ある日、貴女はブラックコーヒーに挑戦しようとするが、結局飲めず、彼氏に言わんこっちゃないと言わんばかりに砂糖とミルクを大量にぶち込まれる。
そこで貴女も仕返しとして、彼氏のコーヒーに同じく砂糖とミルクを大量にぶちまけるという暴挙に出るのだった…

なぁ、コーヒー淹れたけど…飲む？

ん、はいどーぞ。熱いから気をつけてな。

…えと、何やってんの？砂糖とミルクは？いつも入れてるだろ？

はぁ？そんなん、普通に入れちまえばよくね？

てかブラック飲めねえだろ、お前…

いや、無理して俺と同じもの飲まんでも…

俺は単にブラックが一番好きだから飲んでるだけだし…

ほら、言わんこっちゃねぇ。全然飲めてねえじゃん。

そんな意地はらんでも……はい、砂糖ドバー。あとミルクもダバダバーっと。

え、入れすぎ？でも苦いよりマシだろ。

まぁいいから飲んでみ？案外いけるかもよ？

ははっ、そっか。甘すぎか。そりゃ悪かった。

あー、ごめんて。謝るから…

…っておい！俺のコーヒーに何してくれてんだよ！

うわー…こんなに砂糖とミルクぶち込んじゃって…甘すぎて飲めないやつだぞ、これ…

仕返しってお前なぁ…子どもじゃねえんだから…

開き直んなよ、ったく…

(コーヒーを飲む)

あっま…！これはキツい…！流石に飲めんて…！

あーあ…とりあえずもう一回作り直してくるわ。

あ？なに？勿体無いけど、このコーヒーは捨てr…

(キスされる)

えっと何？なんで今キスした？

いや、知らねえし…キスとコーヒーなら、コーヒーのが甘いだろ、多分。

今日のお前のテンション謎すぎ…なんかあった？悩みあるなら聞くけど？

んー…よー分からん。とりあえずこうしとけばいい？

(キス)

くっそ甘いコーヒー飲んだ後だから、甘いだろ？今のキスも…

何がずるいんだよ。先に仕掛けてきたのは、お前からだろー。

なんなら、口移しで飲ませてやろうか？この激甘コーヒー。

え、やだ。俺が飲ませたい。飲まされる側じゃなくて。

お前も飲ませたい側かよ…じゃあジャンケンで決めよ。

ジャーンケーン、ポン！

はい、俺の勝ち。じゃあお前飲まされる側な。

ずるくありません。とりあえずコーヒー口に含んで…

(コーヒー口移し)

あ、わり。ちょっとこぼれた。すまん。

いだだ！ごめんって！初めてだから勘弁してって！

とりあえず洗濯機に突っ込んでくるから、服脱いで。

あ、今のは冗談。着替えてきていいよ。

え…なにその無理ゲー？俺に死ねと？

一晩で何発も入れられたら、腹上死する自信しかないんですが…

あーもー、分かったよ。今日はお前の気がすむまで付き合うから。

その…頑張るけど、お手柔らかによろしくな…？

・台本（ゆるボイ！）
コーヒーを介した彼氏との激甘な日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎