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公開日2026年02月26日 22:48
更新日2026年02月26日 22:48
文字数
2251文字(約 7分31秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
とある村の祠の邪神
視聴者役柄
とある村の娘
場所
辺境の村
あらすじ
その村のはずれには、小さな古びた祠があった。祠には「若い娘を連れ去る恐ろしい神」が封じられているといわれ、村の皆から恐れられていた。
ある日、小用を済ませにはずれまで訪れた主人公はその祠の前で足を止める。
祠の中から自分を呼ぶ声が聞こえた気がした。
ある日、小用を済ませにはずれまで訪れた主人公はその祠の前で足を止める。
祠の中から自分を呼ぶ声が聞こえた気がした。
本編
ASMR要素 両耳マッサージ、両耳指かき、肩マッサージ、頭皮マッサージ
()内 ト書き
//SE SEの指示
シーン1 村のはずれ
(村の外れ、びゅうびゅうと風が吹いている)
//SE 強く吹く風の音
(主人公、祠の前を通りかかる)
//SE ゆっくりと歩いている足音
(主人公の目の前にある祠、中から声が聞こえる)
——やあ、そこのお前さん
(主人公、立ち止まる)
//SE 立ち止まる足音
そうだよ、お前さんのことだ
どこにいるかって? こっちだよ
——そうだ、そこだよ。この「祠」とかいう粗末な箱の中さ
悪いが、ちょいと扉を開けてはくれんかね? 俺の力じゃ無理なもんでなあ
——はっ、そんなことを気にする必要はないさ
お前がこの祠の扉を開けたとて、悪いことにはならんよ
お願いだ、この扉を開けておくれ。たんと礼はするよ
(主人公、祠に貼ってあるお札を破る)
//SE 紙を剥がす音
いい子だ、なんていい子なんだ。貼ってあった紙は捨ててしまいなさい
(祠の扉が開く)
//SE 祠の扉が、軋みながら開く音
ああ、それでいい。お前の顔がようく見える
(声を低めて)——ああ、かわいい、かわいいなあ。お前さんは……
(強い風が、木の葉を揺らす)
//SE 風が木の葉を揺らす音
(右耳に囁く)……捕まえた
(主人公、気を失う)
シーン2 裏の世界
(主人公、暗闇の中で寝かされている)
(邪神、主人公を膝にのせている)
——さあて、ここなら安心だ。邪魔な人間は誰も来られまい
(主人公、目を覚ます)
(嬉しそうに)おや、起きたか。よく眠っていたなあ
ここかい? 俺が住む住処だよ
ええ? 真っ暗でよく見えない?
そうだな、目が慣れるまでは真っ暗闇だろうなあ
(優しく)だが大丈夫だ、怖いことは何もないよ
だからそう、身体をこわばらせるな。力を抜け
どうせなら、目も閉じてしまえ。何も見えないだろうからなあ
ほれ、耳でも揉んでやるからな……ひひっ
(両耳マッサージ開始)
どうだ? 俺の耳ほぐしは気持ちいいだろう?
お前さん、随分と耳が凝っている——苦労しているんだな、可哀そうに
ああ? ここはどこかって?
ひひっ、そりゃあそうだ。ここはお前さんの知らない裏の世界だからね
普通の人間が来ることはないだろうさ
お前さんがね、あまりにもかわいいから連れてきてしまったんだ
なあに、怖いことは何もない。俺と一緒にいればね……
(両耳マッサージ継続)
お前さん、まだまだ身体に力が入っているなあ——どうしたものか
……ふむ、耳の中もカリカリかいてやろう
(両耳マッサージに加え、両耳かき開始)
ほれ、耳の外と中を同時にほぐされるのは気持ちいいだろう?
何故そんなことができるか不思議だって?
……そりゃ、決まってるだろう。それは俺が神様だからだよ
お前さんのかわいい耳をほぐすために生まれた神様なのさ……ひひひっ
(両耳マッサージ、両耳かき継続)
うひひっ、お前さんの耳もだいぶ温まってきたなあ
……何? 耳をいじられるのはもう飽きた?
そうか、そうか。それは悪かったなあ、気づいてやれんで
(両耳マッサージ、両耳かき終了)
では、違う部位にしてやろう。肩はどうだ?
……ああ、ここも随分と固くなっているなあ。どれどれ……
(両肩、マッサージ開始)
さあ、もっと力を抜け。ふにゃりとしてしまうぐらいになあ
——そうだ、それでいい。お前さんは素直ないい子だ
(主人公、暗闇に目が慣れてくる)
おや、目が慣れてきたか。かわいい瞼が開いているぞ
——わかるとも、それぐらい。俺の世界なんだからね
これ、そんなに周りを見ようとするな。そんなことをすると
(声を低めて)……ほら、俺と目が合った
——うひひっ、見てしまったな
そうさ、俺は人よりも多く腕を持っている
(たくさんの腕が同時に動く)
//SE 得体の知れぬ腕が蠢く音
お前さんをかわいがってやるのに、実に便利だ……ひひっ
(主人公、恐怖で気を失う)
——おやおや、気を失ってしまったか。少しばかり可哀そうなことをしたな
(にやにやしながら)まあいい、こちらも気を遣わんですむというもんだ
ちょうどいい、お前さんの髪も触らせてくれ
(両肩マッサージにくわえ、両手で頭皮マッサージ開始)
(嬉しそうに)ほほう、これまた柔こい髪だ。たまらんなあ
(両肩マッサージ、頭皮マッサージ継続)
……ああ、お前さんは実によく似ている
だからこうして連れ去ってしまったのかもしれんなあ
——いつの頃か、俺もかつてはあの村の人間だった
よく知った馴染みの娘を娶るはずだったんだ
(恨めしそうに)……ああ、憎い。これも全て、やつのせいだ
あやつが俺とあの娘をねたみ、横恋慕などしてこなければ……
俺はもだえ苦しむほどの絶望に落ちなかったというのに……!
おまけに、俺をあんな狭苦しい箱の中に閉じ込めやがって……! くそっ!
(ため息をついて)——いや、いかんな。もうやめよう
物事は前向きに考えねば、この肉体を得られたのも
やつらが俺に怨みの心を与えてくれたから、だ
そう、もういいんだ。お前さんが箱の封印を解いてくれたからな……ひひっ
(左耳に囁く)愛おしや。どこから見ても、お前さんはよく似ている
(右耳に囁く)俺が娶るはずだったあの娘にな。生まれ変わりを見ているようだ
……ああ、触れたい。お前に触れたくてたまらんよ
(両肩マッサージ、頭皮マッサージに加え、両耳マッサージ開始)
もうお前さんを表の世界に出すわけにはいかんなあ……よし、決めた
お前さんを俺の花嫁にしてやろう。今度こそ俺は愛する娘と結ばれるのだ
ここの空気はお前さんには、合わぬかもしれないがいずれは慣れる
そして、いつかは俺と同じ肉体を得られるだろうからな……ひひひっ、楽しみだ
(片耳に囁く)それまではこうして二人でいようなあ?
了
()内 ト書き
//SE SEの指示
シーン1 村のはずれ
(村の外れ、びゅうびゅうと風が吹いている)
//SE 強く吹く風の音
(主人公、祠の前を通りかかる)
//SE ゆっくりと歩いている足音
(主人公の目の前にある祠、中から声が聞こえる)
——やあ、そこのお前さん
(主人公、立ち止まる)
//SE 立ち止まる足音
そうだよ、お前さんのことだ
どこにいるかって? こっちだよ
——そうだ、そこだよ。この「祠」とかいう粗末な箱の中さ
悪いが、ちょいと扉を開けてはくれんかね? 俺の力じゃ無理なもんでなあ
——はっ、そんなことを気にする必要はないさ
お前がこの祠の扉を開けたとて、悪いことにはならんよ
お願いだ、この扉を開けておくれ。たんと礼はするよ
(主人公、祠に貼ってあるお札を破る)
//SE 紙を剥がす音
いい子だ、なんていい子なんだ。貼ってあった紙は捨ててしまいなさい
(祠の扉が開く)
//SE 祠の扉が、軋みながら開く音
ああ、それでいい。お前の顔がようく見える
(声を低めて)——ああ、かわいい、かわいいなあ。お前さんは……
(強い風が、木の葉を揺らす)
//SE 風が木の葉を揺らす音
(右耳に囁く)……捕まえた
(主人公、気を失う)
シーン2 裏の世界
(主人公、暗闇の中で寝かされている)
(邪神、主人公を膝にのせている)
——さあて、ここなら安心だ。邪魔な人間は誰も来られまい
(主人公、目を覚ます)
(嬉しそうに)おや、起きたか。よく眠っていたなあ
ここかい? 俺が住む住処だよ
ええ? 真っ暗でよく見えない?
そうだな、目が慣れるまでは真っ暗闇だろうなあ
(優しく)だが大丈夫だ、怖いことは何もないよ
だからそう、身体をこわばらせるな。力を抜け
どうせなら、目も閉じてしまえ。何も見えないだろうからなあ
ほれ、耳でも揉んでやるからな……ひひっ
(両耳マッサージ開始)
どうだ? 俺の耳ほぐしは気持ちいいだろう?
お前さん、随分と耳が凝っている——苦労しているんだな、可哀そうに
ああ? ここはどこかって?
ひひっ、そりゃあそうだ。ここはお前さんの知らない裏の世界だからね
普通の人間が来ることはないだろうさ
お前さんがね、あまりにもかわいいから連れてきてしまったんだ
なあに、怖いことは何もない。俺と一緒にいればね……
(両耳マッサージ継続)
お前さん、まだまだ身体に力が入っているなあ——どうしたものか
……ふむ、耳の中もカリカリかいてやろう
(両耳マッサージに加え、両耳かき開始)
ほれ、耳の外と中を同時にほぐされるのは気持ちいいだろう?
何故そんなことができるか不思議だって?
……そりゃ、決まってるだろう。それは俺が神様だからだよ
お前さんのかわいい耳をほぐすために生まれた神様なのさ……ひひひっ
(両耳マッサージ、両耳かき継続)
うひひっ、お前さんの耳もだいぶ温まってきたなあ
……何? 耳をいじられるのはもう飽きた?
そうか、そうか。それは悪かったなあ、気づいてやれんで
(両耳マッサージ、両耳かき終了)
では、違う部位にしてやろう。肩はどうだ?
……ああ、ここも随分と固くなっているなあ。どれどれ……
(両肩、マッサージ開始)
さあ、もっと力を抜け。ふにゃりとしてしまうぐらいになあ
——そうだ、それでいい。お前さんは素直ないい子だ
(主人公、暗闇に目が慣れてくる)
おや、目が慣れてきたか。かわいい瞼が開いているぞ
——わかるとも、それぐらい。俺の世界なんだからね
これ、そんなに周りを見ようとするな。そんなことをすると
(声を低めて)……ほら、俺と目が合った
——うひひっ、見てしまったな
そうさ、俺は人よりも多く腕を持っている
(たくさんの腕が同時に動く)
//SE 得体の知れぬ腕が蠢く音
お前さんをかわいがってやるのに、実に便利だ……ひひっ
(主人公、恐怖で気を失う)
——おやおや、気を失ってしまったか。少しばかり可哀そうなことをしたな
(にやにやしながら)まあいい、こちらも気を遣わんですむというもんだ
ちょうどいい、お前さんの髪も触らせてくれ
(両肩マッサージにくわえ、両手で頭皮マッサージ開始)
(嬉しそうに)ほほう、これまた柔こい髪だ。たまらんなあ
(両肩マッサージ、頭皮マッサージ継続)
……ああ、お前さんは実によく似ている
だからこうして連れ去ってしまったのかもしれんなあ
——いつの頃か、俺もかつてはあの村の人間だった
よく知った馴染みの娘を娶るはずだったんだ
(恨めしそうに)……ああ、憎い。これも全て、やつのせいだ
あやつが俺とあの娘をねたみ、横恋慕などしてこなければ……
俺はもだえ苦しむほどの絶望に落ちなかったというのに……!
おまけに、俺をあんな狭苦しい箱の中に閉じ込めやがって……! くそっ!
(ため息をついて)——いや、いかんな。もうやめよう
物事は前向きに考えねば、この肉体を得られたのも
やつらが俺に怨みの心を与えてくれたから、だ
そう、もういいんだ。お前さんが箱の封印を解いてくれたからな……ひひっ
(左耳に囁く)愛おしや。どこから見ても、お前さんはよく似ている
(右耳に囁く)俺が娶るはずだったあの娘にな。生まれ変わりを見ているようだ
……ああ、触れたい。お前に触れたくてたまらんよ
(両肩マッサージ、頭皮マッサージに加え、両耳マッサージ開始)
もうお前さんを表の世界に出すわけにはいかんなあ……よし、決めた
お前さんを俺の花嫁にしてやろう。今度こそ俺は愛する娘と結ばれるのだ
ここの空気はお前さんには、合わぬかもしれないがいずれは慣れる
そして、いつかは俺と同じ肉体を得られるだろうからな……ひひひっ、楽しみだ
(片耳に囁く)それまではこうして二人でいようなあ?
了
クレジット
ライター情報
小説執筆の傍ら、「安心して眠りたい」と言う欲望から主に睡眠導入シチュエーションボイスのフリー台本を書いている台本師です。
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