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ヤンデレな神剣に愛され過ぎて道具を道具として見られない〜蛇姫・天叢雲剣編〜
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 拘束
  • 調教
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 神剣
  • 自信家
  • のじゃ系
公開日2022年01月17日 20:57 更新日2022年01月17日 20:57
文字数
1157文字(約 3分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神剣
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
ほぅ…やっと妾(わらわ)の出番か。

して、何をすればよい?

ふむ…あの有象無象を薙ぎ払えばよいのか?

お主もつまらん仕事をするものよのぅ。

あのような雑魚、放っておいてもなんの害もなかろうに…

あー、わかっておる!

やればいいんじゃろう、やれば!

一振りでよい。奴らを根絶やしにしてくれる…!



ご苦労であったな。

どうだった?我が刃の切れ味は?

ふふふ、そうであろう。

炎すら薙ぎ払う妾の力をもってすれば、奴等など豆腐も同然。

お主も妾の使いどころが分かってきたの。

なに?さっきと言ってることが違う?

さ、先ほどの発言をほじくり返すな、馬鹿者が!

と、とにかく!これで妾の力がよく分かったであろう!

ん?……そうじゃな、妾は完全復活を諦めてはおらん。

お主に退治されて、魂のみがこの剣に封印されてしまったが、それまでは天すら脅かす化け物じゃったからな。

先ほど見せた力も所詮、妾の力の一部に過ぎん。

のう…妾を完全復活させれば、お主が憎む神々も一網打尽にできるぞ…?

ふっ、言ってくれるな。生意気な小僧よのぅ。

ま、今はせいぜいお主の道具として、こき使われてやるとしようか。

なんだかんだ、今の姿も嫌いではないしな。

それにお主からもらった天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)という名も悪くない。

なんじゃ、急に改まってどうした?

うむ、天界の神と刃を交えたことならあるぞ。

彼奴(きゃつ)ら、思い出したように妾を討伐しにきよったわ。

特に四神の青龍とかいうのが、中々手強かったな。

妾と似たような姿をしおってからに…忌々しい奴じゃった。

どうした、急に顔色を変えおって…

ほぅ…それは面白いな。

まさかかつての妾の敵が、お主の仇敵の守護を務めているとは。

ふふふ…これはますます妾を選んでもらわねばならんな。

なんのことだって…

決まっておろう、お主の正妻のことじゃ。

お主も優柔不断じゃのう。

そんなもの、スパッと決めてしまえばよかろうが。

オススメは妾じゃな。

妾の力を全開にすれば、神も悪魔も一振りで一掃できる。

どうじゃ?お主の目的を果たすのにも適しておろう?

まったく…本当に生意気な小僧じゃな。

妾がここまで譲歩してやってるというのに…

…悪く思うなよ?

ふふ、今さら距離を取っても遅いわ。

(噛み付く)

ふふっ…お主、意外と良い味がするではないか。

苦しいか?まぁ当然じゃな。

お主の体内に毒を流し込んだからな。

それもただの毒ではない。

のぅ…妾を見て、何か感じぬか?

ふふふ…身体が熱くて熱くてたまらんじゃろう。

お主の中の男も興奮してきたのではないか?

ご名答。媚薬ならぬ媚毒を流し込んでやったわ。

お主には、妾を封印した責任を取ってもらうぞ。

ついでに名付け親でもあるからな。

妾と生涯を共にするのは当然じゃろう。

ふふ…遠慮せんでええ。近う寄れ。

(抱きしめる)

よしよし…愛(う)い奴じゃ。

お主の男としてのサガを全て、妾にぶつけるとよい。

全部、妾が受け止めてやるからな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな神剣に愛され過ぎて道具を道具として見られない〜蛇姫・天叢雲剣編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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