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クールな先輩の嫉妬とちょっぴりあぶない計画
  • ヤンデレ
  • 年上
  • 嫉妬
  • 泥酔
  • 拘束
  • 学校/学園
  • 色仕掛け
  • 先輩
  • ダウナー
公開日2022年04月05日 01:22 更新日2022年04月05日 01:24
文字数
2824文字(約 9分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
大学のクールな先輩
視聴者役柄
後輩
場所
大学の研究室、先輩の自宅
あらすじ
長い間恋愛相談にのってくれたクールでちょっぴり毒舌な先輩は、失恋のやけ酒にも付き合ってくれる。しかしそこには先輩の計画と罠、そして3か月溜め込んだ先輩の想いが…!?
本編
[先輩の所属する研究室]


(ドアをノックする)
はいはい、開いてますよ~。
はぁ…次は一体誰が…おっと、君だったか。
あぁ、待て待て。まだ実験が終わっていないんだ。そうだな…そこの椅子に座っておとなしくしていてくれ。そもそも君、今日は講義も無かったはずだろう?

まったく。普段から君がいると作業に集中できないんだが…今日は特に邪魔が多くてな。
ん?あぁ、一緒にご飯食べに来ましょうとか、飲みに行きませんか?とか言って男どもがかわるがわる研究室に来るんだよ。気が散って仕方がない。
今のうちに自分の卒業研究を少しでも進めておきたかったんだが…

いや、愚痴ばかり言っても仕方がないな。もう今日は切り上げよう。
後片付けでもしながら君の話を聞こうか。
ん~?君の顔を見ていたらわかるさ。今日も誘えなかったんだろう?あの~…なんだっけ。君と同期の…そうそう。その女だ。
今回は何て言って断られたんだ?はは、先約か。それはしかたないなぁ。

しかし、これで君があの娘にアプローチを初めて…3か月近く経つのか。
で、毎日研究室に顔を出してはうまくいかなかったと報告するばかりで結局成果は無し、と。
いやまぁ、迷惑といえば迷惑だが、君が落ち込んでいるのを見るのは楽しかったよ。
ある時は首を傾げつつ、ある時は半泣きの君から聞く失恋話は面白かった…のだけれど、一応私はこれでも優秀な学生として期待を背負っている身だからな。君の話を聞いてばかりでスケジュールに遅れを出すわけにもいかないし…

それに、さすがに呆れてきたな。3か月間、毎日ともなると。
私に声をかけてくる男どもにも、君ほど粘り強いやつはいなかったぞ?
それが長所だって?いやいや、君ほどともなればむしろ諦めの悪さは短所じゃないのか?
それにその女もかなり人気があるんだろう?君が知らないだけで、彼氏の一人や二人いそうなものだけどなぁ。

はぁ…わかったわかった。私が言い過ぎだったよ。悪かった悪かった。
今日の愚痴は長くなりそうだ。君、デートの約束を取り付けられなかったということはこの後は暇なんだろう?
こうなると聞く方も酒がないとやってられないからな。
酒代くらいは奢ってやるから、私の部屋に来い。
先輩が、君の失恋のヤケ酒に付き合ってやると言ってるんだ。今日くらいはおとなしく言うことを聞いておけ。
さ、行こうか。用もないのに研究室にいると教授に白い目で見られるからな…
酒は帰りに買っていこう。



[先輩の家]

ふぅ~ただいまっと。今日も長い一日だった。
君も入ってきていいぞ。あまり片付いているとは言えないが、そんなに気にしないだろう?
酒は冷蔵庫に入れておくぞ~。
なぁ…さすがに買いすぎじゃないか?君、そんなに酒に強くなかったよな?
ふ~ん。まぁいいか。ヤケ酒だしな。
余った分は責任もって持ち帰ってくれよ?私は普段は飲まないんだ。特に独りではな。

ふぅ。ま、今日くらいは君も羽目を外すといいさ。どうせ私しか見てないんだ。
それじゃ、乾杯…は違うか。君は失恋したわけだしな。う~ん。いや、別に乾杯でいいか。
かんぱ~い。

おいおい、羽目を外してもいいとは言ったけども、そんなに飛ばして大丈夫なのかい?
ふ~ん?
しかしねぇ…振られたのは確かに君だが、少なからず君にも非があったんじゃないのかい?だって、さすがにしつこすぎだろう?3か月間ずっと通い詰めるとはねぇ。
はぁ…君の想い人がうらやましいよ。そんなに君に想ってもらえるなんてね。
私に詰め寄る男は少なくないが、君のように熱心な人はいなかった。私だって本当は…
おい、大丈夫か?1本目からペースが早すぎるんだよ…

なぁ、一息つくついでに、私とゲームをしないか?
ここに同じグラスが2つある。これに同じくらい酒を注いで…おい、後を向いててくれ。
ふふん、その間に細工をする、と。

よし、もうこっち向いて良いぞ。見た目では分からないが、片方には実験で使った興奮作用のある薬を溶かしてある。アルコールと合わされば効き目は抜群、目がさえるだけでなく…カラダも元気になる。まぁ、効果が切れるまで悶々としている様を見せてもらおうじゃないか。

さぁ、どっちが薬入りだと思う…?
ふぅん、そっちを選ぶのか。まぁ、飲んでみたまえ。

ふっ。ふふふ。はっはっは。どうだ?何か感じるか?まぁさすがにそれほどの即効性はない。
答え合わせをしようか。君が飲んだのは私が興奮剤を盛った方のグラスではない。ただ、もう片方には何もしていない、とは言っていないからな。君が飲んだグラスには少し強めの睡眠導入剤を仕込んでおいたんだ。んん?もう眠いか?おーい、私の声は聞こえるか?
ふむ…効いてきたみたいだな。そのまま、ゆっくり後ろに倒れこんで…ゆっくり…そうだ。そのまま…ふふ、おやすみ。



[先輩宅ベッド]

(目が覚める。縛られている。)
おはよう。アルコールは抜けたかな?
あぁ、無理に動くんじゃない。拘束が食い込んで手首を痛めてしまう。
君が眠ってしまう前のことは覚えているか?そうそう、”ゲーム”のことだ。記憶はあるようだな。
卑怯?ははは。卑怯…卑怯、か。
種明かしをしてあげよう。実はな、あのグラスにはどちらも手を加えていないんだ。あぁ、本当だ。だから君が眠くなったのはアルコールの摂取によるもの、そうでなければ…プラシーボ効果というやつだろうな。

もう一つ、真実を教えてあげよう。君が3か月間にわたるアプローチにもかかわらずあの女に振り向いてもらえなかったのは、私のせいでもあるんだよ。
直接何かしたわけではないさ。ただ私に声をかける男に、「後輩と交際しているから」といって誘いを断っていたんだ。だから、みんな君は私と付き合っていると思っていただろうな。
それに、そこそこ人気がある私と交際しているはずの君が別の女に詰め寄っているとなれば、良くない噂も流れていただろうし…そのせいか君は孤立気味だったんじゃないか?私の他に相談する相手もいなかったようだしな。ただ、おかげで毎日君に会うことができた。君が思ったよりも粘り強い性格だったが、計画は完璧だったな。

あとは君を堕とせば、作戦は成功だ。徹底的に、一生私のことしか見えないように。
毎日毎日、君から私以外の女の話を聞かされ続けて、私も我慢の限界なんだ。多少やりすぎても文句言うなよ。
ふふふ。無理に動くなと言っただろう?それとももっときつく、厳重に縛り上げてほしいのか?
それもいいなぁ。ぎっちり縛られて上気した君の顔もぜひ拝んでみたいが…それは後回しだ。
なぁに、私も君の心が簡単に揺らぐとは思っていない。君が我慢強い正確なのは私が一番よく知っている。だからまずはこの…

(声が近付く。耳元で)
君の体から、堕としていこう。あの女への未練なんかすぐに忘れさせてやろう。君があの女を追いかけていた間、私だって君のことを同じくらい想い続けていたんだ。
ふふふ…どんなに嫌がっても体は私を拒めなくなり、次第に自ら私を求め受け入れるようになる。そうなるまでじっくり責めてやるからな…今までため込んだ私の愛情を受け止めてもうぞ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールな先輩の嫉妬とちょっぴりあぶない計画
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
奏流 漁(幼女かなで)
ライター情報
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