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ダウナーな学級委員長に告白したら独占欲が強かった
written by 如月英梨
  • 学校/学園
  • 学生
  • 同級生
  • ダウナー
  • ヤンデレ
公開日2022年11月13日 18:25 更新日2022年11月13日 18:25
文字数
1704文字(約 5分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あなたには好きな人が居る
それは学級委員長のクラスメイト
彼女を呼び出し告白をしたあなた
彼女はその告白を受け入れるのだが、彼女は独占欲が強かった
本編
(常にテンションを低く、淡々と)

あの〜、すみません。

進路希望の調査表の提出期限が今日までなのですが、あなただけ未提出です。

出来ているなら出していただけませんか?

でなければ、学級委員長の私まで先生に叱られます。

(間)
(記入済みの進路希望調査表を渡される)

はい、確かに。

書けているなら、すぐに出してください。

もしかして、わざとギリギリに提出しているのですか?

はぁ……何故そのような事をするのですか?

面倒な仕事を更に面倒にしないでください。

ほら、用が済んだなら、早く下校してください。

あなた以外の生徒はとっくに帰宅していますよ。

本当は私も、もっと早く帰宅出来ていたんですが、あなたのせいで遅くなりました。

私は職員室に進路希望調査表を提出しに行くので、あなたはさっさと帰ってください。

それとも、ご自分で提出なさいますか?

先生にこっ酷く叱られるのは、あなたですがね。

私が提出した方が叱られずに済みますし、良いと思いますが、どうされますか?

(間)

分かりました、私が提出しておきます。

次は余裕を持って提出してください。

(間)
(数日後)

(SE:屋外の為、砂か砂利の足音)

来ましたよ。

呼び出したのは、あなただったんですね。

人気の無いところに女の子を呼び出すなんて、何を考えているんですか?

ふむ……ここは先手を打つとしましょう。

えー、警察に電話――何ですか?

(間)

好きだから付き合ってほしい?

えっと、あの〜、話が見えないのですが?

いきなり呼び出したかと思えば、唐突な告白ですか……。

あなたが私を好きになるキッカケなんてありましたか?

(間)

いつも気にかけてくれて、注意してくれるところが好き……ですか……。

あなた、ドMですか?

それに、気にかけている訳ではないです。

私はクラスの仕事をしているだけで、それをいつもあなたが邪魔しているからです。

もしかして、私と話す口実が欲しかったのですか?

(間)

全く、面倒な人ですね。

良いですよ、付き合っても。

確認ですが、二言は無いですね?

撤回しませんね?

後から、やっぱり無理というのは無しですよ?

それでも宜しいですか?

(間)

即答ですか……。

本当に良いんですね?

(間)

分かりました。

では、今からあなたは私の彼氏です。

まずはスマホを出してください。

私の連絡先を入れます。

それと、私以外の連絡先を全て消去します。

(間)

はい?

何故、消してはいけないんですか?

私の彼氏になったんですよね?

なら、私以外の連絡先など不要ではありませんか?

(間)

はい、これで良いでしょう。

(間)

今度は何ですか?

母親と妹の電話番号?

消しましたが何か?

まさか、身内だから良いとか思っていませんか?

ダメですよ?

あなたは私の彼氏になったんですから、異性の電話番号は消さないと。

あなたが母親、もしくは妹を異性として見る恐れもあります。

特に妹は危険ですね。

常に近くに居る存在ですから。

(間)

は?

やっぱり付き合うのはやめる?

私、確認しましたよね?

二言はありませんか?

撤回しませんね?

後から、やっぱり無理というのは無しですよ?

それでも宜しいですか?

そうお聞きしたはずですよ?

それにあなたは即答しました。

今更、取り消すなど不可能ですよ?

あなたはもう、私のものになったんです。

私の為に全てを捧げてください。

あなたが応えてくれるなら、私もそれに応えます。

(間)

恋愛感情ですか?

あなたは私の事が好きなんですよね?

なら、それで十分じゃないですか?

言っておきますが、逃げようなんて思わないでくださいね?

あなたは私のもの。

私のものは私が管理する。

他の異性を見たり、話したりする度にお仕置きですからね?

もし、私を捨てたりしたら、その時は覚悟しておいてください。

私が居ないと生きていけないように「教育」してあげますから……ふふ。

私を求め、私に依存し、私を愛するように……。

そうだ……手足を切り落とせば、私無しでは生きられなくなりますよね。

ああ……なんて可哀想なあなた。

私が守ってあげなければ……。

(間)

あなたは、どうしたいですか?

他の異性と関わらないという、私との約束を守り、五体満足で生活するか、他の異性と関わり、私に手足を削ぎ落とされて、私に全てを委ねて生活するか。

全ては、あなたの行動次第です。

はぁ……素敵……。

他人を支配する感覚……クセになる……。

絶対に逃しませんよ……。

あなたは……誰にも渡さない……。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ダウナーな学級委員長に告白したら独占欲が強かった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
如月英梨
ライター情報
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