- ヤンデレ
- 妹
- 監禁
- ストーカー
公開日2021年12月06日 17:59
更新日2021年12月09日 18:14
文字数
2295文字(約 7分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ブラコンヤンデレ妹
視聴者役柄
鈍感お兄ちゃん
場所
お兄ちゃんの一人暮らしの家
あらすじ
都会での仕事が決まって実家を出てから数か月。
新たな暮らしにも慣れ、彼女も出来たその最中、あなたはいきなり妹に監禁されてしまう。
どうやら妹はあなたのことを好きだったらしく……
新たな暮らしにも慣れ、彼女も出来たその最中、あなたはいきなり妹に監禁されてしまう。
どうやら妹はあなたのことを好きだったらしく……
本編
(ドア音)
おかえりー。
どこって、後ろだよ?
久し振りだね、お兄ちゃん。
(スタンガン)
あ、起きたかな。
おはよう、お兄ちゃん。
あんまり動かないでね。
お兄ちゃんの身体は今、縛られてるから無理に動こうとすると痛めちゃうよ?
あと、本気で逃げようとされると、私が拒絶されてるみたいで悲しいし。
んふふ、お兄ちゃんの目、必死に訴えてるね。
何でこんなことするんだって。
そりゃそうだよね。お兄ちゃんにとっては久し振りに会った妹にいきなりスタンガンで気絶されられて、拘束されるなんて訳が分からないと思う。
でも、全部、全部、お兄ちゃんが悪いんだからね?
……ふーん、自覚はしてないんだ。
お兄ちゃん、何で私はこんなことをしちゃったんだと思う?
わからない、じゃないよ。
ちゃんと、もっと私のことを考えて?
お兄ちゃんが、私にした仕打ちを。
お兄ちゃんの償うべき罪を。
……そっか、本当に何もわかってないんだね、お兄ちゃんは。
私を捨てて、家を出て行ったくせに。
そんなこと……?
今、お兄ちゃんそんなことって言った?
(驚き、責めるように)私にとっては大大大大だ―――いっ事件なのに!?
そうだよね、お兄ちゃんがそれを悪いことだってわかってるとしたら、私に今監禁なんかされてないもんね。
でも、安心して?
監禁して私のものになってるんだって思うと、今の妹の気持ちに寄り添えないダメなお兄ちゃんだとしても許してあげられるんだ。
もちろん、絶対に逃がしてはあげないけれど。
お兄ちゃんには一生の監禁を以て償ってもらわないといけないからね。
そう、それくらい私のことを傷付けたんだから。
ただし、私を傷付けたのは家を出たことだけじゃないけどね?
はぁ……それもお兄ちゃんはわかってないんだから……
逆によくもここまでお兄ちゃんは私の心を無下にできるよね。
もしかして、わざとなの?
……そうだよね! 私の気持ちは事あるごとに……ううん、何にもなくても、お兄ちゃんが存在しているというだけで湧き上がる無限の恋心を曝け出していたはずだもん。
いくら鈍感なお兄ちゃんだとしても気付いてないって言い訳できないくらいに迫ってあげたんだから!
それなのにお兄ちゃんは「仕事が決まったから上京する」って言って家を出て行っちゃって……
仕事って何よ! お兄ちゃんにとって妹より大切な存在なの!?
ううん、お兄ちゃんにはそんなもの必要ない。
何もかも、私さえいればいらないの。
例えば、“彼女”なんていう人の存在も。
私が知らないとでも思った?
お兄ちゃん、最近はよく女の人と一緒に帰るようになったよね。
お兄ちゃんの格好いい笑顔、私以外に見せて欲しくないのに、あんなにやたらと見せちゃって。
(苛立ち気味に)見せつけてるの?
そんなつもりはない? というか、何で知ってるのか?
流石は鈍感お兄ちゃん。
(囁き)なーんにも気付いてないんだね。
私ね、お兄ちゃんが家を出ちゃってから、私もお兄ちゃんについて行くことにしたの。
うん。こんなところまで。
だから、学校も辞めちゃったんだ。
お兄ちゃんと違って、私は学校なんかよりお兄ちゃんの方が大事なんだもん。
それで私もこっちに来て、ずーっとお兄ちゃんのこと、見てたんだよ?
毎日、朝から晩まで、1秒たりともお兄ちゃんから目を逸らしたりせずに。
ん? じゃあどこに寝泊まりしてるのか?
わかるでしょ?
(怖めに)ここだよ?
そうなんです。お兄ちゃんの家には私も密かに住んでいたのでしたー。
……だから、お兄ちゃんの暮らし全てをよーくわかってるの。
料理も、お風呂も、トイレも、おやすみも、
(急に気を重くする)そして……。
やっぱり、凄まじい苦痛だよ。思い出すことさえ頭が痛い。
……お兄ちゃんと彼女さん、もうそこまで進展してるんだね。
私、お兄ちゃんの家ではベッドの真下にいるから、しっかりと聞こえてるんだ。
うるさくて、耳を塞いでも貫通するあの女の声とベッドの軋む音。
私は眠りに逃げることも出来ず、そこから動けもしないで、ずっと、ずっと、耐えてた。
お兄ちゃんが寝取られてるって思いながら、声を殺して、泣きながら耐えてた。
本当にお兄ちゃんと彼女さんは愛し合ってるんだね。
部屋に仕掛けたカメラにもしっかりと映ってるの。
(感情をぶつける)私、お兄ちゃんが誰かのものになるのを知るために、お兄ちゃんの付き纏いになったわけじゃないの!
私がずっとお兄ちゃんだけを見つめ続けているみたいに、お兄ちゃんの視界に私だけしか映らないように染めに来たはずなのに……。
どんなに鈍感なお兄ちゃんでも、ここまで言えば私がお兄ちゃんを監禁しちゃう理由、わかるでしょ?
うん。もう、あんなの、見たくも聞きたくも気付きたくもないの。
それに、お兄ちゃんの視界を私の手で染め直すのが一番簡単だし。
彼女さんにはさっき、別れてくれってメール、送っておいたよ。
仕事も辞めるって、お兄ちゃんの上司に伝えておいたよ。
お兄ちゃんは何もしなくていいんだ。
お兄ちゃんはただ私を受け入れることだけを考えていればいいの。
私の大好きなお兄ちゃんもまた、私を大好きでいてくれればいいの。
ああ、お兄ちゃんを手に入れる方法って、こんなにも単純だったんだね……!
こんなことなら、お兄ちゃんに彼女が出来る前に、お兄ちゃんが家を出ちゃう前にやっちゃえばよかった……
当たり前だよね。
お兄ちゃんは素敵な人だから、油断してたらすぐにいろんな女が寄ってきちゃう。
でもね、今だから感じられることだってあるの。
お兄ちゃんをあんな奪われ方されたからこそ、奪い返した今、こんなにも幸せなんだもん。
お兄ちゃんの身体のぬくもりをこんなにも愛おしく思うことだってなかったはず。
もう、逃がさないよ。
お兄ちゃんの身も心も、私が1秒たりとも離さないから。
おかえりー。
どこって、後ろだよ?
久し振りだね、お兄ちゃん。
(スタンガン)
あ、起きたかな。
おはよう、お兄ちゃん。
あんまり動かないでね。
お兄ちゃんの身体は今、縛られてるから無理に動こうとすると痛めちゃうよ?
あと、本気で逃げようとされると、私が拒絶されてるみたいで悲しいし。
んふふ、お兄ちゃんの目、必死に訴えてるね。
何でこんなことするんだって。
そりゃそうだよね。お兄ちゃんにとっては久し振りに会った妹にいきなりスタンガンで気絶されられて、拘束されるなんて訳が分からないと思う。
でも、全部、全部、お兄ちゃんが悪いんだからね?
……ふーん、自覚はしてないんだ。
お兄ちゃん、何で私はこんなことをしちゃったんだと思う?
わからない、じゃないよ。
ちゃんと、もっと私のことを考えて?
お兄ちゃんが、私にした仕打ちを。
お兄ちゃんの償うべき罪を。
……そっか、本当に何もわかってないんだね、お兄ちゃんは。
私を捨てて、家を出て行ったくせに。
そんなこと……?
今、お兄ちゃんそんなことって言った?
(驚き、責めるように)私にとっては大大大大だ―――いっ事件なのに!?
そうだよね、お兄ちゃんがそれを悪いことだってわかってるとしたら、私に今監禁なんかされてないもんね。
でも、安心して?
監禁して私のものになってるんだって思うと、今の妹の気持ちに寄り添えないダメなお兄ちゃんだとしても許してあげられるんだ。
もちろん、絶対に逃がしてはあげないけれど。
お兄ちゃんには一生の監禁を以て償ってもらわないといけないからね。
そう、それくらい私のことを傷付けたんだから。
ただし、私を傷付けたのは家を出たことだけじゃないけどね?
はぁ……それもお兄ちゃんはわかってないんだから……
逆によくもここまでお兄ちゃんは私の心を無下にできるよね。
もしかして、わざとなの?
……そうだよね! 私の気持ちは事あるごとに……ううん、何にもなくても、お兄ちゃんが存在しているというだけで湧き上がる無限の恋心を曝け出していたはずだもん。
いくら鈍感なお兄ちゃんだとしても気付いてないって言い訳できないくらいに迫ってあげたんだから!
それなのにお兄ちゃんは「仕事が決まったから上京する」って言って家を出て行っちゃって……
仕事って何よ! お兄ちゃんにとって妹より大切な存在なの!?
ううん、お兄ちゃんにはそんなもの必要ない。
何もかも、私さえいればいらないの。
例えば、“彼女”なんていう人の存在も。
私が知らないとでも思った?
お兄ちゃん、最近はよく女の人と一緒に帰るようになったよね。
お兄ちゃんの格好いい笑顔、私以外に見せて欲しくないのに、あんなにやたらと見せちゃって。
(苛立ち気味に)見せつけてるの?
そんなつもりはない? というか、何で知ってるのか?
流石は鈍感お兄ちゃん。
(囁き)なーんにも気付いてないんだね。
私ね、お兄ちゃんが家を出ちゃってから、私もお兄ちゃんについて行くことにしたの。
うん。こんなところまで。
だから、学校も辞めちゃったんだ。
お兄ちゃんと違って、私は学校なんかよりお兄ちゃんの方が大事なんだもん。
それで私もこっちに来て、ずーっとお兄ちゃんのこと、見てたんだよ?
毎日、朝から晩まで、1秒たりともお兄ちゃんから目を逸らしたりせずに。
ん? じゃあどこに寝泊まりしてるのか?
わかるでしょ?
(怖めに)ここだよ?
そうなんです。お兄ちゃんの家には私も密かに住んでいたのでしたー。
……だから、お兄ちゃんの暮らし全てをよーくわかってるの。
料理も、お風呂も、トイレも、おやすみも、
(急に気を重くする)そして……。
やっぱり、凄まじい苦痛だよ。思い出すことさえ頭が痛い。
……お兄ちゃんと彼女さん、もうそこまで進展してるんだね。
私、お兄ちゃんの家ではベッドの真下にいるから、しっかりと聞こえてるんだ。
うるさくて、耳を塞いでも貫通するあの女の声とベッドの軋む音。
私は眠りに逃げることも出来ず、そこから動けもしないで、ずっと、ずっと、耐えてた。
お兄ちゃんが寝取られてるって思いながら、声を殺して、泣きながら耐えてた。
本当にお兄ちゃんと彼女さんは愛し合ってるんだね。
部屋に仕掛けたカメラにもしっかりと映ってるの。
(感情をぶつける)私、お兄ちゃんが誰かのものになるのを知るために、お兄ちゃんの付き纏いになったわけじゃないの!
私がずっとお兄ちゃんだけを見つめ続けているみたいに、お兄ちゃんの視界に私だけしか映らないように染めに来たはずなのに……。
どんなに鈍感なお兄ちゃんでも、ここまで言えば私がお兄ちゃんを監禁しちゃう理由、わかるでしょ?
うん。もう、あんなの、見たくも聞きたくも気付きたくもないの。
それに、お兄ちゃんの視界を私の手で染め直すのが一番簡単だし。
彼女さんにはさっき、別れてくれってメール、送っておいたよ。
仕事も辞めるって、お兄ちゃんの上司に伝えておいたよ。
お兄ちゃんは何もしなくていいんだ。
お兄ちゃんはただ私を受け入れることだけを考えていればいいの。
私の大好きなお兄ちゃんもまた、私を大好きでいてくれればいいの。
ああ、お兄ちゃんを手に入れる方法って、こんなにも単純だったんだね……!
こんなことなら、お兄ちゃんに彼女が出来る前に、お兄ちゃんが家を出ちゃう前にやっちゃえばよかった……
当たり前だよね。
お兄ちゃんは素敵な人だから、油断してたらすぐにいろんな女が寄ってきちゃう。
でもね、今だから感じられることだってあるの。
お兄ちゃんをあんな奪われ方されたからこそ、奪い返した今、こんなにも幸せなんだもん。
お兄ちゃんの身体のぬくもりをこんなにも愛おしく思うことだってなかったはず。
もう、逃がさないよ。
お兄ちゃんの身も心も、私が1秒たりとも離さないから。
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