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いたずら大好きなのに大失敗な彼女 ③
written by 拗拗
  • 恋人同士
  • 拘束
  • 甘々
  • からかい
  • ギャグ
公開日2024年05月04日 00:37 更新日2024年05月04日 00:37
文字数
2700文字(約 9分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
寝室
あらすじ
許可なしで動画や配信に使えるフリー台本です。
一人称や語尾の変更、アドリブの追加も可です。

【あらすじ】
二回もいたずらに失敗して、痛い目を見る羽目になった彼女。
落書きまみれの顔で、あなたに仕返しをしようと迫ってくる。
今度こそ、彼女はいたずらをやり遂げられるのか。それとも…。
本編
(洗面所から戻って来て)…ただいま。

はぁ、しょうがないや。やるかぁ。
ん?何するのって、見ればわかるでしょ。私の顔、落書きまみれ。君の顔、きれい。
私、言ったよね?顔洗っても落書き消せなかったら、君にも道連れになってもらうって。

いや、全然落ちなかったっていうわけじゃないんだけど…。
ほら、ほっぺの猫ひげとか口の周りはきれいに消えてるでしょ?
ただ、途中でクレンジング切れちゃって…眉毛とか、その…繋がったまま…。
あー、もう!いいの!前に注文してたのが明日には届くから。今日だけ我慢する。

でも、私だけこの顔で一日過ごすのって不公平だよね?
っていうか、そもそも本当は君が悪戯されてるはずだったんだし。だから…
(耳元で囁き)今度こそ、君のお顔にた~っぷりら・く・が・き♡してあげる。
あ~、もう。縄で縛られてるんだから無駄だって。大人しくしなよ。

(ペンのキャップを外す)

ふふ、君の顔にお絵書きして遊ぶの、金縛りの時以来だね。
これ楽しかったから、絶対またやってやろうって思ってたんだ~。
任せて。前回よりもっと気合い入れて面白い顔にしてあげる。

それじゃあ、まずは鼻からね。
私、さっき鼻のあたり真っ黒に塗ったけど、あれすっごいインク臭かったんだよ?
だから、君にもおんなじ体験させてあげる。
いくよ~?鼻の穴の周りを…ぐりぐり…。どう?臭くない?
だよね!あはは、大丈夫大丈夫。これ、意外とすぐ鼻が慣れるから。

ぶふっ!いや。今、君、すっごい鼻の穴おっきい人みたいになってる…ぷぷっ。
あー、ごめんごめん。はいはい、今から周りも塗るから。
鼻の頭全部塗り潰しちゃえば、動物の鼻みたいな感じになるって。
そしたらほら、私の鼻とお揃い。ね?君もお鼻真っ黒になっちゃえ~。

(「ごしごし」や「つんつん」など囁きながら、塗り残しがないようにしばらく重ね塗り)

…あ。今、私の顔見て笑った。ごまかしても駄目!完全に笑ってたもん。
ほら、素直に白状しなよ。何がそんな面白かったわけ?
ふーん、全体的に?うんうん。あー、特に眉毛?
へぇー、この眉毛で笑っちゃったんだ?私が眉毛繋がってるとそんなに面白いんだ?
ふーん、そっかそっか。

そういうことなら…君にもおんなじ目に遭ってもらうしかないなぁ。
鼻だって私と一緒で真っ黒なんだし、眉毛もお揃いにしたっていいよね?

じゃあ、眉間を塗って…繋げて…と。うーん。なんだろ。なんか物足りない。
やっぱり、眉毛も太くしないとバランス悪いのかなぁ。
とりあえず書いてみるか。私は凛々しい感じの眉毛になっちゃったから、君は垂れ眉ね。
こうやって、ハの字に…情けない感じで…。よし、出来た!

ぷくくっ。うんうん、いいんじゃない?意外と似合って…ぷふっ。
は~あ。やっぱり悪戯は人にする方が楽しいなぁ。

あ。目、瞑って。瞼に睫毛を…ちょんちょんちょんちょんちょん。
反対の目も書くね。ちょんちょんちょん…。
あ、せっかくだし目の下にも書いたげる。ぴっぴっぴっぴっぴ…と。
こっちの目にも…ぴっぴっぴ…。

それと、やっぱりおひげも要るよね。
おひげ…うーん、迷うなぁ。ダンディなおひげでもいいんだけど…よし。
ちょっと鼻の下伸ばして?ん~って。そうそう、ありがと。
口の周りにぐ~るぐ~る。はい、泥棒のひげ!
あ、でも眉毛の濃さに負けてるかも。もう何周かなぞって太くするね。
ぐ~るぐ~る。塗~り塗~り。あははっ、楽し~。
ついでに、鼻ももっかい塗っとこ。こちょこちょ~。あははっ。

うん、いい感じ。次はおでこかな~。

(口頭で内容を説明しながら、おでこに落書き)
(ペンのキャップを閉める)

よしよし、結構埋まってきた。後は…ほっぺか。うーん、何にしよう。
あ、そうだ。前に書いた渦巻き、あれ可愛かったからまたやってあげるよ。
でも、今度は(①でいたずらに使ったペンの説明)じゃなくて、赤の油性ペンだけどね。

(ペンを変えて、キャップを外す)

ほっぺもぐるぐる…。あ、ずれた!どうしよ。
…そう言えば、私が猫の鼻失敗した時、君、塗り潰しちゃえばいいって言ったよね?
よし、それだ。ほっぺ塗り潰して、おっきな赤い丸にしちゃおう。
(吐息がかかるような距離で、しばらく塗り潰す)
反対側も同じにするね。おんなじ大きさになるように…バランスよく…。
(再びしばらく塗る)よーし、完成!
これで君も人のこと笑えない顔になっちゃったね~。

あ、そうだ。お客様、痒いところはございませんか~?
ほら、鼻の頭とか、眉間とか、首筋とか。もしあったら、掻いてあげるよ。
うんうん。顔が全体的にくすぐったくてむず痒い?
はは~ん?なるほどね?いいよ、搔いてあげる。このペンで。
え~?私、手で掻いてあげるなんて言ったっけ~?
まあまあ、痒いのはなくなるんだし細かいことはいいじゃん。

それじゃあ、このペンでたっぷりお顔に書いて…じゃなかった。
お顔「を」掻いてあげましょうね。(「を」の部分を強調)
(「ごしごし」「かきかき」「ぐりぐり」など囁きながら、顔中のいろんな場所をペンでなでていく)
ふっ。ぷぷっ。やばい…この顔…。もう駄目、笑いが…ぷふふふふっ。

え?あ、笑いすぎ?私、もしかして調子乗り過ぎた?

(ペンのキャップを閉める)

あ~…これ、また君の縄ほどいた瞬間に仕返しされるパターンだったりする…?
しない?絶対嘘だぁ!あ~、どうしよう。またやり返されちゃう~…。
はっ、そうだ!こ、これでなんとか…!

(ペンのキャップを外す)

悪戯のお詫びに、い、今からこの油性ペンで…自分の顔に…ら、落書きします。
やり過ぎた分、私も一緒に、その…面白い顔になるから。見ててね…?
えっと、えっと、それじゃあ…ほっぺに渦巻き書くね。
ぐるぐるって書いて…こっち側のほっぺも…出来た。
それから、後は…ひげも。えっと、黒のペン…。

(キャップを閉める)(黒のペンに持ち変えて、キャップを外す)

これで鼻の下と…(鼻の下を伸ばしてふがふがと)
あごも塗って…。

(ペンのキャップを閉める)

じゃーん!ど、どう!?
ほら、私、すっごい変な顔になっちゃったよ?笑ってもいいんだよ?
もしかして、まだ足りない?ひげ、もっといっぱい書く?
えっと、えっと…へ、変顔とかしよっか!?
ほら、鼻の頭を指でぐいって上げて…豚さんだよ~。ぶーぶー(ふごふごと)

…え?それより早く縄ほどいて?
あのー、ちなみに縄ほどいたら、私ってどうなっちゃう感じ?
ですよねー…。はぁ、やっぱりこうなるのかぁ。
はい、どうぞ。好きなだけ私の顔、塗り塗りして遊んでください。

いや、確かに女の子の顔に落書きするのひどいって言ったけど…。
私、今、自分で自分の顔に油性ペンで落書きして変顔までしちゃったんだよ?
ここまで来たら、もう怖いものないよ…。
(耳元で囁き)後で、この落書きまみれの顔でイチャイチャしてやるから。覚悟しろ~!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
いたずら大好きなのに大失敗な彼女 ③
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
拗拗
ライター情報
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