かず少し困っていたのです。
A そんな!あの剣のお陰で全部上手くいくようになって、すごく感謝してるんです!何かお返しできれば、と思ってまして!
B あら・・・・・・それじゃあ、何か買っていってくれますか?今日も沢山、いいのを揃えておりますよ?
A あっ、じゃあ盾ってありますか?
B 分かりました。では、今用意しますね。・・・・・・はい。ここに並んでるので全部です。
A 色々ありますね・・・・・・小さいのから大きいの。変わった形のに・・・・・・あれ、これって・・・・・・。
B あらぁ?お目が高いですね?
A あ、えっと。偶然目に留まって。なんというか、この剣と同じ匂いがしますね。どういった盾なのですか?
B んっと、その盾はですね。とある悪魔が、魔物の体を丸ごと素材にして作ったと言われる盾ですね。
A え、あ、悪魔ですか!?それって・・・・・・。
B うふふ。という曰くがあるだけですよ。見た目がこんなのじゃ、そういった話もでてくるでしょう。・・・・・・試しに持ってみますか?
A あ、はい。是非。・・・・・・わ、軽い。この剣よりも軽いかも!この盾があれば、どんな攻撃も受け流せそう!
B ふふっ。そうですか。それは良かったです。
A あ、今回はちゃんとお金もあるんですっ!いくらですか?商人さんの言い値で大丈夫です!
B あら、そうですか?では、このくらい頂けたら・・・・・・。
A それだけでいいのですか?分かりました。では・・・・・・。
B はい。確かに受け取りました。
A その・・・・・・本当にそれだけで良かったのですか?なんだか申し訳なくて・・・・・・。
B いいえ、いいんです。それに、それだけで彼が手に入るなら・・・・・・安いものですから。(呟くイメージをしていただけますと)
A えっと・・・・・・何か言いました?ごめんなさい、上手く聞き取れなくて。
B いいえ、何でもありません。では、今後とも御贔屓に。
(遠ざかる足音)
A はぁ・・・・・・また良くしてもらっちゃった。
A ちょっとお金、余裕ができたね。
A あっ!それじゃあ、君の装備と服、買いに行こっか!
A それと、道具も買い揃えて・・・・・・そろそろ、魔王討伐に向かいましょうか。
A まだ魔王がどこに居るのかもわからないけど、それが私の使命ですから。
A でーも。今日は服を見よっ!
A あ、好きな色とかあったら、教えてね?えへへっ。
【それから1年後、魔王場近くにて】
(歩く足音)
A ついにここまできたね。
A あの、遠くに見えるのがきっと魔王の城だね。
(剣の斬撃の音)
A あは。私、大分強くなったね。
A 今の私なら、もし君が3人になっても全員守り切れる自信があるよ。
A これも、この剣とこの盾と・・・・・・あの、商人さんのお陰だね。
A 最近は会えてないけど・・・・・・元気にしているかなぁ、あの人。
A うふふ。この剣と盾ね?まるで私の体の一部みたいに使えるようになったんだよ?
A それで、魔王を倒したら、それから・・・・・・それから・・・・・・(徐々に失速していくイメージをしていただけますと)
A 私、どうなるんだろう。
A 皆のところに帰って、私を勇者にしてくれた王様に忠誠を誓って、それからきっと騎士になって、それから・・・・・・。
A あ、君は・・・・・・故郷に帰るよね、きっと。
A そっか。今みたいに会えなくなるんだね。
A で、でも!お互いに生きてるんだもん!また会えるよね?
A いつになるかわからないけど・・・・・・。
A ね、ねぇ。あのね?
A 魔王ってさ、別に倒さなくてもいいんじゃないかなぁ?だってさ、そうしたらずっと私は勇者でいれて、君も勇者の仲間でいれるでしょ?そしたらずっと一緒でしょ?ね、どう?
A って、君は世界を平和にしたいから私と一緒にいるんだもんね。ごめん、変な事言って。
A 魔王は倒さなきゃいけない存在、ってのはわかってる。でも・・・・・・。
A ごめん、今日はここでやすもっか。
A あの倒れた木とか、座るのに丁度よさそうだし。
B あら・・・・・・?こんばんわ。
A あっ!商人さん!お久しぶりです!
B うふふ。お久しぶりです。元気そうで良かったです。彼も。
A あ、はい!お陰様で!貴方のお陰で、ここまで・・・・・・って、商人さん。ここは危険なのでは?強い魔物も結構いますし。
B あぁ、大丈夫ですよ。ここは私の庭みたいなものですし。
A 庭、かぁ。沢山の品物を取り扱ってますもんね。多少の危険も冒さなきゃ、ってやつですね?わかりますっ。
B あっ・・・・・・(迂闊なことを口走った、というニュアンスを抱いていただけますと)。え、ええ、そんな所です。ところで、ちょっとお話したい事がありまして。よかったらあっちで話しませんか?
A あ、はい!君は少しでも休んでて!明日も結構歩くかもしれないし。
(遠ざかる足音)
【二人だけの会話。】
A それで・・・・・・商人さん、どうしたのですか?
B はい。実は、その。さっき、彼と貴方が話しているのを聞いてしまってですね?
A あ・・・・・・あの話、ですか。その、他の人には内緒にしてくださいね?
B ふふ。勿論です。ですが・・・・・・その話を聞いていると、とても理不尽に思ってしまって。貴方は一生懸命今まで頑張ってきたというのに、いざ魔王を倒したら・・・・・・一番したいことができなくて。彼の事、好きなのですよね?
A えっと・・・・・・は、はい。彼が居なかったらここまで来れなかったと思います。でも、それでいいんです。私は勇者なのですから。
B 彼以外、誰も貴方を助けてくれなかったのにですか?
A え・・・・・・?
B 他の人間は、世界を救うという貴方に何もしてくれなかった。教会も、武器を売る人も、盾や服を売る人も。あんまりじゃないですか?そんな人たちが、魔王が居なくなった世界で、貴方にありがとうの一言を言うと思いますか?
A で、でも!私は、勇者で、魔王を倒さなきゃいけなくて・・・・・・。
B うふふ。実は私が・・・・・・(魔王)なのです。
A え・・・・・・?
B 貴方がやりたいことを、好きなだけできる道を、私は用意できますよ?
A 何を言ってるんですか?そんな筈、私には・・・・・・。
B 最後に決めるのは貴方ですから。後悔の無い方を選んでくださいね?彼の為にも。
A 彼の、為にも・・・・・・。
【別日、魔王の城前】
(歩く足音)
A はぁ・・・・・・。あ、ごめん!何か言った?
A あ・・・・・・う、うん。この建物。間違いない、魔王の城だね。ここに、居るんだね。
A ね、ねぇ。その・・・・・・今言う事じゃ無いと思うんだけどね?どうしても、今ハッキリさせたくて。
A その・・・・・・さ?好きだよ、君の事。
A 勇者だから、だれか一人を特別好きになるなんてダメ、って自分に言い聞かせてきたけど、でも・・・・・・もう、思いが抑えられなくなっちゃって。ずっとここまで支えてくれた君が好き。君がはにかむ顔が好き。君の暖かい手が好き。
A この先も、ずっと一緒にいたくなっちゃったの。
A それで・・・・・・君は、私の事・・・・・・好き?それとも、何とも思ってない?
A あ・・・・・・ほ、本当?本当に本当?あぁ・・・・・・嬉しい。すごく、嬉しい。えへへ。
A 君も、同じ気持ちだったんだぁ。
A じゃあ・・・・・・いいよね。(暗い笑顔を湛えているイメージをしていただけますと)
A これから、何があってもずっとずっと、一緒だからね?
A じゃあ、いこっか。お城の中。
(歩く足音)
B あら・・・・・・来ましたね。待っていましたよ。
A 魔王・・・・・・。私は・・・・・・。
B ふふ。もう、我慢しなくても大丈夫ですよ?勇者を、人間を辞めちゃっても。そうしたら、もっともっと、自分に素直になれますよ。さぁ、その体に沸き上がる力を、解放してみて?
A あは・・・・・・そう、ですよね。彼も私の事が好きって言ってくれた。なら、もうこんな勇者の姿なんて、いらないよね。
A んっ・・・・・・うぅ・・・・・・。(体を思い切り伸びをするときに出る声をイメージをしていただけますと)
B うふふふ。立派な尻尾に、大きな角。とても綺麗よ。
A はい。ありがとうございます、魔王様。
A ん?どうしたの?・・・・・・あぁ、そっか。君には言ってなかったね。私ね、魔王様のご提案を聞いてね、目が覚めたの。あんな人間たちの為に世界を平和にして、大好きな君と離れ離れになるのなんて、馬鹿らしくなっちゃったの。だからぁ・・・・・・こうして人間をやめて、魔王様の部下にしてもらったの。この力でね、魔王様を倒しにくる勇者を一人残らず倒していくの。そうしたら、君はもう私から離れることはないでしょ?
B ふふ。最初は貴方を安全にここに連れてくるために彼女を利用したに過ぎなかったのですが・・・・・・彼女、魔物よりも強欲でしてね?心を覗いてみたら、貴方と一緒に居たいって思いで一杯だったんですよ。貴方の事を独り占めすべく、彼女にはどこかで退場してもらいたかったのですが・・・・・・こういうのも悪くないですね。
A あぁん、魔王様。そんなひどい事言わないで下さいよぅ。今はもう、魔王様の忠実な部下ですよ?
B ふふ。そうでしたね。とりあえず・・・・・・あぁ、少し歩いたところに少々寂れていますが城がありまして。それを貴方に差し上げます。そこで、思う存分愛し合いなさい。
A あぁ・・・・・・ありがとうございます。
B たまには・・・・・・私にも彼をくださいね?
A えぇー?でも、魔王様なら・・・・・・分かりましたぁ。
(近づく足音)
A うふふ。この姿になって分かったの。最初から思いを告げていれば良かったって。勇者なんてやめて、君と一緒に暮らせば良かったんだって。でも、もう悩まなくていいんだね・・・・・・うふふふ。
B 私も、貴方の事はずっと見ていましたから、実は彼女に負けず劣らず、好きなのですよ?これからは、人間の商人を装わなくてもいいと考えるだけで・・・・・・あぁ、悶えてしまいそうです。
A じゃあ、いこっか。私たちのお城に。これから時間はたっぷりあるもの。
A 愛してるよ、あなた。
(洞窟の音)
・・・・・・ふぅ。
今倒したので最後かな?
緊張したぁ。
今日は無事に帰れそうね。
最近はその・・・・・・あまり調子も良くないし。
それに、剣も盾もボロボロになってきたしさ。
君の服も、大分汚れてきちゃったし。
でも、良かったよ。これで纏まったお金が手に入るね!
それじゃあ、出口に・・・・・・。
ッ、危ないっ!
うっ・・・・・・このおっ!
(剣を振る音)
はぁ、はぁ。
だい、じょうぶ?怪我してない?
あ・・・・・・大丈夫そう、だね。良かった。
あはは・・・・・・ごめん、ね。
ちょっとだけ、深くやられちゃったかも。
おんぶ、してもらってもいい?
・・・・・・いつもごめんね。
(歩く足音)
はぁ、はぁ・・・・・・(意識が朦朧としているイメージをしていただけますと)
あ・・・・・・ごめん。これ、ダメかも。
目が、霞んで・・・・・・手と足が冷えてきた。
ご、めん。また教会に担いでいってくれる?
あはは・・・・・・ちょっと怖いかも。
でも、目を覚ましたら、また君に会えるんだね。
私は・・・・・・勇者だから。大丈夫。
でも・・・・・・そのぅ。
ね、私を生き返らせるまで、手を握っていてくれる?
それで、その・・・・・・後ろを見ないでね?
頑張るけど・・・・・・でも、途中できっと。
だから、お願いね?
【町の教会にて】
あ・・・・・・。
そっか、教会か。
ありがとうございます、神父さん。
(遠ざかる足音)
それに君も。
いつもありがとうね。
・・・・・・お金、減っちゃったね。
ごめんね、私のせいで。
私がもっと、強かったら。君を守れるくらいに強かったら・・・・・・。
・・・・・・静かだね。
この教会からでたら、きっと町の人の声で賑わってるんだろうなぁ。
情けない所は、見せられないよね。
・・・・・・ねぇ、他の人には内緒にするって約束してくれる?
私ね?本当は・・・・・・すごく、怖いの。
もし、傍にいる人を守れなかったらどうしようって。
でもね?その、ね?
自分の体がだんだんと冷たくなっていって、目の前がだんだんと暗くなっていって、君に背負われているのに、君の体温や姿が見えなくなっていって。
何度も体験したのに・・・・・・怖いの。
でも、君が死ぬのはもっと嫌っ!
でも、でも。私、もう・・・・・・。
・・・・・・ごめん。こんな、どうしようもない事を君に言っちゃって。
あ、でもお陰で気が楽になった気がする!
ありがとね。
さて、と。
それじゃあ、新しい剣を買いにいこっか!
買えるといいんだけどなぁ。
【町の道にて。ここから二人です。】
A はぁ・・・・・・。
A だめ、だったね。
A どれも高くて、買えそうなものは私の体に合わなくて。
A こんなんじゃ、盾なんてずっと先だね。
A 君の服も、結局買えなかったし。
A ううん!まだ見つけていないだけで、他にお店があるかも!
A ここからだよ、ここから!あはは・・・・・・。
B あら?そこの逞しい男の人。勇者さんですか?
A え?あ、勇者なら私ですけど・・・・・・。この人は、私の旅に協力してくれている親友で。
B まぁ。貴方が・・・・・・。(ジロジロとみるイメージをしていただけますと)
A な、なんですか。そんなに見て。
B あ、ごめんなさい。職業柄つい。
B 私、行商人なの。うふふ。
B 砂漠の国の武器や、雪国の人が着ている服なんかも取り扱ってますよ?
A えっ!ぶ、武器ですかっ!?あ、でもお金が・・・・・・。
B ふふ。こうして会えたのも何かの縁。お安くしますよ。
A あ、ありがとうございますっ!それで・・・・・・どういう武器があるのですか?
B んー・・・・・・こういうのはどうです?シミター、っていう武器なのですが。
A これは・・・・・・うーん。癖がありそう。他のってありますか?
B 他の・・・・・・では、こちらはどうですか?レイピアという、突きに特化した武器です。リーチも長いので、おすすめですよ。
A せっかくだけど・・・・・・ごめんなさい。突きってあまりしたことなくて。そ、その。もっと強くて軽いのってありますか?
B そうなると・・・・・・これなんていかがですか?とある鍛冶屋が最後に作った作品でして。魔物の牙や角を使って作られているのです。少し見た目は怖くていかついかもしれませんが・・・・・・。
A そ、そうですね。ちょっと怖い。でも、我儘なんて言ってられない。これ、持ってみてもいいですか?
B はい、どうぞ。
A んっと・・・・・・わぁ、すごく軽い!今使っている剣よりも使いやすいかも!
B ふふ。お気に召していただけてなによりです。
A あ・・・・・・でも。こんなに凄い武器だもの。きっと高い・・・・・・ですよね?
B そこは気にしなくてもいいですよ。見た所、貴方が腰に身に着けている武器ってこの辺りでは見ない剣ですし、研ぎなおせば買い手もきっと付くことでしょう。貴方が今身に着けている剣。それを下さればお代はいりませんよ。
A えっ!た、タダですか!?それはちょっと、申し訳なく・・・・・・。
B いいえ。どうかお気になさらず。貴方、勇者なのでしょう?ならこれは先行投資、として受け取ってくだされば。その代わり・・・・・・これからもし、私の事をお見かけしたときは、どうか是非。御贔屓に。
A あっ、はい!こちらこそお願いします!・・・・・・その、ありがとうございましたっ!
(遠ざかる足音)
A あんなに、いい人が居るんだね。
A これで、もっと君の事を守れるような気がする。
A えへへ。良い武器を持つと、気持ちも変わるね。
A うん。自信が出てきた。
A それじゃあ、準備を整えたら今度は森の方にいってみよっか!
A まだ盾は買えてないしね。
A じゃ、いこっか!
【森の中。Aの人のみ】
(芝生をかき分けて歩く音)
はあっ!
わ、すごい!今までの剣なんかと全然違う!
ちょっと力を入れただけで、あんなに!
すごいなぁ、この武器。買って正解だよ。
この調子でいけば、盾だけじゃなくて君の装備も整えられるね!
君にはどんな色が似合うかなぁ・・・・・・えへへ、楽しみ。
ん?
・・・・・・あっ!しゃがんで!
(剣で斬る音)
はぁ、はぁっ。
あ、危なかったぁ。
怪我はない?大丈夫?
・・・・・・ん。大丈夫そうだね。良かったぁ。
すごいなぁ、この剣。今までの剣だったら今頃・・・・・・。
ううん。何でもないっ!
次会ったら、あの人にちゃんとお礼を言わなきゃな。
それじゃ、町に帰ろっか!
これだけあれば、いい盾も買えるね。
何を買おうかなぁ。
・・・・・・これで、もう君に教会まで背負ってもらうことも無くなりそうだね。
えへへ。
でも・・・・・・なんだか、ちょっとだけ寂しいかも。
もう死んじゃうのは嫌だけど。
君の背中、暖かかったから。
な、なぁんて!
私は勇者なんだもん!強くなるに越したことはないよね!
あはは・・・・・・。(消え入りそうな笑い声をイメージしていただけますと)
【町へ帰還して。このシーンは二人です。】
A うーん、どのお店から行こうかなぁ。
A こうしてゆっくりと町を見て回るなんて、久しぶりじゃない?
A わぁ・・・・・・あのドレス、綺麗だなぁ。あ、あの靴かわいい!
A わ、茶葉のお店だ!私、ミントティー好きなんだぁ。見落としてたなぁ。
A えへへ。
A その・・・・・・た、楽しいね。(ぎこちなく言っていただけますと)
B あら?こんにちは。
A あっ、貴方は!そ、そのっ。この間はありがとうございました!
B ふふ。気にしないでください。私としてもあの剣は見た目のせいで買い手が付かず少し困っていたのです。
A そんな!あの剣のお陰で全部上手くいくようになって、すごく感謝してるんです!何かお返しできれば、と思ってまして!
B あら・・・・・・それじゃあ、何か買っていってくれますか?今日も沢山、いいのを揃えておりますよ?
A あっ、じゃあ盾ってありますか?
B 分かりました。では、今用意しますね。・・・・・・はい。ここに並んでるので全部です。
A 色々ありますね・・・・・・小さいのから大きいの。変わった形のに・・・・・・あれ、これって・・・・・・。
B あらぁ?お目が高いですね?
A あ、えっと。偶然目に留まって。なんというか、この剣と同じ匂いがしますね。どういった盾なのですか?
B んっと、その盾はですね。とある悪魔が、魔物の体を丸ごと素材にして作ったと言われる盾ですね。
A え、あ、悪魔ですか!?それって・・・・・・。
B うふふ。という曰くがあるだけですよ。見た目がこんなのじゃ、そういった話もでてくるでしょう。・・・・・・試しに持ってみますか?
A あ、はい。是非。・・・・・・わ、軽い。この剣よりも軽いかも!この盾があれば、どんな攻撃も受け流せそう!
B ふふっ。そうですか。それは良かったです。
A あ、今回はちゃんとお金もあるんですっ!いくらですか?商人さんの言い値で大丈夫です!
B あら、そうですか?では、このくらい頂けたら・・・・・・。
A それだけでいいのですか?分かりました。では・・・・・・。
B はい。確かに受け取りました。
A その・・・・・・本当にそれだけで良かったのですか?なんだか申し訳なくて・・・・・・。
B いいえ、いいんです。それに、それだけで彼が手に入るなら・・・・・・安いものですから。(呟くイメージをしていただけますと)
A えっと・・・・・・何か言いました?ごめんなさい、上手く聞き取れなくて。
B いいえ、何でもありません。では、今後とも御贔屓に。
(遠ざかる足音)
A はぁ・・・・・・また良くしてもらっちゃった。
A ちょっとお金、余裕ができたね。
A あっ!それじゃあ、君の装備と服、買いに行こっか!
A それと、道具も買い揃えて・・・・・・そろそろ、魔王討伐に向かいましょうか。
A まだ魔王がどこに居るのかもわからないけど、それが私の使命ですから。
A でーも。今日は服を見よっ!
A あ、好きな色とかあったら、教えてね?えへへっ。
【それから1年後、魔王場近くにて】
(歩く足音)
A ついにここまできたね。
A あの、遠くに見えるのがきっと魔王の城だね。
(剣の斬撃の音)
A あは。私、大分強くなったね。
A 今の私なら、もし君が3人になっても全員守り切れる自信があるよ。
A これも、この剣とこの盾と・・・・・・あの、商人さんのお陰だね。
A 最近は会えてないけど・・・・・・元気にしているかなぁ、あの人。
A うふふ。この剣と盾ね?まるで私の体の一部みたいに使えるようになったんだよ?
A それで、魔王を倒したら、それから・・・・・・それから・・・・・・(徐々に失速していくイメージをしていただけますと)
A 私、どうなるんだろう。
A 皆のところに帰って、私を勇者にしてくれた王様に忠誠を誓って、それからきっと騎士になって、それから・・・・・・。
A あ、君は・・・・・・故郷に帰るよね、きっと。
A そっか。今みたいに会えなくなるんだね。
A で、でも!お互いに生きてるんだもん!また会えるよね?
A いつになるかわからないけど・・・・・・。
A ね、ねぇ。あのね?
A 魔王ってさ、別に倒さなくてもいいんじゃないかなぁ?だってさ、そうしたらずっと私は勇者でいれて、君も勇者の仲間でいれるでしょ?そしたらずっと一緒でしょ?ね、どう?
A って、君は世界を平和にしたいから私と一緒にいるんだもんね。ごめん、変な事言って。
A 魔王は倒さなきゃいけない存在、ってのはわかってる。でも・・・・・・。
A ごめん、今日はここでやすもっか。
A あの倒れた木とか、座るのに丁度よさそうだし。
B あら・・・・・・?こんばんわ。
A あっ!商人さん!お久しぶりです!
B うふふ。お久しぶりです。元気そうで良かったです。彼も。
A あ、はい!お陰様で!貴方のお陰で、ここまで・・・・・・って、商人さん。ここは危険なのでは?強い魔物も結構いますし。
B あぁ、大丈夫ですよ。ここは私の庭みたいなものですし。
A 庭、かぁ。沢山の品物を取り扱ってますもんね。多少の危険も冒さなきゃ、ってやつですね?わかりますっ。
B あっ・・・・・・(迂闊なことを口走った、というニュアンスを抱いていただけますと)。え、ええ、そんな所です。ところで、ちょっとお話したい事がありまして。よかったらあっちで話しませんか?
A あ、はい!君は少しでも休んでて!明日も結構歩くかもしれないし。
(遠ざかる足音)
【二人だけの会話。】
A それで・・・・・・商人さん、どうしたのですか?
B はい。実は、その。さっき、彼と貴方が話しているのを聞いてしまってですね?
A あ・・・・・・あの話、ですか。その、他の人には内緒にしてくださいね?
B ふふ。勿論です。ですが・・・・・・その話を聞いていると、とても理不尽に思ってしまって。貴方は一生懸命今まで頑張ってきたというのに、いざ魔王を倒したら・・・・・・一番したいことができなくて。彼の事、好きなのですよね?
A えっと・・・・・・は、はい。彼が居なかったらここまで来れなかったと思います。でも、それでいいんです。私は勇者なのですから。
B 彼以外、誰も貴方を助けてくれなかったのにですか?
A え・・・・・・?
B 他の人間は、世界を救うという貴方に何もしてくれなかった。教会も、武器を売る人も、盾や服を売る人も。あんまりじゃないですか?そんな人たちが、魔王が居なくなった世界で、貴方にありがとうの一言を言うと思いますか?
A で、でも!私は、勇者で、魔王を倒さなきゃいけなくて・・・・・・。
B うふふ。実は私が・・・・・・(魔王)なのです。
A え・・・・・・?
B 貴方がやりたいことを、好きなだけできる道を、私は用意できますよ?
A 何を言ってるんですか?そんな筈、私には・・・・・・。
B 最後に決めるのは貴方ですから。後悔の無い方を選んでくださいね?彼の為にも。
A 彼の、為にも・・・・・・。
【別日、魔王の城前】
(歩く足音)
A はぁ・・・・・・。あ、ごめん!何か言った?
A あ・・・・・・う、うん。この建物。間違いない、魔王の城だね。ここに、居るんだね。
A ね、ねぇ。その・・・・・・今言う事じゃ無いと思うんだけどね?どうしても、今ハッキリさせたくて。
A その・・・・・・さ?好きだよ、君の事。
A 勇者だから、だれか一人を特別好きになるなんてダメ、って自分に言い聞かせてきたけど、でも・・・・・・もう、思いが抑えられなくなっちゃって。ずっとここまで支えてくれた君が好き。君がはにかむ顔が好き。君の暖かい手が好き。
A この先も、ずっと一緒にいたくなっちゃったの。
A それで・・・・・・君は、私の事・・・・・・好き?それとも、何とも思ってない?
A あ・・・・・・ほ、本当?本当に本当?あぁ・・・・・・嬉しい。すごく、嬉しい。えへへ。
A 君も、同じ気持ちだったんだぁ。
A じゃあ・・・・・・いいよね。(暗い笑顔を湛えているイメージをしていただけますと)
A これから、何があってもずっとずっと、一緒だからね?
A じゃあ、いこっか。お城の中。
(歩く足音)
B あら・・・・・・来ましたね。待っていましたよ。
A 魔王・・・・・・。私は・・・・・・。
B ふふ。もう、我慢しなくても大丈夫ですよ?勇者を、人間を辞めちゃっても。そうしたら、もっともっと、自分に素直になれますよ。さぁ、その体に沸き上がる力を、解放してみて?
A あは・・・・・・そう、ですよね。彼も私の事が好きって言ってくれた。なら、もうこんな勇者の姿なんて、いらないよね。
A んっ・・・・・・うぅ・・・・・・。(体を思い切り伸びをするときに出る声をイメージをしていただけますと)
B うふふふ。立派な尻尾に、大きな角。とても綺麗よ。
A はい。ありがとうございます、魔王様。
A ん?どうしたの?・・・・・・あぁ、そっか。君には言ってなかったね。私ね、魔王様のご提案を聞いてね、目が覚めたの。あんな人間たちの為に世界を平和にして、大好きな君と離れ離れになるのなんて、馬鹿らしくなっちゃったの。だからぁ・・・・・・こうして人間をやめて、魔王様の部下にしてもらったの。この力でね、魔王様を倒しにくる勇者を一人残らず倒していくの。そうしたら、君はもう私から離れることはないでしょ?
B ふふ。最初は貴方を安全にここに連れてくるために彼女を利用したに過ぎなかったのですが・・・・・・彼女、魔物よりも強欲でしてね?心を覗いてみたら、貴方と一緒に居たいって思いで一杯だったんですよ。貴方の事を独り占めすべく、彼女にはどこかで退場してもらいたかったのですが・・・・・・こういうのも悪くないですね。
A あぁん、魔王様。そんなひどい事言わないで下さいよぅ。今はもう、魔王様の忠実な部下ですよ?
B ふふ。そうでしたね。とりあえず・・・・・・あぁ、少し歩いたところに少々寂れていますが城がありまして。それを貴方に差し上げます。そこで、思う存分愛し合いなさい。
A あぁ・・・・・・ありがとうございます。
B たまには・・・・・・私にも彼をくださいね?
A えぇー?でも、魔王様なら・・・・・・分かりましたぁ。
(近づく足音)
A うふふ。この姿になって分かったの。最初から思いを告げていれば良かったって。勇者なんてやめて、君と一緒に暮らせば良かったんだって。でも、もう悩まなくていいんだね・・・・・・うふふふ。
B 私も、貴方の事はずっと見ていましたから、実は彼女に負けず劣らず、好きなのですよ?これからは、人間の商人を装わなくてもいいと考えるだけで・・・・・・あぁ、悶えてしまいそうです。
A じゃあ、いこっか。私たちのお城に。これから時間はたっぷりあるもの。
A 愛してるよ、あなた。
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夢は1個800円の卵を毎日2個食べられる暮らしです。
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