- 甘々
- ヤクザ
- 極道
- ほのぼの
- 下っ端
- 煙草
公開日2024年11月10日 21:36
更新日2024年11月10日 21:36
文字数
1276文字(約 4分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
下っ端構成員
視聴者役柄
組長の娘
場所
事務所の屋上
あらすじ
冬も近くなってきたある日、組の下っ端構成員の男が誰もいない屋上で一人、タバコを吸っていた。組長の娘である貴女は、そんな彼に密かに好意を抱いていて…?
本編
あ~、さぶっ…屋上で吸うのも辛くなってきたなぁ…
(タバコに火をつける)
あ~…めっちゃうめぇ。最高すぎて、このまま死んでも悔いねぇわ…
あぁ…ヤニの味は嵌まったら二度と抜け出せねぇ……って、お嬢!? なんでここに…!?
(タバコの火を慌てて消す)
あ、あ~…お嬢、今日はどうしました?こんなとこに来るなんて、珍しいじゃないっすか…
さ、サボりじゃねえっすよ!? れっきとした、休憩です!えぇ、全然サボってなんかないっすよ!?
てかお嬢…こんな寒いとこに来ちゃダメっすよ。
お嬢、ただでさえ身体弱いんすから…あと、タバコの煙も身体に良くねえし…
え?タバコを咥えてる姿って…こ、こうっすか…?
えぇ~!? なんで笑うんすかぁ!? そこはかっこいいっていうとこでしょーよ!
ぐぎぎ…に、似合わない…
く、初めて言われたわけじゃねえけど、めっちゃ心にくる…
え、えぇ、まぁ…まだカタギだったころ、元カノに言われましてね…
いやぁ、かっこいい大人の男に憧れて始めたようなもんだから、さらっと言われたときはグサッときましたよ…「アンタそれ、似合ってないよ」って。
…お、お嬢?なんでそんな急に不機嫌になるんすか…?俺、なんかまずいこと言いました…?
朴念仁!? どこがっすか!これでも女経験はそれなりに積んで…!
あっ、はい…さーせんした。ちょっと黙りまーす…
(少しだけ気まずい沈黙が続く)
あの、お嬢…一個聞いてもいいっすか…?
なんであの時、俺のこと救ってくれたんすか…?
いや、だって…あの時の俺なんて、ただのチンピラだったし…
ヤクザ同士の抗争に巻き込まれて、勝手に死にかけてたモブ野郎だったのに、なんでかなーって…
……あ、そうっすか。気まぐれ、っすか…お、お嬢らしいっすね…はは…
……え?俺、お嬢のこと、助けたことありましたっけ?
あ、あぁ~…あれかぁ。たしかお嬢がキチガイマフィアの連中に捕まった時に、俺が女装して奴らのアジトに潜入したアレ…
いや、ちょっと!思い出し笑いしないでくださいよ!俺だって、恥ずかしかったんすから!
も~!あれは仕方なかったんですって!あの連中、大の女好きだっつーから、それを油断させるために…!
と、とにかく…!俺にとってお嬢の身の安全は最優先事項なんで!多少の恥なら、喜んで受け入れますよ!えぇ!
お、お嬢…?急に黙り込んでどうしたんすか…?なんか顔、赤くないっすか…?
あ、もしかして風邪!? やっぱこんな寒いとこにいちゃダメっすよ!早く屋内に戻らねえと…!
(抱きつかれる)
…!? お、おおお、お嬢!? 急に、何!? あっためてってどーいうこと!?
あ、あああ…はい、わーかりました…こ、こう…?
(軽く抱きしめる)
えぇ…?もっと?じゃあ、ギュ、ギュー…///
(少し強く抱きしめる)
いやぁ~…これ、組長(オヤジ)に見られたら、殺されるんじゃないっすかね…?俺、明日生きてる…?
いや、介錯(かいしゃく)って…トドメ、ささんでくださいよ。そこはせめて、庇うくらいして…
まぁ、でも…好きな女に最期を看取ってもらえるなら、ありなのか…?
…お嬢?急に固まってどうしたんすか…って、お嬢!? おーい⁉︎
(彼女がその場から急いで立ち去る)
な、なんだったんだ…?いきなり走り去っていったぞ…
お嬢、今日はやけに挙動不審だったような…?うーん…
ま、まぁいいや…あとでお嬢の好きなお菓子買ってこ。機嫌、直してくれるといいなぁ…
(タバコに火をつける)
あ~…めっちゃうめぇ。最高すぎて、このまま死んでも悔いねぇわ…
あぁ…ヤニの味は嵌まったら二度と抜け出せねぇ……って、お嬢!? なんでここに…!?
(タバコの火を慌てて消す)
あ、あ~…お嬢、今日はどうしました?こんなとこに来るなんて、珍しいじゃないっすか…
さ、サボりじゃねえっすよ!? れっきとした、休憩です!えぇ、全然サボってなんかないっすよ!?
てかお嬢…こんな寒いとこに来ちゃダメっすよ。
お嬢、ただでさえ身体弱いんすから…あと、タバコの煙も身体に良くねえし…
え?タバコを咥えてる姿って…こ、こうっすか…?
えぇ~!? なんで笑うんすかぁ!? そこはかっこいいっていうとこでしょーよ!
ぐぎぎ…に、似合わない…
く、初めて言われたわけじゃねえけど、めっちゃ心にくる…
え、えぇ、まぁ…まだカタギだったころ、元カノに言われましてね…
いやぁ、かっこいい大人の男に憧れて始めたようなもんだから、さらっと言われたときはグサッときましたよ…「アンタそれ、似合ってないよ」って。
…お、お嬢?なんでそんな急に不機嫌になるんすか…?俺、なんかまずいこと言いました…?
朴念仁!? どこがっすか!これでも女経験はそれなりに積んで…!
あっ、はい…さーせんした。ちょっと黙りまーす…
(少しだけ気まずい沈黙が続く)
あの、お嬢…一個聞いてもいいっすか…?
なんであの時、俺のこと救ってくれたんすか…?
いや、だって…あの時の俺なんて、ただのチンピラだったし…
ヤクザ同士の抗争に巻き込まれて、勝手に死にかけてたモブ野郎だったのに、なんでかなーって…
……あ、そうっすか。気まぐれ、っすか…お、お嬢らしいっすね…はは…
……え?俺、お嬢のこと、助けたことありましたっけ?
あ、あぁ~…あれかぁ。たしかお嬢がキチガイマフィアの連中に捕まった時に、俺が女装して奴らのアジトに潜入したアレ…
いや、ちょっと!思い出し笑いしないでくださいよ!俺だって、恥ずかしかったんすから!
も~!あれは仕方なかったんですって!あの連中、大の女好きだっつーから、それを油断させるために…!
と、とにかく…!俺にとってお嬢の身の安全は最優先事項なんで!多少の恥なら、喜んで受け入れますよ!えぇ!
お、お嬢…?急に黙り込んでどうしたんすか…?なんか顔、赤くないっすか…?
あ、もしかして風邪!? やっぱこんな寒いとこにいちゃダメっすよ!早く屋内に戻らねえと…!
(抱きつかれる)
…!? お、おおお、お嬢!? 急に、何!? あっためてってどーいうこと!?
あ、あああ…はい、わーかりました…こ、こう…?
(軽く抱きしめる)
えぇ…?もっと?じゃあ、ギュ、ギュー…///
(少し強く抱きしめる)
いやぁ~…これ、組長(オヤジ)に見られたら、殺されるんじゃないっすかね…?俺、明日生きてる…?
いや、介錯(かいしゃく)って…トドメ、ささんでくださいよ。そこはせめて、庇うくらいして…
まぁ、でも…好きな女に最期を看取ってもらえるなら、ありなのか…?
…お嬢?急に固まってどうしたんすか…って、お嬢!? おーい⁉︎
(彼女がその場から急いで立ち去る)
な、なんだったんだ…?いきなり走り去っていったぞ…
お嬢、今日はやけに挙動不審だったような…?うーん…
ま、まぁいいや…あとでお嬢の好きなお菓子買ってこ。機嫌、直してくれるといいなぁ…
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