ごめんなさいね、坊や。

待ち合わせに遅れてしまって。

ふふっ、いいじゃないの。坊や呼び。

わたしの方が年上なんだし。

それよりも早く行きましょ。

わたし、坊やと飲みに行くの楽しみにしてたんだから。



ふふっ、そう…

坊やもお仕事、大変ね。

まぁそれは社会人誰しもが経験してることだし、そんなに気にしなくていいわよ。

それこそ、坊やの上司だって経験してるはずよ。

ふふっ、そうそう。気にしすぎないのが一番。

…坊や？もしかして眠たい？

そう…じゃあここらでお開きにしましょうか。

あぁ、いいわよ。こっちで立て替えとくから。

えぇ、支払いは後でいいわ。

タクシー捕まえてくるから、坊やはここで少し待っててちょうだい。



あらあら…少し酒のペースが早いとは思ってたけど、かなり酔ってるわね。

大丈夫？歩ける？

いいわよ、肩につかまって。

ふふっ、坊やのいい匂い…

いいえ？なんでもないわ。

さ、着いたわよ。

わたしの家だけど、今夜はここで休んでいきなさい。

あら、遠慮しなくていいわよ。

というか、その千鳥足でどうやって家に帰るつもり？

ふふっ、わたしは大丈夫よ。さ、上がって。



坊や？少しは楽になった？

そう。ならよかった。

酔いも少しは醒めたみたいだし…

うん、そろそろいいかしら。

何がって……うふふっ。

それ、わたしの口から言わせる気？

(押し倒す)

ねぇ、坊や…今夜はわたしと気持ちイイこと、しない？

ふふふ…その慌てぶり、やっと今自分の置かれてる立場が分かったみたいね。

けどダーメ♡

坊やはもうカゴの中の鳥。

絶対に逃がしてあ・げ・な・い♡

大丈夫よ。お姉さんにお持ち帰りされたこと、後悔させないから♡

ここまで我慢してきたんだし…

それにさっきの立て替えの分、支払ってもらわないと。

だから坊やのこと、メチャクチャにしていい？

いいじゃない、そんなこと気にしなくて。

たしかに昼間は取引先の人間だけどぉ…

今は大人の、プライベートの時間♡

もう一緒に飲みにまで行ったんだし…今さらでしょ？

あれ、そうだっけ？

坊やに彼女なんていたかしら？

ま、いたとしても、今はそんなこと関係ないけど。

坊やはわたしだけ見てればいいの。

他の女のことなんて考えちゃダメ、ね？

ふふっ、いい子いい子…

さ、坊や。お姉さんがしっかりリードしてあげるから…

お姉さんの言うとおりに身体、動かしてね…？

・台本（ゆるボイ！）
取引先の美人なお姉さんと飲みに行ったら、お持ち帰りされた
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・台本制作者
松平蒼太郎