浮気をしたあなたに彼氏が異常な罰を与えます。

話があるんだけどいいかな。
ま、いやとは言わせないけどね。

まずはこの写真を見てよ。

(スマホの画面を見せる)
君が男と一緒にカフェにいるね。
この男は誰だい？

(彼女　男友達だと答える)

ただの男友達？
ふーん。

じゃあ、これは？

(再びスマホの画面を見せる)
さっきの男と君がキスしてるね。しかも随分と熱いのを。
それでも友達だって言うのかい？

(彼女　押し黙る)

黙ってちゃあわからないよ。
わかった、認めざるを得ない証拠を出そうか。
正直虫酸が走るから見たくないんだけどね。

(今一度スマホの画面を見せる)
君とあの男が手を繋いでホテルに入っていくね。
真っ昼間から、二人で、一体何をしたんだろうね？

もう一度聞くよ、正直に答えてほしいな。
この男は君のなんだい？

(彼女　浮気したと答える)

浮気相手か、うん、そうだろう。

君は嘘を吐ついていた。
僕に愛してる、あなたしかいないなんていって、他の男と寝ていたわけだ。
残念だよ。

最近君のことを信用してもいいかなと思っていたんだ。
そういうふうに思える人が現れたのが、僕にとっては初めてだった。

君は知らないと思うけど、僕は他人を信用していないんだ。
同僚も友人も家族もそう。
人は顔色ひとつ変えずに騙し奪えるんだって気づいてからね。

でも君は違うんじゃないか。そう思っていたんだよ。

でも違った。
君も周りの人間と何も変わりはしない。
君は僕を騙し、愛を奪った。

(彼女　謝罪を口にする)

謝罪なんていらないよ。
今回のことは忘れもしないし許しもしない。
僕は君をすでに愛していない。

(彼女　それなら別れましょう)

別れましょうって、そうやって逃げようとしても駄目。
僕は君を愛していないけど、離したりしない。
なぜってそれが君への罰だからね。
君は一生自分を愛していない、信じてもない、軽蔑すらしている人間と共に過ごすんだ。

(彼女　それはあなたが辛いでしょう？)

それは僕のほうが辛いって？

(狂ったように)
あははははは！君は面白いことを言うね。
僕自身が辛くないから君への罰になるんじゃないか。

僕が愛をささやいてもそれが嘘だと君は知っている。
これから僕らの関係は嘘で塗りかためたモノになる。

そういえば君は前に言っていたね。幸せな家庭を作りたいって。それが夢だって。
作ろうか。
偽りの幸せな家庭を。

・台本（ゆるボイ！）
浮気をした彼女に罰を与える彼氏
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メロンフランスパン