- ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1205文字(約 4分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
んっ……んん〜…ごめん、もうちょい寝かせて…
あー、もうこんな時間……締め切りまでもうすぐかぁ…
わーかってるって。もうすぐ原稿仕上がるから…もうちょい頑張る……その栄養ドリンク、ちょうだい…
んぐっ……ふぅ。んじゃ、残り書き上げますかね…
んー?どうしたの?………あぁ、小説の内容ね。そんなに気になる?
出来上がったら見せる。まぁ黙って待っててよ。
よしっ、できたー!あとはこれを担当者に見せれば…!
あぁ、ごめんごめん。その前に君に見せる約束だったね。ほら。どーぞ。
どう?わたし渾身の力作は?……そう。これはフィクションと銘打ったノンフィクション。君とわたしの愛の物語だよ。
すごいでしょ?完全にこれまで起こった出来事どおりでしょ?
ありえない?あははっ、たしかにね。見えるはずのない君の行動まで書けるわけないよね、普通は。
けどわたしって自分で言うのもなんだけど、天才だからさ。こういうこともできちゃうんだよねえ。
どういうことって、簡単な話だよ。……ほら、これ。さっきのやつの続編ね。
あははっ!わかっちゃった?…そう、これは今さっき起こった出来事。
君がわたしを起こして栄養ドリンク渡してくれた場面。これがどういうことかわかる?
未来予知?んー、ちょっと違うな。予知してるんじゃなくて、未来を実現してるの。
わたしの書いたことは現実で起こる。つまり、わたしの小説は現実そのものってわけ。
ふふ、無駄だよ。これはデータでバックアップ取ってあるからね。この紙の原稿を破ってもわたしの書いた筋書きは変わらない。
これから先の展開が気になる?言ったでしょ、これは君とわたしの愛の物語だって。
君はこれからわたしと結ばれる。これはもう決定事項なの。
うん、実はもうほとんど完成してるんだよね。だから物語の結末はすでに決まってる。
君が今から何を考えてどんな行動をしても、結果は変わらない。っていうか、その行動も全部わたしの筋書き通りなんだけどね。
ありがとね、今まで甲斐甲斐しくわたしの身の回りの世話をしてくれて。
君がわたしの小説を気に入ってくれて、わたしを支えるって言ってくれたときはすごく嬉しかった。
まさか通いでお世話をしてくれるまでとは思わなかったけど。
うん、最初は迷惑だったかな。いちいち人の生活態度に口出してうるさいって思ってたし。
けど、まぁなんて言うのかな…わたしのことを思ってくれての行動だってだんだんわかってきたんだよね。
わたしみたいなズボラでいい加減な女を相手にしてくれるのは、君と、あとはわたしの担当者くらいだよ。
まぁとにかく、わたしはそんな君のことが大好きになっちゃったってこと。
え?俺はあなたの小説が好きなのであって、あなた自身を恋愛的な意味で好きなわけじゃない?
そっかそっかぁ…まぁ関係ないけどね。さっきも言ったとおり、物語の結末はすでに決まってるからね。さっさと認めた方が楽になれるよ?
あーあ、行っちゃった。けど君は必ずわたしのところに戻ってくる。ふふ、今から楽しみだなぁ♪
あー、もうこんな時間……締め切りまでもうすぐかぁ…
わーかってるって。もうすぐ原稿仕上がるから…もうちょい頑張る……その栄養ドリンク、ちょうだい…
んぐっ……ふぅ。んじゃ、残り書き上げますかね…
んー?どうしたの?………あぁ、小説の内容ね。そんなに気になる?
出来上がったら見せる。まぁ黙って待っててよ。
よしっ、できたー!あとはこれを担当者に見せれば…!
あぁ、ごめんごめん。その前に君に見せる約束だったね。ほら。どーぞ。
どう?わたし渾身の力作は?……そう。これはフィクションと銘打ったノンフィクション。君とわたしの愛の物語だよ。
すごいでしょ?完全にこれまで起こった出来事どおりでしょ?
ありえない?あははっ、たしかにね。見えるはずのない君の行動まで書けるわけないよね、普通は。
けどわたしって自分で言うのもなんだけど、天才だからさ。こういうこともできちゃうんだよねえ。
どういうことって、簡単な話だよ。……ほら、これ。さっきのやつの続編ね。
あははっ!わかっちゃった?…そう、これは今さっき起こった出来事。
君がわたしを起こして栄養ドリンク渡してくれた場面。これがどういうことかわかる?
未来予知?んー、ちょっと違うな。予知してるんじゃなくて、未来を実現してるの。
わたしの書いたことは現実で起こる。つまり、わたしの小説は現実そのものってわけ。
ふふ、無駄だよ。これはデータでバックアップ取ってあるからね。この紙の原稿を破ってもわたしの書いた筋書きは変わらない。
これから先の展開が気になる?言ったでしょ、これは君とわたしの愛の物語だって。
君はこれからわたしと結ばれる。これはもう決定事項なの。
うん、実はもうほとんど完成してるんだよね。だから物語の結末はすでに決まってる。
君が今から何を考えてどんな行動をしても、結果は変わらない。っていうか、その行動も全部わたしの筋書き通りなんだけどね。
ありがとね、今まで甲斐甲斐しくわたしの身の回りの世話をしてくれて。
君がわたしの小説を気に入ってくれて、わたしを支えるって言ってくれたときはすごく嬉しかった。
まさか通いでお世話をしてくれるまでとは思わなかったけど。
うん、最初は迷惑だったかな。いちいち人の生活態度に口出してうるさいって思ってたし。
けど、まぁなんて言うのかな…わたしのことを思ってくれての行動だってだんだんわかってきたんだよね。
わたしみたいなズボラでいい加減な女を相手にしてくれるのは、君と、あとはわたしの担当者くらいだよ。
まぁとにかく、わたしはそんな君のことが大好きになっちゃったってこと。
え?俺はあなたの小説が好きなのであって、あなた自身を恋愛的な意味で好きなわけじゃない?
そっかそっかぁ…まぁ関係ないけどね。さっきも言ったとおり、物語の結末はすでに決まってるからね。さっさと認めた方が楽になれるよ?
あーあ、行っちゃった。けど君は必ずわたしのところに戻ってくる。ふふ、今から楽しみだなぁ♪
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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