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公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2212文字(約 7分23秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹
視聴者役柄
兄
場所
指定なし
あらすじ
主な内容としては「素直になれなかった妹が、ある件をきっかけにタガが外れて・・・・・・。」といった内容となっております。
本編
【ある日の朝、家の中にて】
(チュンチュン、という鳥のさえずり)
ねぇ!お兄ちゃん早く起きてよ!
朝ごはんもうできてるから早く!
今日は魔物が来ないか見張る警備の日なんでしょ?皆待ってるんじゃないっ!?
(ユサユサ、と体を揺する音)
ほら、早く!ご飯覚めちゃうでしょ!
食べて、準備して、行きなよっ!
もうっ・・・・・・。もっとシャキッとしてよ。
お父さんとお母さんはもういないんだから、しっかりしなきゃだめなんだからね!
ねえ、分かってるの?本当に?
・・・・・・ああ、もう。なんでこんな人が私の兄なんだろ。
はぁ。
じゃあ私、買い物に行ってくるから。
忘れ物とか寝癖とか、気を付けてよっ。
あ!ちゃんとベルトはしていってよ!恥を掻くのは私なんだからっ。
それじゃあ、行ってきます。
(キィ、と扉の開く音)
(バタン、と閉じる音)
(スタスタ、という足音)
はぁ・・・・・・。
言いすぎちゃった。なんでいつもああなっちゃうんだろ。
うぅ、時間を戻したい。
お兄ちゃん、何も言わなかったなぁ。
怒ってる・・・・・・かな。
(スタスタ、という足音)
あ・・・・・・これ、安い。
お昼はお兄ちゃんの好きなアレにしようかな。
えへへ、喜んでくれるかなぁ?
そうとなれば、これとこれと・・・・・・あ、それも一つ。
(チャリン、という硬貨の音)
ん、ちょっと買いすぎちゃったかな。
でも、これだけあればお腹いっぱい食べられるよね。
えへへ。
(ワイワイ、という人の喧騒?)
あれ・・・・・・どうしたんだろ。
(タッタッ、という駆け足の音)
担架?わ、すごい血・・・・・・まさか、魔物が?
・・・・・・え?あの服、もしかして。
(タッタッ、という駆け足)
す、すいませんっ、どけてくださいっ!
嘘・・・・・・お兄ちゃん?
ね、ねぇ!どうしたの!
この傷跡、もしかして魔物が?
嘘・・・・・・嘘だよね?
だ、大丈夫ですよねっ!?おにい・・・・・・兄は、助かるんですよねっ?
お兄ちゃん、私だよ?ねぇ、大丈夫?ねぇ、お兄ちゃん?目を開けてよ、ねぇ!(徐々に意識が遠ざかっていくのをイメージしていただけると)
【別日、目が覚めてから。暗い場所にて(地下等)】(ここから声のテンションを低めにしていただけると。)
(コツコツ、と近づく足音)
あ・・・・・・お兄ちゃんっ!
やっと、やっと目が覚めたんだね!
良かったぁ。
うふふ。
ん、どうしたの?
あぁ、そっか。フード被ってるからか。
んしょっと。(スルッ、と布の擦れ合う音)
私だよ、お兄ちゃん。
体の調子はどう?どこか痛かったり、動かしにくかったりはしない?
・・・・・・。
そっか。良かった。
この本に書いている事、本当だったんだぁ。
ん、これ?
これはね、えっと。おまじないの本・・・・・・かな?
・・・・・・ううん。本当はね、魔法の書かれた本なの。
でね、この本によるとね、人間の血を加工してもう死んでしまった人の体に流し込むと、その人を蘇らせることができるってあったの。
その・・・・・・あの時はごめんね?
ほら、朝お兄ちゃんに怒っちゃったでしょ?
それからお兄ちゃんが大怪我をしちゃって、そのまま・・・・・・。
素直になればよかったって、なんであんな事いっちゃったんだろうって。
ずっと謝りたかったの。
お父さんとお母さんが居なくなってから、しっかりしなきゃって思っちゃって。
だからといって、あんなに強く当たっちゃって。
本当に、ごめん。
許して・・・・・・くれるかな?
・・・・・・。
えへへ、ありがと。
ね、頭撫でて貰ってもいい?
(スリスリ、と撫でる音)
ん・・・・・・あったかい。
ね、ぎゅーして?
(スリスリ、と肌の擦れ合う音)
ん、お兄ちゃんの匂いがするぅ。
お兄ちゃんが帰って来てくれた・・・・・・帰って来たんだ。えへへ。
じゃあもう、ここにいる必要はないよね。
さ、お兄ちゃんこっち!
外に出たらね、お兄ちゃんに作ってあげたい料理が沢山あるの!
(コツコツ、という足音)
ね、今までは守られてばっかりだったけど、私も強くなったんだよ?
少しだけど魔法も使えるようになったんだ。今度は私がお兄ちゃんを守るからね。
えへへ。
(コツン、と何かに躓く音)
あ、足元、気を付けてね。死体が置いてあるから。そっちは多めに置いてるしね。
・・・・・・どうしたの?お兄ちゃん。
あ、そうだよね。えっと。
最初は私の血を気が失いそうになるまで使っていたんだけど、それだけじゃ全然足りなくてね?
体も段々と腐ってしまうから、どうしようって思って。
それでね?人を攫ってきて、血を抜いて、お兄ちゃんの体に流していったの。
最初は刃物を使っていたんだけど、それだと血が流れて勿体ないでしょ?
だから、人を操る魔法を使ってここに誘い込んだりしたの。
うぅ、ごめんね。歩きにくいよね?
燃やしておけばよかったなぁ。
あ、でも。それだと匂いが出ちゃうか。どこかに纏めて氷漬けにしておけばよかったかも。
・・・・・・ん?そんなに怯えた顔をしなくてももう大丈夫だよ。
もうお兄ちゃんを死なせたりしないから。
私が一生。ううん、死んでも守るから。
だから、その・・・・・・えへへ。
これからは、あんな事とか言わないからさ。
小っちゃかった頃みたいに、仲良しでいようね。
ずっと、一緒だよ。
(チュンチュン、という鳥のさえずり)
ねぇ!お兄ちゃん早く起きてよ!
朝ごはんもうできてるから早く!
今日は魔物が来ないか見張る警備の日なんでしょ?皆待ってるんじゃないっ!?
(ユサユサ、と体を揺する音)
ほら、早く!ご飯覚めちゃうでしょ!
食べて、準備して、行きなよっ!
もうっ・・・・・・。もっとシャキッとしてよ。
お父さんとお母さんはもういないんだから、しっかりしなきゃだめなんだからね!
ねえ、分かってるの?本当に?
・・・・・・ああ、もう。なんでこんな人が私の兄なんだろ。
はぁ。
じゃあ私、買い物に行ってくるから。
忘れ物とか寝癖とか、気を付けてよっ。
あ!ちゃんとベルトはしていってよ!恥を掻くのは私なんだからっ。
それじゃあ、行ってきます。
(キィ、と扉の開く音)
(バタン、と閉じる音)
(スタスタ、という足音)
はぁ・・・・・・。
言いすぎちゃった。なんでいつもああなっちゃうんだろ。
うぅ、時間を戻したい。
お兄ちゃん、何も言わなかったなぁ。
怒ってる・・・・・・かな。
(スタスタ、という足音)
あ・・・・・・これ、安い。
お昼はお兄ちゃんの好きなアレにしようかな。
えへへ、喜んでくれるかなぁ?
そうとなれば、これとこれと・・・・・・あ、それも一つ。
(チャリン、という硬貨の音)
ん、ちょっと買いすぎちゃったかな。
でも、これだけあればお腹いっぱい食べられるよね。
えへへ。
(ワイワイ、という人の喧騒?)
あれ・・・・・・どうしたんだろ。
(タッタッ、という駆け足の音)
担架?わ、すごい血・・・・・・まさか、魔物が?
・・・・・・え?あの服、もしかして。
(タッタッ、という駆け足)
す、すいませんっ、どけてくださいっ!
嘘・・・・・・お兄ちゃん?
ね、ねぇ!どうしたの!
この傷跡、もしかして魔物が?
嘘・・・・・・嘘だよね?
だ、大丈夫ですよねっ!?おにい・・・・・・兄は、助かるんですよねっ?
お兄ちゃん、私だよ?ねぇ、大丈夫?ねぇ、お兄ちゃん?目を開けてよ、ねぇ!(徐々に意識が遠ざかっていくのをイメージしていただけると)
【別日、目が覚めてから。暗い場所にて(地下等)】(ここから声のテンションを低めにしていただけると。)
(コツコツ、と近づく足音)
あ・・・・・・お兄ちゃんっ!
やっと、やっと目が覚めたんだね!
良かったぁ。
うふふ。
ん、どうしたの?
あぁ、そっか。フード被ってるからか。
んしょっと。(スルッ、と布の擦れ合う音)
私だよ、お兄ちゃん。
体の調子はどう?どこか痛かったり、動かしにくかったりはしない?
・・・・・・。
そっか。良かった。
この本に書いている事、本当だったんだぁ。
ん、これ?
これはね、えっと。おまじないの本・・・・・・かな?
・・・・・・ううん。本当はね、魔法の書かれた本なの。
でね、この本によるとね、人間の血を加工してもう死んでしまった人の体に流し込むと、その人を蘇らせることができるってあったの。
その・・・・・・あの時はごめんね?
ほら、朝お兄ちゃんに怒っちゃったでしょ?
それからお兄ちゃんが大怪我をしちゃって、そのまま・・・・・・。
素直になればよかったって、なんであんな事いっちゃったんだろうって。
ずっと謝りたかったの。
お父さんとお母さんが居なくなってから、しっかりしなきゃって思っちゃって。
だからといって、あんなに強く当たっちゃって。
本当に、ごめん。
許して・・・・・・くれるかな?
・・・・・・。
えへへ、ありがと。
ね、頭撫でて貰ってもいい?
(スリスリ、と撫でる音)
ん・・・・・・あったかい。
ね、ぎゅーして?
(スリスリ、と肌の擦れ合う音)
ん、お兄ちゃんの匂いがするぅ。
お兄ちゃんが帰って来てくれた・・・・・・帰って来たんだ。えへへ。
じゃあもう、ここにいる必要はないよね。
さ、お兄ちゃんこっち!
外に出たらね、お兄ちゃんに作ってあげたい料理が沢山あるの!
(コツコツ、という足音)
ね、今までは守られてばっかりだったけど、私も強くなったんだよ?
少しだけど魔法も使えるようになったんだ。今度は私がお兄ちゃんを守るからね。
えへへ。
(コツン、と何かに躓く音)
あ、足元、気を付けてね。死体が置いてあるから。そっちは多めに置いてるしね。
・・・・・・どうしたの?お兄ちゃん。
あ、そうだよね。えっと。
最初は私の血を気が失いそうになるまで使っていたんだけど、それだけじゃ全然足りなくてね?
体も段々と腐ってしまうから、どうしようって思って。
それでね?人を攫ってきて、血を抜いて、お兄ちゃんの体に流していったの。
最初は刃物を使っていたんだけど、それだと血が流れて勿体ないでしょ?
だから、人を操る魔法を使ってここに誘い込んだりしたの。
うぅ、ごめんね。歩きにくいよね?
燃やしておけばよかったなぁ。
あ、でも。それだと匂いが出ちゃうか。どこかに纏めて氷漬けにしておけばよかったかも。
・・・・・・ん?そんなに怯えた顔をしなくてももう大丈夫だよ。
もうお兄ちゃんを死なせたりしないから。
私が一生。ううん、死んでも守るから。
だから、その・・・・・・えへへ。
これからは、あんな事とか言わないからさ。
小っちゃかった頃みたいに、仲良しでいようね。
ずっと、一緒だよ。
クレジット
ライター情報
いつも閲覧ありがとうございます(^^)/
趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。
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各台本のタイトル、一部内容はは自由に変えてくださっても構いません。
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夢は1個800円の卵を毎日2個食べられる暮らしです。
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