-----（家に来たいと連絡があり、彼女が君の家にやってくる）

よっ。来たよ～。
この袋？　うん、晩ご飯作ってあげようと思って、具材買ってきた！
まだ晩ご飯、食べてないよね？　
よかった、もう食べてたら、ってちょっと不安だったんだ～。

今日のメニュー？　それはできてからのお楽しみだよ～。
んじゃ、台所借りるね。

-----（料理しながら）

ん、今日？
うん、なんか家にいても宿題手につかなくてさ。両親はここ数日外出してて家にいないし。
君と一緒なら頑張れるかなーって。えへへ。
いや～、君が一人暮らしで、しかも家が近くて助かったよ。
なんで、って？　だってこうやって一緒にいる時間がちょっとでも長くなるじゃん。
もし1時間とかかかる距離だったら、今頃宿題辛くて心細くて泣いてたかもしれないっ。

え～、大げさじゃないよ～。
だって電話で君と話すだけだったらもっと寂しくなりそうだったんだもん。
「本当は宿題やるつもりないだろ」って？
…あはは～。バレてた？
うん、今日一緒に帰ったけど、正直バイバイするのイヤだった。

でも君もちょっと嬉しかったんじゃない？　私が君の家に来るって聞いて。
本当に～？　じゃあ別にご飯いらなかった？
うん、正直でよろしい。　じゃあ、ぱぱっと作っちゃうね。

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ほい、お待たせしました～。今日はクリームシチューですっ。　
おおっ、反応いいね。　食べるの久々？　そっかそっか。
じゃあ準備もできたし早速食べよっ。

いただきま～す。熱いから気を付けてね。
どう？おいしい？　よかった～。
じゃあ私も……ふぅー、ふぅー……ってあつっ。
ははは、ちょっと舌やけどしちゃった。
「猫舌だもんな」、って？　うっさい、悪いかっ。子ども言うなっ。

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はい、お粗末様でした。
そかそか、気に入ってくれて何よりだよ。
ん、今日のシチュー？　まぁ、そりゃ君に食べてもらうためだから、家で練習はしたよ？
な、なっ…　そ、そんな面と向かって感謝されると、調子狂うじゃん…。

こほんっ。とにかく、今日残った分はグラタンとかにできるから。
お皿に入れて冷蔵庫、入れておくね。
次マカロニ持ってきて、マカロニグラタン作ったげる。

うん？宿題？
えー、今食べ終わったところなんだから、もう少しゆっくりしようよー。

ねぇねぇ、手つないで？
そういえば君ってさ、男の子なのに手小さいよね。
小さいって言っても私と同じくらいだけど。
でも私よりあったかいな。　私の手冷たいからあっためてー。えへへ。

恋人つなぎって、なんか普通につなぐよりもドキドキしない？
うん、私もドキドキしてる。
でも、ちょっと足りないなー…。えいっ。

ぎゅーっ。
んー。ふふっ、君の匂いがする。うん、いい匂い～。
やっぱりこれがないとだめだなぁ、私。

うん？眠くなってきちゃった？
そっかそっか。私もちょっと眠いかも。
今日はお泊りしたいなー。あ、でも着替え持ってきてないや。
買い出し行かなきゃだったから、準備する暇なかったんだよね。
えっ、部屋着貸してくれるの？　やったぁ、ありがとう～。
じゃあ早速お風呂入るね。

お待たせ～。うん、準備できたよ。
やっぱり身長差あるからちょっとサイズ大きいや。
似合ってる？　えへへ、ありがと。
それじゃ、お邪魔しま～す。
おぉ…お布団あったかいー。　まだ外結構寒いけど、二人で入るとあったかいね。

ねぇ、もうちょっとこっちきて？もっかいぎゅーしよ？
ぎゅーーーっ。はふぅ。
もうこの匂いから離れらんないなぁ。君にダメにされちゃった。えへへ。

私も結構眠くなってきちゃったや。

明日？　うん、講義はお昼からだよ。
君もなの？　じゃあ二人で午前中ごろごろできるね。ふふっ。
うん、それじゃ電気消すね？
また明日ね、おやすみ～。

・台本（ゆるボイ！）
料理を作りに来てくれた彼女
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・台本制作者
のみやま