0
久しぶりに飲みに誘ってくれた幼馴染はすでに狂気をはらんでいた
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • NTR
  • 罵倒
  • 拘束
  • 片思い
  • 飲み会
  • 泥酔
  • ヤンデレ
  • 幼なじみ
  • 殺意
  • 狂気
  • 飲み比べ
公開日2022年04月14日 11:56 更新日2022年04月14日 11:56
文字数
1954文字(約 6分31秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
飲み屋→自宅
本編
おひさー。悪かったわね、急に呼び出して。

あー、はいはい。分かってるわよ。彼女、いるんでしょ?

ただの腐れ縁だって、ちゃんと説明してんでしょ?

そ。ならいいわ。あとあたしも彼氏いるし。

問題ないわよ。ちゃんと彼氏にもアンタのこと説明してあるから。

つまり、これはお互い浮気にはならないってことで。

じゃ、さっさと飲みに行きましょ。お腹も空いたしね。




へー…アンタなかなかやるじゃない。昔はそんな飲めなかったのに。

ふーん…社内と社外の飲み会のおかげで、ねぇ…

ちなみにアレ、彼女とは社外の飲み会で知り合ったんでしょ?

話が合って意気投合したんだ…そりゃ良かったわね。

あー、はいはい。惚気話はいいわよ、めんどくさい。

は?あたし?あたしは合コンでちょっとね。

そ。地味にウマが合ったから付き合わない?って話になってそのまま…って感じ。

んー、まあ今んとこ問題なく付き合えてるから大丈夫じゃない?たぶん。

それより…そろそろ限界じゃない?いい加減諦めたら?

何のことだって…バカ、飲み比べに決まってんじゃん。

ちなみにあたしはまだまだいけるけど?

顔赤いのはアンタもでしょ。今降参するなら、酔い潰れずに済むけど?

へぇ、上等じゃない…そこまで言うんなら潰してあげる。

あとで後悔しても遅いんだからね。バーカ。




あー…やっば。なんか眠くなってきた…

うるさいわね…アンタもヘトヘトじゃない…人のこと言えないでしょ…

そうね…そろそろお開きにしましょうか。とりあえずどうする?アンタの奢り?

冗談よ。割り勘でいいわね?

オッケー…あぁ、そんくらいでいいわよ。残りはあたしが払っとくから。

それじゃ、お会計してくるからアンタは外で待ってなさい。




てか、アンタこっから歩いて帰るの?その千鳥足で…

全然平気そうに見えないけど…もしよかったら、うち寄ってく?

うん。ここからなら、あたしん家の方が近いし。

決まりね。ほら、肩貸してあげるから…

酒臭っ!アンタ、だいぶ飲んだわね…

はいはい、あたしもよね。お互い様ってわけね。

もー、しっかりしなさいよ。酒、強いんじゃなかったの?

あ〜…これは飲ませすぎたかしら?

意地っ張りなとこはホント、昔から変わらないわね…

ま、今回の飲み比べは引き分けってことにしといてあげる。

また今度、別の勝負で勝ってあげるから。

ふふっ…言ってなさいよ、バーカ。あとで泣きを見ても知らないんだから。




ほら、水。これで酔い、覚ましなさい。

ホント、手がかかるんだから…こんなんだと、彼女も苦労してるでしょうね。

…まーた惚気話?それ、もう聞き飽きたんだけど。

当たり前でしょ。散々飲みの時に聞かされたし。

人の気も知らないで幸せそうにペラペラペラペラ…

うん、めっちゃ怒ってるけど?なんなら一番最初から。

理由?本気で分からない?

(ため息)

ま、分かるわけないわよね。分かってたらそもそも、あたし以外に彼女なんてつくるわけないし。ホントムカつく。

いいわ。ちゃんと教えてあげる…こういうことよ。

(ベッドに押し倒してキス)

あたし、昔からアンタのこと好きだったのにさぁ…なんで彼女なんてつくるわけ?

へっ?じゃないわよ、オタンコナス。あたしもアンタのことが好きって前にも言ったわよね?

友達的な意味かと思った?最っ低…

乙女の告白を蔑ろにするなんて男の風上にも置けないわね。

アンタが彼女つくったって聞いた時のあたしの気持ち、アンタには分かんないでしょうね。

必死に平静装ってさぁ…「おめでとう」って言ったあの時のこと、今でもしっかり覚えてるわよ。

アンタの彼女、殺してやろうかと思った。ぽっと出の女があたしの大事な幼馴染を奪ってくれて…

でも殺すよりもっといいこと思いついた。それがこれ。

そう、寝取り。大事な彼氏くんが他の女と身体を重ねたって知ったら、どんな顔するでしょうね?

バーカ。今さら遅いわよ。何のために酔い潰したと思ったと思ってんの?

ほら…ろくに抵抗もできないでしょ?あんだけ飲ませたんだし、当たり前よね。

あたし?ちょっと頭ふらふらするけど、問題ないわ。

本当はもっと早く潰す予定だったのに、アンタが予想以上に粘るから、あたしも少し酔っちゃったじゃない。

は?彼氏?あんなの嘘よ。

アンタを誘い出すために適当にでっちあげただけ。

そ。彼氏持ちだって言ったら、アンタも気兼ねなくあたしの誘いに応じるでしょ?

ふふふっ…あたしを誰だと思ってんの?アンタの幼馴染よ?

昔からたくさん勝負事してきたけど、アンタがあたしに勝てた試し、ほとんどないじゃない。

そ。お酒の度数も量も計算しながら飲んでた。勝つためなんだし、当たり前でしょ?

あー、身体あっつ…ねぇ、そろそろヤっちゃっていい?

バカね。アンタがあたしの誘いに応じた時点でこうなることは決まってたのよ。

大人しくしてなさい…幼馴染特権できっちりリードしてあげるから。

アンタがあたしのモノだってこと、ちゃんと身体に分からせてあげるわよ…あははっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
久しぶりに飲みに誘ってくれた幼馴染はすでに狂気をはらんでいた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)