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居候ケットシーの魔力と愛情たっぷりのお耳癒し
written by 松平蒼太郎
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公開日2023年06月11日 21:33 更新日2023年06月11日 21:33
文字数
1857文字(約 6分12秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ケットシー
視聴者役柄
青年
場所
青年宅
あらすじ
貴方が疲れて外から帰ってくると、今日も猫の妖精「ケットシー」が家に居座っていた。彼女に堂々と居候でいられるのも癪なので、家賃を要求すると、彼女は膝枕をしてくれて…?
本編
んー?あー、おかえり〜。邪魔してんよ〜。


え〜?いいじゃんかよ〜。こんな可愛い猫ほっぽり出そうとするなんて、君は鬼の生まれ変わりか何か?


居候ねー。いい響きじゃん。


遊んで暮らせる自由人って感じで、アタシにピッタリ。


は?家賃?何それ、君は猫に家賃払わせんの?


(クソデカため息)


君をご主人にした覚えはないんだけどなぁ…


ま、いいや。そこまで言うなら、居候させてもらってるお礼くらいはしてあげるよ。


まずは手堅く膝枕といこうか。


ほら、おいでー?フッカフカの膝枕だぞ〜?


んふふ♪ 素直でよろしい。


てことで、君のお耳でもほぐしていこうか。いくよ〜?


(両耳マッサージ)


どーせ疲れとか溜まってんでしょー?あたしが癒してやんよ。


あはは、何〜?居候のくせに生意気?


その口、二度と聞けなくなるくらい癒してやろ〜か〜?ん〜?


あ、うるさい。キスで口は塞がねーから。特に君みたいなナンパ野郎には。


てか、こんな美少女に膝枕してもらってる時点で、人生勝ち組なんだから、これ以上贅沢言うなし。


え、それはアレだよ、君があたしの姿見えるから。


おっかしいんだよね〜。普通の人にあたしの姿は見えないはずなのに、なーんで君は見えるのかねぇ…


あ、ないない。それだけは絶対ない。


いや、だってぇ…君からは魔力、ぜーんぜん感じないし…


魔力のない人間が魔法使いになれるわけないし。君はあたしが見えること以外では、極めて普通の人間だから、そこは安心してもらっていいよ。


何だよ〜、その残念そうな顔。


いいじゃん、普通。普通でいられることが一番幸せなことなんだって。周りと軋轢も生まないし。


いや〜、大変よ?特別な才能を生まれ持ってきた人って。あたし、そういうの何人も見てきたからさ。


そ。マージで大変。魔力を膨大に持った一般人なんか、魔族から敵視されたり、餌とみなされたりするからね。


そんな波瀾万丈な人生なんか、物語ん中だけで十分だって。凡人に生んでくれた親に感謝しなー?


おっ、存外素直じゃん。いい子いい子…


…そろそろオイルマッサージでもやる?あたし、魔法瓶に特別なアロマオイル詰めて常備してんだよねー。


にひひ♪ まぁ、見てなって。絶対気持ちいいからさ♪


(両耳オイルマッサージ)


ほら〜、あたしの言ったとおりでしょ?めっちゃ気持ち良くない?


でしょ〜?身体、ポカポカするでしょ?魔法の力ってすごいよね♪


あ、別に怪しいお薬とかじゃないから。癒しの魔力を込めた、ただのアロマオイルだから。


ほーら、ほーら…魔法のアロマオイルで癒されちゃえ〜♪ にしし♪


あーらら…お顔、だらしなくなってきたねえ〜。


まぁ、魔法に抗える人類なんて存在しないから、仕方ないんだけどね〜♪


いないいない。魔法適正高い人間なんてレア中のレア。宝くじ一等当たる方が現実的なくらい。


まぁ、魔族に魅入られた人間が体内に魔力流し込まれて、魔族化する例もあるんだけど。


ま、君には全く関係のない話だし、気にしなくていいよ。普通人間として平凡に生きてもろて。


はいそこ、つまらなそうな顔しない。


君の平凡な人生にあたしというスパイスが加わってんだから、それでいいじゃん。


え、もっとって何?もっと刺激が欲しいってこと?


先言っとくけど、エッチなお願いはダメだからね?


うわ、コイツ〜…強欲な家主くんだなぁ、もう…


とりあえず耳のアロマオイルは拭いてっと…


…よしっ!しょーがないから、今日は特別大サービス!


君、成人してるから、これくらいはオッケーだよね…ンッ…


(耳はむ)


どーよ…?可愛い子猫ちゃんからの耳はむだよ〜…?


んっ、ふふふ♪


もっと刺激、欲しかったんでしょ?


男の子なら、これくらい耐えられなきゃね?


頑張れ〜…頑張れ〜…いっぱい、頑張れ〜♡


んふふっ♪ 効いてる効いてる♪


じゃあ反対もやろっか?ちょっとこっち向いて〜…


いい子…それじゃあ、いただきます。あーむっ…


(耳はむ)


ねぇ…なんか身体、熱くない?


あ〜、違う違う。そういうんじゃなくて、身体の内側からメラメラしてこないかってこと。


ふふっ…あたし、さっき言ったよね?「魔族に魅入られた人間が体内に魔力流し込まれて、魔族化する例もある」って。


ん…つまりはそーいうこと。君をアタシの眷属にしてあげる。嬉しいでしょ?


え〜?そんなことなくない?嬉しいって言えよー。


そもそも、あたしが見える人間なんて貴重だし。だから、とりあえず唾つけとこうかなって。


大丈夫大丈夫。ここであたしと駄弁ってくれるだけでいいからさ。そんな深刻に捉えないでもろて。


(耳はむ終わり)


……はい、眷属化完了。今日から君は、このあたしの眷属だから。改めてよろ〜。


可愛い居候ちゃんが、これからたっぷり相手してやっから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
居候ケットシーの魔力と愛情たっぷりのお耳癒し
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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