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すっぴんを褒めてくれる彼氏はとにかくズルい
written by 松平蒼太郎
  • ラブラブ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • すっぴん
  • キス
公開日2023年09月14日 08:23 更新日2023年09月14日 08:23
文字数
1119文字(約 3分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼氏
視聴者役柄
彼女
場所
彼女宅
あらすじ
付き合いたての彼氏が貴女の家に遊びに来た。彼を初めて家にあげて緊張している貴女は自分がすっぴんであることをすっかり失念してしまっていて…?
本編
(インターホンを押して、ドアが開く)


よ~。呼ばれたから、遊びに来たけど。上がっていい?


ども。んじゃ、お邪魔しまーす。


(彼女の部屋に上がる)


…あれ?そういや、俺ってお前ん家上がるの初めてだっけ?


そっか…どうりでなんか見覚えないわけだ。


ボケてねえよ。俺まだ二十代前半だぞ?


お、サンキュー。このお茶、媚薬とか入ってない?大丈夫?


はは、冗談だって。そんなもん、官能小説とか同人誌とかでしか起こりえないよな。わかってるって。


(黙ってお茶を飲んで、彼女の顔を見つめる)


…なぁ。お前ってそんな可愛かったっけ?


え?いや、何となく…外では見られない色気があるなって。


あ、それ、すっぴん?そうなんだ。思ったより可愛くてビックリした。


はぁ?俺がお世辞言うようなタマか?てか、彼女にお世辞言ってどーすんだよ。


いや、ホントに可愛いって。世辞抜きで。


つーかこれ、普通に彼氏特権じゃね?なんか嬉しい。


いや、俺のことは褒めなくていいから。カッコイイも何も、俺はいつもどうりだろうが。


それより、もうちょい顔、近くで見してもらっていい?


(彼女の顔をまじまじと見つめる)


へぇ~…やっぱ可愛い。間違ってキスしそうんなった。


ちょっと…何心配してんの?俺がどっかで頭打ったとでも言いたげな顔だな。


打ってねえよ。失礼な奴だな、お前…


(彼女の顔を写メで撮る)


はい、撮れた。これ、新しい待ち受けにしよーっと。


なんでだよ。いいじゃんか、可愛いんだし。


大丈夫、他の人には見せないようにするって。俺だけの貴重なすっぴん彼女だし。


あー、もう…わかったよ。そこまで言うなら、普通にフォルダに保存しとくわ。


ん?普段のお前?可愛いけど、なんで?


あぁ、化粧してるときは、まぁ普通?そこそこ理想の彼女って感じ。


そこそこはそこそこだよ。それ以上でもそれ以下でもない。


普段のお前が悪いとかじゃなくて、今のお前が特別感あっていいなってこと。わかった?


そ。まぁ、さっきはすっぴんで出迎えられて、内心驚きまくってたけどな。一瞬、「え、誰?」ってなったし。


それはすまん。俺、あんまり顔に出るタイプじゃないらしい。


淡泊、ねぇ…じゃあ、そうじゃないことも見せてあげなきゃ、な?


(彼女の後頭部手で固定してキス)


ごめん、なんか急にキスしたくなった。悪く思うな~?


いや、逃がさん。恥ずかしいとか、そんな言い訳通じねーから。


なんなら、やってる俺のほうが恥ずかしいもん。恋人同士なんだから、恥ずかしさくらい、共有しようぜ。な?


(連続キス)


…ごっそさん。もう満足した。ありがとな。


(彼女に服の袖を引っ張られる)


…何?服の袖、伸びちゃうから…


…キスで終わりはダメ?もしかして彼氏失格?


あー、はい…生殺しにして、ごめんなさいなんだ。


へーい…ま、せっかく彼女ん家来たんだし、いっか。ヤることヤっても、さ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
すっぴんを褒めてくれる彼氏はとにかくズルい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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