仕事で辛い事があったあなたを、主夫の夫が温かく慰めてくれます。

(鍵を開ける音、玄関の扉が開く)
(フローリングの上を歩く音が近づいてくる)

お帰り～。ご飯にする？お風呂にする？それとも俺？
(俺？のところは若干ウザい感じのキメ声で)

(妻ジト目)

(トーンを落とし早口で)
ごめんなさい、調子乗りました、二度としないので怖い顔しないでください。

(取り繕うように)
きょ、今日もお疲れ様。お弁当箱洗うから出してね。

お腹空いた？じゃあ、君が着替えてる間にご飯よそっておくよ。

(鼻歌交じりに準備する旦那)

今日は、ご飯と味噌汁、冷しゃぶサラダと茄子の揚げ浸しだよ。

(やや間を置いて)

どう？おいしい？

(妻　おいしい)

よかったぁ。

ニコニコしてどうしたのって、君が美味しそうに俺が作った料理食べてるの見てたら、なんか幸せな気分になっちゃった。

(妻　ごちそうさまでした)

お粗末さまでした。君はいつも通りソファーでくつろいでて。

(ソファーに腰かける妻　皿洗いを始めようとした旦那を呼び隣に座らせる)

隣に座ってって、なんか表情が暗いけど……

(妻、旦那に抱きつく)

うわっ、急に抱きついてきてどうしたの？
もしかして仕事で何かあった？

(首肯する妻)

そっか、じゃあ、俺からもぎゅーってするね。ぎゅー。

話聞くよ。話したくないなら、無理にとは言わないけど……

うん……うん……そっか、それは辛いね。
話してくれてありがとう。

(優しく真剣に語りかける)
これからも、そういうことがあったら俺に頼っていいからね。
君が抱えてる重いものを、遠慮なく分けてほしいんだ。

それを受け止めるだけの心の余裕が、今の俺にはあるから……
君のお陰でできた余裕を、君のために使いたい。
大好きな君には、前の俺みたいに壊れてほしくないんだ……

(泣き出す妻)

うん、うん、いいよ、
泣きたくなったらいつでも胸を貸すから。

よし、よし。よし、よし。

俺がいるここでは、気を張らなくていいからね。


(時間経過)

すっきりした？そっか。よかった。
よし！じゃあ、お風呂入って寝ようか。今日は布団干したからふかふかだよ。

え？一緒に寝てほしい？わかった、いいよ。そういうことなら洗いもの早く終わらせないとね。

・台本（ゆるボイ！）
主夫の夫は頑張っているあなたを支えたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メロンフランスパン