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- 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
3134文字(約 10分27秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
スキュラ
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あらすじとしては「ある日海へ行くと、遠目に海で溺れている人が居て、助けに行くと何かの触手が巻き付いてきて・・・・・・」となっております。
キャライメージとしては「孤高でクールだったスキュラお姉さん」です。
キャライメージとしては「孤高でクールだったスキュラお姉さん」です。
本編
【ある日、海辺にて】
(波の音)
ぷはぁっ!だ、誰かっ!たすけっ・・・・・・!(溺れているイメージをしていただけますと)
お、お願いです!だ、誰かっ!もう、意識が遠のいて・・・・・・。
(駆ける足音)
あ、ありがとうございますっ!
お願いです。手を掴んで、岸まで引っ張ってください!
(手を握る音)
ふふ・・・・・・つかまえた。
(締め付ける音)
バカな人間。私が、本当に溺れていると思ったの?
私たちスキュラが、その様なヘマ、するわけないでしょ?
何本もあるこの触手の足でぇ・・・・・・人間なんかとは比べるのがバカらしくなるくらい、速く泳げるのよ?
溺れるなんて以ての外。
このまま貴方を、海の底まで引きずり込んで、ゆっくりと・・・・・・そうねぇ。まずは瑞々しくて美味しそうな目玉を頂こうかしら。
その次は、引き締まっててしゃぶりがいのありそうな腕。それから・・・・・・うふふ。
どーお?怖い?ふふ、大丈夫。痛いのはすぐに終わるから。
じゃあ、早速・・・・・・。
(雨が降り始める音)
く・・・・・・嵐が来そうね。
運が良かったわね、あなた。
ほら、なにボーっとしてるのかしら。このままじゃ貴方、どうなっちゃうか知らないわよ?
さっさと岸に戻って、陸に上がりなさいな。
あぁ、嵐が憎い・・・・・・こんなに美味しそうなのに・・・・・・。
貴方も帰ったら?じゃあね。
(水がドポン、とする音)
【翌日、同じ海岸にて。】
(波の音)
(ウミネコの鳴く音)
ぷはぁっ!だ、誰かっ!たすけっ・・・・・・!(溺れているイメージをしていただけると。)
(駆ける足音)
あ、ありがとうございますっ!
お願いです。このまま私の手を掴んでっ!
(手を握る音)
ふふ・・・・・・バカな人間。
(締め付ける音)
え?あ、貴方はこの間の・・・・・・。
なにをしているの?
溺れているのが私だって、見えてる筈よね?
この前私、貴方を食べようとしたのよ?
それを忘れた訳じゃないでしょ?
なんなの、貴方。バカなのかしら?
それとも、底なしにお人好しなの?
それとも・・・・・・私が本当に溺れていると思ったの?
はぁ。(ため息)
なんだか馬鹿らしくなってきたわ。
ほら、岸まで引っ張って行ってあげるから、そのまま捕まってなさいな。
(数秒間を開けてください)
もう足が付くでしょう?自分で歩けるわね?
貴方、そんなにお人好しなのに、よく今まで生きてこれたわね。
すごいわね。
(数秒間を開けてください)
いや・・・・・・皮肉よ皮肉。何頬を緩めてるのよ。
今まで私を退治しようとしてきた人間はいるけれど、貴方みたいなのは初めてよ。
普通の人間だったら、腰に刺した武器だったり、その辺の棒切れで私に斬りかかってくるわよ?
スキュラの事を悪魔の化身だとか、嵐と災いをもたらす存在だとか言うのよ?ふふっ。
それに・・・・・・私たちスキュラは、好んで人間なんて食べないし。
だって、人間たちって頭がいいし、大抵群れているでしょ?むしろこっちからは会いたくないわね。
危険を冒して人間を食べるなんて・・・・・・そのくらいなら、魚や海藻を食べる方がずっとマシ。
まぁ・・・・・・すっごくお腹が空いたら人間も食べちゃうかもけど。
今みたいに・・・・・・。(耳元で囁くイメージをしていただけますと)
うふふ。冗談よ。
この間、貴方をおびき寄せたのは・・・・・・その。お腹は減って無かったのだけど・・・・・・人間ってどんな味がするのか興味があったの。
最近ずっと魚と海藻だけだったから、飽きちゃって。ちょっとだけ興味があるの。
それで、指の一本だけでも、齧ってみたいなぁ、って。
ねぇ、だめかしら?
(数秒間を開けてください)
だめぇ?そう。残念。
でも、味だけじゃなくて・・・・・・人間って面白いのね。
怖い人間だけじゃなくて、貴方みたいに、私に無警戒なのも居るだなんて。
私、人間に憧れがあったの。
船の上で楽しそうに話す人間たちを見て、いつもどんな事を話しているのか気になっていたの。
私は・・・・・・生まれた時から一人だったから。それに、人間とこうして話せるだなんて思わなかったから。
うふふ。
太陽って、あんなに綺麗だったかしら?
いつも人間に追われてたから、気が付かなかったわね。
(数秒間を開けてください)
ねーえ?
私の足。気になる?
いいわよ、あなたなら。触っても。
丁度この触手、痒かったのよ。
掻いてくれる?
(肌の擦れ合う音)
ふふ。人間の手って、暖かいわね。
海を漂っている時には、感じた事がない暖かさ。
私の足は・・・・・・ヌメりがあるし、ひんやりしているから・・・・・・人間にとっては少し気持ちが悪かったりするのかしらね?
でも、手を止めてないあたり・・・・・・触っていて意外と気持ちいいのかしら?
ん・・・・・・ありがとう。
暖かかったわ。貴方の手。
(数秒間を開けてください)
もう、日が沈むわね。
(波の音)
あぁ、そっか。海の底に帰らなきゃなのね。
静かで、冷たくて、誰もいないあそこに・・・・・・。
私も、貴方と同じ人間だったら・・・・・・。
ふふ。何を言っているのかしらね、私。
(数秒間を開けてください)
そうよ。私は、海の怪物のスキュラ。貴方と相いれるなんて、できないのよ。
もし次、ここに来てしまったら・・・・・・うふふ。その時は、貴方の事を、食べてしまうわね?
だから・・・・・・もう、来てはダメよ?
【別日、海岸にて。】
(波の音)
(ウミネコの鳴き声)
貴方・・・・・・なんで来たの?
ふふ。そう。食べられたいの。
じゃあ・・・・・・あの時のように、私の手を握ってくれる?
こうして、私が触手を見せているのに、人間の貴方が、握るの?
(数秒間を開けてください)
ふふ。そう、握るのね。
じゃあ・・・・・・行きましょうか。
(海の中の音。5秒程していただけましたら)
(バシャ、と水から顔を出す音)
ようこぞ。私の巣に。
どおかしら?静かでしょう?
暗い暗い海の底。太陽の光も届かない空間。
ここでずっと、一人で暮らして来たの。
でも・・・・・・あぁ。今は貴方がいてくれる。
本来は・・・・・・私のような怪物は、一生、孤独で生きるべきなのかもしれない。
だって、一度、他の人に触れてしまったら、その暖かさが忘れられなくなるもの。
もう、こんなとこに一人は、耐えられなかった。
貴方と別れてから実は・・・・・・一度も眠れなかったの。
ついには、貴方の幻を見るようになって。
貴方ともっと話してみたい、貴方の手に触れたい、そして・・・・・・。
貴方を・・・・・・人間の知り合いや家族のいる陸から、無理やり、海に引きずり込みたい。
うふふふ。やはり、私は怪物なのね。
この胸の高鳴りに胸を委ねてしまったら、貴方の体にこの触手を巻き付けて、手と足が折れてしまう程握りしめたいの。
いいわよね?私の足、好きなのよね?
あぁ・・・・・・こんなに幸せになれるなんて。
貴方をここに引きずりこんで、本当に良かった。
なんで、あんなに躊躇っていたのかしら・・・・・・ふふ。
今日からは、私と一緒にここで暮らして・・・・・・いつか、貴方の体が動かなくなってしまったら・・・・・・食べてあげるわね?
貴方と永遠にずぅっと居たいですもの。いいわよね?
(数秒間を開けてください)
じゃあ早速・・・・・・うふふ。(恥ずかしそうに言っていただけますと)
私の足を撫でてくれる?貴方の気が済むまで、好きなだけしていいわよ?
これからはずっと、この深い海の底で、二人きりでいましょうね?
(波の音)
ぷはぁっ!だ、誰かっ!たすけっ・・・・・・!(溺れているイメージをしていただけますと)
お、お願いです!だ、誰かっ!もう、意識が遠のいて・・・・・・。
(駆ける足音)
あ、ありがとうございますっ!
お願いです。手を掴んで、岸まで引っ張ってください!
(手を握る音)
ふふ・・・・・・つかまえた。
(締め付ける音)
バカな人間。私が、本当に溺れていると思ったの?
私たちスキュラが、その様なヘマ、するわけないでしょ?
何本もあるこの触手の足でぇ・・・・・・人間なんかとは比べるのがバカらしくなるくらい、速く泳げるのよ?
溺れるなんて以ての外。
このまま貴方を、海の底まで引きずり込んで、ゆっくりと・・・・・・そうねぇ。まずは瑞々しくて美味しそうな目玉を頂こうかしら。
その次は、引き締まっててしゃぶりがいのありそうな腕。それから・・・・・・うふふ。
どーお?怖い?ふふ、大丈夫。痛いのはすぐに終わるから。
じゃあ、早速・・・・・・。
(雨が降り始める音)
く・・・・・・嵐が来そうね。
運が良かったわね、あなた。
ほら、なにボーっとしてるのかしら。このままじゃ貴方、どうなっちゃうか知らないわよ?
さっさと岸に戻って、陸に上がりなさいな。
あぁ、嵐が憎い・・・・・・こんなに美味しそうなのに・・・・・・。
貴方も帰ったら?じゃあね。
(水がドポン、とする音)
【翌日、同じ海岸にて。】
(波の音)
(ウミネコの鳴く音)
ぷはぁっ!だ、誰かっ!たすけっ・・・・・・!(溺れているイメージをしていただけると。)
(駆ける足音)
あ、ありがとうございますっ!
お願いです。このまま私の手を掴んでっ!
(手を握る音)
ふふ・・・・・・バカな人間。
(締め付ける音)
え?あ、貴方はこの間の・・・・・・。
なにをしているの?
溺れているのが私だって、見えてる筈よね?
この前私、貴方を食べようとしたのよ?
それを忘れた訳じゃないでしょ?
なんなの、貴方。バカなのかしら?
それとも、底なしにお人好しなの?
それとも・・・・・・私が本当に溺れていると思ったの?
はぁ。(ため息)
なんだか馬鹿らしくなってきたわ。
ほら、岸まで引っ張って行ってあげるから、そのまま捕まってなさいな。
(数秒間を開けてください)
もう足が付くでしょう?自分で歩けるわね?
貴方、そんなにお人好しなのに、よく今まで生きてこれたわね。
すごいわね。
(数秒間を開けてください)
いや・・・・・・皮肉よ皮肉。何頬を緩めてるのよ。
今まで私を退治しようとしてきた人間はいるけれど、貴方みたいなのは初めてよ。
普通の人間だったら、腰に刺した武器だったり、その辺の棒切れで私に斬りかかってくるわよ?
スキュラの事を悪魔の化身だとか、嵐と災いをもたらす存在だとか言うのよ?ふふっ。
それに・・・・・・私たちスキュラは、好んで人間なんて食べないし。
だって、人間たちって頭がいいし、大抵群れているでしょ?むしろこっちからは会いたくないわね。
危険を冒して人間を食べるなんて・・・・・・そのくらいなら、魚や海藻を食べる方がずっとマシ。
まぁ・・・・・・すっごくお腹が空いたら人間も食べちゃうかもけど。
今みたいに・・・・・・。(耳元で囁くイメージをしていただけますと)
うふふ。冗談よ。
この間、貴方をおびき寄せたのは・・・・・・その。お腹は減って無かったのだけど・・・・・・人間ってどんな味がするのか興味があったの。
最近ずっと魚と海藻だけだったから、飽きちゃって。ちょっとだけ興味があるの。
それで、指の一本だけでも、齧ってみたいなぁ、って。
ねぇ、だめかしら?
(数秒間を開けてください)
だめぇ?そう。残念。
でも、味だけじゃなくて・・・・・・人間って面白いのね。
怖い人間だけじゃなくて、貴方みたいに、私に無警戒なのも居るだなんて。
私、人間に憧れがあったの。
船の上で楽しそうに話す人間たちを見て、いつもどんな事を話しているのか気になっていたの。
私は・・・・・・生まれた時から一人だったから。それに、人間とこうして話せるだなんて思わなかったから。
うふふ。
太陽って、あんなに綺麗だったかしら?
いつも人間に追われてたから、気が付かなかったわね。
(数秒間を開けてください)
ねーえ?
私の足。気になる?
いいわよ、あなたなら。触っても。
丁度この触手、痒かったのよ。
掻いてくれる?
(肌の擦れ合う音)
ふふ。人間の手って、暖かいわね。
海を漂っている時には、感じた事がない暖かさ。
私の足は・・・・・・ヌメりがあるし、ひんやりしているから・・・・・・人間にとっては少し気持ちが悪かったりするのかしらね?
でも、手を止めてないあたり・・・・・・触っていて意外と気持ちいいのかしら?
ん・・・・・・ありがとう。
暖かかったわ。貴方の手。
(数秒間を開けてください)
もう、日が沈むわね。
(波の音)
あぁ、そっか。海の底に帰らなきゃなのね。
静かで、冷たくて、誰もいないあそこに・・・・・・。
私も、貴方と同じ人間だったら・・・・・・。
ふふ。何を言っているのかしらね、私。
(数秒間を開けてください)
そうよ。私は、海の怪物のスキュラ。貴方と相いれるなんて、できないのよ。
もし次、ここに来てしまったら・・・・・・うふふ。その時は、貴方の事を、食べてしまうわね?
だから・・・・・・もう、来てはダメよ?
【別日、海岸にて。】
(波の音)
(ウミネコの鳴き声)
貴方・・・・・・なんで来たの?
ふふ。そう。食べられたいの。
じゃあ・・・・・・あの時のように、私の手を握ってくれる?
こうして、私が触手を見せているのに、人間の貴方が、握るの?
(数秒間を開けてください)
ふふ。そう、握るのね。
じゃあ・・・・・・行きましょうか。
(海の中の音。5秒程していただけましたら)
(バシャ、と水から顔を出す音)
ようこぞ。私の巣に。
どおかしら?静かでしょう?
暗い暗い海の底。太陽の光も届かない空間。
ここでずっと、一人で暮らして来たの。
でも・・・・・・あぁ。今は貴方がいてくれる。
本来は・・・・・・私のような怪物は、一生、孤独で生きるべきなのかもしれない。
だって、一度、他の人に触れてしまったら、その暖かさが忘れられなくなるもの。
もう、こんなとこに一人は、耐えられなかった。
貴方と別れてから実は・・・・・・一度も眠れなかったの。
ついには、貴方の幻を見るようになって。
貴方ともっと話してみたい、貴方の手に触れたい、そして・・・・・・。
貴方を・・・・・・人間の知り合いや家族のいる陸から、無理やり、海に引きずり込みたい。
うふふふ。やはり、私は怪物なのね。
この胸の高鳴りに胸を委ねてしまったら、貴方の体にこの触手を巻き付けて、手と足が折れてしまう程握りしめたいの。
いいわよね?私の足、好きなのよね?
あぁ・・・・・・こんなに幸せになれるなんて。
貴方をここに引きずりこんで、本当に良かった。
なんで、あんなに躊躇っていたのかしら・・・・・・ふふ。
今日からは、私と一緒にここで暮らして・・・・・・いつか、貴方の体が動かなくなってしまったら・・・・・・食べてあげるわね?
貴方と永遠にずぅっと居たいですもの。いいわよね?
(数秒間を開けてください)
じゃあ早速・・・・・・うふふ。(恥ずかしそうに言っていただけますと)
私の足を撫でてくれる?貴方の気が済むまで、好きなだけしていいわよ?
これからはずっと、この深い海の底で、二人きりでいましょうね?
クレジット
ライター情報
いつも閲覧ありがとうございます(^^)/
趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。
私の名前をサムネ、又は概要欄にて載せて頂ければ、広告の有り無しに関わらず自由に使って頂けるととても嬉しいです(^^)/
各台本のタイトル、一部内容はは自由に変えてくださっても構いません。
顔アイコンはTTIさん「@tti_design」の絵を拝借しております。
夢は1個800円の卵を毎日2個食べられる暮らしです。
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