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- 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1586文字(約 5分18秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
エルフ
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
「novel/13372726」の冒頭部分を削り、一部セリフを差し替えたverです。
本編
【別日、人間の町にて】
(トントン、と扉をノックする音)
(キィ、と扉を開く音)
久しぶり、元気そうじゃない。
あ、フードだから分からないか。
よ、っと。
ふふ、久しぶり。
その間抜けそうな顔は相変わらずね。
なんか安心したわ。
上がってもいい?
・・・・・・。
ん、ありがと。
今日はその、この間のお礼ってところよ。
ほら、あたし達の村を救ってくれたでしょ?モンスターを倒してくれてさ。
村長お礼のお金は人間の町に届けておいた、って言ってたけど、その・・・・・・。
こうして、直接お礼って言ってなかったじゃない?
命を助けてもらったっていうのに、お礼を言ってないっていうのはなんだかモヤモヤしてて。
その・・・・・・ありがと。
あ、そうそう。ほら、これ見て!
(チャプチャプ、と水の音)
これ、里の近くで流れる川の水なの。すごく美味しいんだ、この水。
それに、とっても澄んでいて綺麗でしょ?
早速、フタを開けて飲んでみて。
(ゴクゴク、という喉に液体が流れる音)
ふふ。(陰りを帯びた笑みをイメージしていただけると)
どう?美味しいでしょ?
スープとかに使えたら美味しくなるんだろうけれど・・・・・・ごめんなさい。
私、料理が苦手て。
その、実は。
あの日、あんたが里を去ってから、何度かこの町に来てたの。
あ、あんたの様子を見に来てたの。
ほら、あんたって抜けてる所というか、ふわふわとしている所というか、そういうところがあるでしょ?
それが心配で、こっそりと遠くから見てたの。
そしたらね。
あんたって、あんなにかっこいい顔するんだね。
それで里にこっそりと戻ってベッドに入るとね、その時のあんたの顔が頭に浮かぶの。
あたし、あんたの事が好きになっちゃったみたい。
でも、あたしとあんたはエルフと人間。寿命が違うから一生一緒にいることができない。
だから何度も諦めようと思ったの。でも、ふと気が付くとまた人間の町に来てあんたの事を見てたの。
あれ、どうしたのよ?
ふふ、眠いんでしょ?
ほら、肩かして上げる。
そこのベッドに腰掛けたら?
っとと。
(スリスリ、と布の擦れ合う音)
あんただったら、あたしに寄りかかってもいいわよ?
でね、話の続きなんだけど。
あたしたちエルフの習慣でね、数十年に一度、神の大樹へ供物として捧げるお酒があるの。
あたしたちエルフが飲んだら少し酔っぱらう程度なんだけれどね。
そのお酒、人間が飲むと、エルフと同じ寿命を生きられるようになるの。
だから、村の外に持ち出すと厳しい罰が与えられるの。
里からの追放なんて容易いでしょうね。
うふふ。
ね、あなたがさっき飲んだの、何だと思う?
ふふ、そんなに怯えた目をしなくても大丈夫よ。ほら、そのまま横になって。
そうだ、膝枕、というのをしてあげるわね。
(スリスリ、と布の擦れ合う音)
ふふ、とろんとした顔。そういう顔も素敵よ。
・・・・・・あたしは、もうあの里には戻れない。
でもそんな事、どうでもいいの。
あんたと永い時間一緒にいれる。あんたともう離れなくて済むもの。
あんたの周りの人間達は、人間の寿命に従って死んでいく。
でも、あたしだけはずっとあんたと一緒にいるから。ずっと、ずぅっと。
ね、もう限界でしょ?もう目を閉じちゃいなさいよ。
それで、目が覚めたらあんたが好きって言っていたもの、一緒に食べにいきましょ?
その・・・・・・あたしも作れるようになりたいから味知っておきたいし。
あ、でもその前に、一から料理の勉強もしなきゃかな。
あぁ、楽しみね・・・・・・。
ふふ。そのまま瞼を閉じちゃいなさい。
ずっと、一緒にいてあげるから。何も怖くないわよ。
だから、おやすみなさい、私の、愛する人・・・・・・。(徐々に意識が遠のき聞こえなくなっていくイメージでしていただけると)
(トントン、と扉をノックする音)
(キィ、と扉を開く音)
久しぶり、元気そうじゃない。
あ、フードだから分からないか。
よ、っと。
ふふ、久しぶり。
その間抜けそうな顔は相変わらずね。
なんか安心したわ。
上がってもいい?
・・・・・・。
ん、ありがと。
今日はその、この間のお礼ってところよ。
ほら、あたし達の村を救ってくれたでしょ?モンスターを倒してくれてさ。
村長お礼のお金は人間の町に届けておいた、って言ってたけど、その・・・・・・。
こうして、直接お礼って言ってなかったじゃない?
命を助けてもらったっていうのに、お礼を言ってないっていうのはなんだかモヤモヤしてて。
その・・・・・・ありがと。
あ、そうそう。ほら、これ見て!
(チャプチャプ、と水の音)
これ、里の近くで流れる川の水なの。すごく美味しいんだ、この水。
それに、とっても澄んでいて綺麗でしょ?
早速、フタを開けて飲んでみて。
(ゴクゴク、という喉に液体が流れる音)
ふふ。(陰りを帯びた笑みをイメージしていただけると)
どう?美味しいでしょ?
スープとかに使えたら美味しくなるんだろうけれど・・・・・・ごめんなさい。
私、料理が苦手て。
その、実は。
あの日、あんたが里を去ってから、何度かこの町に来てたの。
あ、あんたの様子を見に来てたの。
ほら、あんたって抜けてる所というか、ふわふわとしている所というか、そういうところがあるでしょ?
それが心配で、こっそりと遠くから見てたの。
そしたらね。
あんたって、あんなにかっこいい顔するんだね。
それで里にこっそりと戻ってベッドに入るとね、その時のあんたの顔が頭に浮かぶの。
あたし、あんたの事が好きになっちゃったみたい。
でも、あたしとあんたはエルフと人間。寿命が違うから一生一緒にいることができない。
だから何度も諦めようと思ったの。でも、ふと気が付くとまた人間の町に来てあんたの事を見てたの。
あれ、どうしたのよ?
ふふ、眠いんでしょ?
ほら、肩かして上げる。
そこのベッドに腰掛けたら?
っとと。
(スリスリ、と布の擦れ合う音)
あんただったら、あたしに寄りかかってもいいわよ?
でね、話の続きなんだけど。
あたしたちエルフの習慣でね、数十年に一度、神の大樹へ供物として捧げるお酒があるの。
あたしたちエルフが飲んだら少し酔っぱらう程度なんだけれどね。
そのお酒、人間が飲むと、エルフと同じ寿命を生きられるようになるの。
だから、村の外に持ち出すと厳しい罰が与えられるの。
里からの追放なんて容易いでしょうね。
うふふ。
ね、あなたがさっき飲んだの、何だと思う?
ふふ、そんなに怯えた目をしなくても大丈夫よ。ほら、そのまま横になって。
そうだ、膝枕、というのをしてあげるわね。
(スリスリ、と布の擦れ合う音)
ふふ、とろんとした顔。そういう顔も素敵よ。
・・・・・・あたしは、もうあの里には戻れない。
でもそんな事、どうでもいいの。
あんたと永い時間一緒にいれる。あんたともう離れなくて済むもの。
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でも、あたしだけはずっとあんたと一緒にいるから。ずっと、ずぅっと。
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ライター情報
いつも閲覧ありがとうございます(^^)/
趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。
私の名前をサムネ、又は概要欄にて載せて頂ければ、広告の有り無しに関わらず自由に使って頂けるととても嬉しいです(^^)/
各台本のタイトル、一部内容はは自由に変えてくださっても構いません。
顔アイコンはTTIさん「@tti_design」の絵を拝借しております。
夢は1個800円の卵を毎日2個食べられる暮らしです。
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