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男だと思ってた親友が水着選びでからかってきた。
written by 夜木嵩
  • ボクっ娘
  • ボーイッシュ
  • からかい
  • 水着
公開日2022年07月09日 18:51 更新日2022年07月09日 18:51
文字数
2185文字(約 7分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
親友が女性だったと知り、今までと変わらない態度を心掛けながらもどこかぎこちないあなた。
彼女はそれを知って、買い物に目的を隠しながら誘って、あなたを水着選びに付き合わせることに。

():読み方に関する指示・役の動作(効果音の発生するもの)
[]:場面指定・変更

[@待ち合わせ場所]
本編
よっす!
お待たせ~。

すまないねぇ、僕の用事だっていうのに、その僕が待たせちゃって。
それとも、君が浮足立って待ち合わせに早く来すぎちゃったって感じ?
ほら、約束の時間にはまだ早いわけだし。

でも、お店はもう開いてるだろうから、行こっか。
どこって、それは着いてからのお楽しみってことで。
ついてきて。

 [@ショッピングモール]

はい、到着。

何って、水着ショップだけど?
うん、水着。

だってさ、この前君と、この夏は一緒に海に行こうって話、しただろ?
ってことは、海水浴のために水着が必要なわけで、僕は今持ってない。
じゃあ、買うしかないよな?

何で君とって……
君に見せるものだし、君に選んでもらうのもアリかなと思ったんだよ。

やっぱり、君に喜んでほしいからさ。

どういう意味って、君が好きだから……だけど?
あとは、君には僕のこと、女として見て欲しいからさ。

まだ、君の遠慮が見えるんだ。
でも、それもわかるし、それが悪いことでも何でもない。
今まで、男だと思って接してきてた親友が、本当は女だった。
そのことを知って、どう対応するかなんて正解はないと思う。

君は優しいから、僕の気持ちと向き合おうとして、変に距離を取らないように意識してくれてるのはわかるんだ。
その気持ちはちゃんと僕に届いてる。

だけど、僕のことを打ち明けてから、僕に対して、ついつい丁寧に接しようとしてるような異性としての遠慮がないわけでもない。
それもまた、君の優しさって感じがして嫌いじゃないけどな。

ただ、僕だってさ、君と一緒にいたいから、君が遠慮しない僕でいようとしてる。
お互いに答えを探ってるせいで、平行線になってるんだよ。

だったら、思い切り動いてみようかなって考えて、折角の機会だしって誘ってみたんだけど。
君は、一緒に選んでくれるよな?

えー、カップルでもないのに恥ずかしい?
で、でも、それって……

僕のこと、やっぱり女として見てるから、ドキドキしちゃうって事だろ?

それはそれで嬉しいかも。
君が今まで僕に抱いてくれなかった感情だし。

え、してない?
ふーん、君は隠すつもりなんだ。

それなら、僕は僕で、君の心を本気で崩しにかかるまで。
……なーんて、そこまでじゃあないけどさ、君の理性と本能が戦うのも面白そうだし、今日は絶対に付き合ってもらうからな?

そもそも、本当に海に行くんなら、どっちにしても僕の水着姿は見ることになるんだから、今躊躇ったって無駄じゃないか。

それに、僕は君の大事な友達、なんでしょ?
買ってくれとも言ってないのに、たったこれだけのお願いを聞いてくれないなんて、僕は悲しいなぁ。

よし、そう来なくっちゃ。
それで、実は既に、ある程度候補は決めてあるから、こっち、来てくれる?

候補はこの3つなんだけど、これ以上は君の好みも加味して決めたくてさ。

そもそも君は、際どいのが好き?
それとも、あんまり露出は少ない方がいい?

ん? なんか君、動揺してないか?
ドキドキなんかしないって言ったのに、まさか言葉だけで反応しちゃう?

全く、耐性もなければ、隠すことも出来ない真面目くんだよな。
そういうところが好きなんだけどさ。

君の冷静さが戻るのを待ってたら閉店時間になっちゃうだろうから、取り敢えず候補、見てくれる?

1つ目は結構服っぽいやつなんだけど、タンキニって言うんだってさ。
これだと、おなかも隠れるし、体型もはっきりと見えないだろうから、君にとっては大分刺激弱めで優しい水着って感じだろうね。
デザインも派手じゃないものにしたから、僕としても結構気楽に着られるかなって思ってる。

2つ目はワンピースだから、これも肌自体はそんなに見えないんだけど、ちょっと身体にぴったりするかなって。
……あんまり、見せつけられるもの、ないかもしれないけどさ。
だけど、こうやって水着だけ見てると、こんなにくびれてることに、うわぁってなるな。
体型維持が女の子の使命っていう露骨なメッセージを感じるんだ。
な、大変だろ?

そ、それで、最後……3つ目は、これ、なんだけど……
あ、あぁ、紐ビキニってやつ。
君が望むなら……これでもいいかなって思って……
こういうの、やっぱり君みたいな男の子には受けがいいかなとは思うからさ。

僕、今までこんなの着たことないし、すっごい自分でも無理してる気がする……
なんたって、僕はこういうのとは無縁の女だと思ってたから……

で、でも、君がこれでいいって言ってくれるなら、僕は、こんな僕もまた好きになれると思うんだ。
だって、それが君の喜んでくれる僕なんだから。

ちょっとさ、挑戦してみたい気持ちもあるというか……
でも、いくらなんでも恥ずかしいというか……
少なくとも、僕一人じゃ踏み出せない領域だから、君が背中を押してくれるならいいかなって……

ああ、君に見せるのすら恥ずかしい……
こんなことするような僕じゃなかったのに……

ただ、君も顔真っ赤で完全にあたふたしちゃってるみたいだし、そこはおあいこなのかな。

も、もちろん、君に見せたからには、今更取り消したりしないからな?
というより、君に、それがいいだなんて言える度胸があるようには思えないし。

とにかく、君が選んだものにするから。
決めたのがあるなら言ってくれればいいし、まだ海に行く日までは時間もあるし、じっくりと考えてくれてもいいんだ。

そう、これでこの夏の海水浴に君と出掛けるわけ。
これはもうデートじゃないか?
にしし、それは君の気持ち次第だな。

それで、どうする?
僕の夏は、君に任せるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
男だと思ってた親友が水着選びでからかってきた。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
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