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【女神ハーレム】運命の三姉妹に囲い込まれて、逃げられない
written by 松平蒼太郎
  • インモラル
  • 色仕掛け
  • ファンタジー
  • 女神
  • 北欧神話
  • ハーレム
  • 三姉妹
  • 異世界
公開日2023年11月14日 07:29 更新日2023年11月14日 07:29
文字数
2737文字(約 9分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
3 人
演者役柄
運命の女神
視聴者役柄
不老不死の男
場所
ウルズの泉
あらすじ
世界樹を取り巻くヨルムンガンドに(性的に)貪られ、這々の体で逃げ出した男は、ウルズの泉付近で疲労のあまり、気絶してしまう。そんな彼を保護したのは、人々や神々の運命を司る三人の女神で…?
本編
A.ウルド(長女)
B.ヴェルダンディ(次女)
C.スクルド(三女)


A.あら…そこの君。そんなところで寝てると風邪引くわよ?


B.あれ?姉さん、彼ってもしかして、今天界を騒がせてる例の…


C.ちょ、姉様たち…こんな穢らわしい男、放っておきましょう。こんなのに近づいては、美しい姉様たちが穢れてしまいます。


A.こら、スクルド。そんなこと言わないの。彼だって、好きでこんなところで寝てるわけじゃないんだから…


(男が目を覚ます)


B.…あ、起きたみたいだね。おはよ。僕らの家の近くでぶっ倒れていたから、びっくりしたよ。何があったの?話くらいなら聞くよ?


C.ヴェル姉様…!そんな奴に親切に話しかけなくても……って、ちょ!貴方、こっちを見ないでよ!穢らわしい!


A.あぁ、妹がごめんなさいね?君、天界の英雄くんでしょ?どうしてこんな所にいるかは知らないけど、とにかくうちにおいで?お茶くらいは出してあげるから。ね?


C.ウルド姉様まで…!うぅ、姉様たちが言うなら、仕方ないわね…貴方、姉様たちに手を出したら、承知しないわよ?ほら、とっとと来なさい。言っとくけど、手は引っ張ってあげないから。自分の足で歩いて。


(三姉妹が男を連れて、家の中へ)


A.さ、そこに掛けて、待っててちょうだい。すぐお茶を淹れるからね〜…


B.じゃあ、僕はお菓子でも用意しようかな。ほら、スクルドは彼とお話でもして、きちんと親睦を深めておいて。


C.ちょ、なんでよりによってわたしがこんな奴と二人きりで…⁉︎ もぅ!


A.ふふ、任せたわよ。穢らわしいとか言ったこと、ちゃんと謝っておくように。


(AとBが奥へ引っ込む)


C.はぁ…姉様たちったら、勝手なんだから……で?貴方はこのウルズの泉に何の用で来たのかしら?貴方のような穢れた男と、この美しい泉じゃ、全く釣り合いが取れないのだけど。


C.えぇ、そうよ。そこの窓から見える泉がウルズの泉。決して尽きることのない、永遠の泉よ。この泉の水を毎日ユグドラシルにかけて育てているのが、わたしたち姉妹というわけ。


C.ユグドラシルのことは分かるわよね?この世界そのものを支える、巨大な樹のことよ。


C.当たり前でしょ?わたしたちがユグドラシルの世話をしないと、枯れ果ててしまうもの。そうなったら、この世界は終わりよ。少しはわたしたちに感謝なさい?


C.枯れるわよ。この樹の根本を齧ってるバカ蛇が、ユグドラシルを常に腐らせてるの。ニーズヘッグって言うんだけど。


C.は?会ったことあるの?だったら、その場で退治してきなさいよ。貴方、仮にも天界の英雄なんでしょ?ほんっと使えないんだから。


C.まぁ、いいわ…貴方、あんまり強くなさそうだし、期待するだけ損というものね。ごめんなさい。


(AとBが戻ってくる)


B.お待たせ。お茶とお菓子、持ってきたよ。スクルド、また彼に悪態はついていないだろうね?


C.も、もちろんよ…わたしたち、少しは打ち解けられたわよね?そうだって言いなさい…!


A.もぅ、スクルドったら…ごめんなさい。この子、ちょっと男嫌いな所があって…悪い子ではないから、許してあげて?


B.ふふ、君はなかなか紳士のようだ。さ、まったりお茶でもしながら、お話をしようじゃないか。


C.ふん…一応、ウルズの泉とわたしたちがユグドラシルの世話をしてるってところまでは話したわ。他に聞きたいことは?


A.あぁ、そういえば自己紹介がまだだったわね。わたしは長女のウルド。運命の糸を紡ぎ、過去を司る神よ。よろしくね。


B.僕は次女のヴェルダンディ。運命の糸の長さを選定して、現在を司っている者さ。よろしく。


C.三女、スクルド…運命の糸の裁断して、未来を司ってる。よろしくはしないわ。


A.さて、次は君の番だけど…どうして君は、泉の近くで倒れていたの?何者かにやられた?


B.…ほぅ?あの世界蛇…ヨルムンガンドに気に入られるなんて、よっぽどだね。彼女と一戦交えた後、彼女が寝た隙を見計らって逃げ出したと…


C.…で、逃げてる途中に疲労がたたって、この近くで倒れてしまったわけね。情けないったら、ありゃしない。仮にも不老不死なら、もっとシャキッとしなさいよ。


A.事情は分かったわ。今日はうちに泊まっていきなさい。疲労を回復して、それから天界に帰ればいいわ。君の部屋は用意しておくから。


B.だね。下手に動き回ると、またどこかで迷子になりかねない。ユグドラシルはとてつもなく大きいからね。地理も知らない人間の君がウロウロしてると、一生彷徨いかねないから。


C.ね、姉様たち本気⁉︎ こんなケダモノをうちに置くなんて、そんな…!


A.大丈夫よ。彼の過去の行動を視る限りだと、自分から女性に襲った経験はないみたい。むしろ常に神々から襲われてる側よ、彼は。


B.うん、今の彼を視る限りだと、全く問題はなさそうだよ。搾り取られすぎてて、自分から襲おうって発想すらないみたい。これは悪い意味で、女の子慣れしちゃったかな?


C.そう…なら、いいけど……って、姉様⁉︎ 何をしてらっしゃるの⁉︎


(AとBがいつの間にか両サイドから彼にくっついている)


A.えぇ〜?わたしたちはただ、お客様をおもてなししようとしているだけよ?ねぇ、ヴェルダン?


B.うんうん。天下無敵の色男様をただこのまま家で寝かせるなんて味気ないじゃないか。ここは運命を司る女神として、少しばかり頑張らなきゃだろう?


C.意味がわかりません!彼の方から襲わないって分かったなら、そのまま放っておけば良いのでは⁉︎


A.ふふ…スクルドはまだまだお子ちゃまね。女の子慣れしているにも関わらず、自分からがっつかないウブな彼に手取り足取り教えてあげるのがいいんでしょう?彼の運命は、これからわたしたちが握るのよ?


B.ウルド姉さんの言うとおりさ。ほら、恥ずかしそうに身をよじらせて、とっても可愛いじゃないか。運命を司る女神として、このチャンスを逃すわけにはいくまい?


C.それ、もはや運命とか関係ないじゃありませんか…!ていうか、貴方もデレデレしないで!このすけべ男!


(Cが後ろから男に抱きつく)


B.お、スクルドもやっと覚悟を決めた?彼の抱き心地、悪くないだろう?


A.我が妹ながら、素晴らしいバックハグね……どう?わたしの自慢の妹たちは?そこいらの平凡な女神とは比べ物にならないでしょう?


C.か、勘違いしないでよ…姉様たちだけに貴方の相手をさせるわけにはいかないから、こうしてるだけ。大体、貴方の未来は……あ、いえ。何でもないわ。


B.…?彼の未来がどうしたの?もしかして嫌なものでも視えた?


C.な、何でもありません…えぇ、別に全然大したことじゃありませんから。


(Aが男の懐を探る)


A.…あら、この勾玉は?お守りなら、わたしたちが預かっておくわね。こんなチンケなお守りより、わたしたちの方がよっぽど優れたお守りよ。さ、少しだけ君のこと、味見させて?


B.大丈夫…今日だけ、今日だけは僕たちに身を預けて?帰りたくなった時は、いつでも解放してあげるから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【女神ハーレム】運命の三姉妹に囲い込まれて、逃げられない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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