調子に乗って酒を飲みすぎたあなたを上司がやさしく介抱してくれます。

おーい、おーい。
立てるか？
ダメだ、ぐでんぐでんに酔ってら。
プレゼン成功したからって調子のって飲むからだぞ、全く。
タクシーは……無理だな。
多分吐くわこの子。
取り敢えずおんぶするしかないか。
(しゃがむ)
ほれ、背中乗れ。

(もぞもぞと背中におぶさる後輩)

よいしょっと、よしいいぞ、いい子だ。
で、君の家はどっちかな。指差して。

(近くのマンホールを指差す後輩)

いやマンホールって、どこ指差してんだよ。地底人なの？君。

仕方ない、近いし俺の家に泊めるしかなさそうだな。
頼むから吐くなら家についてからにしてくれよ。

(時間経過)

(玄関を開ける音)
(廊下を歩く)
はい、ここ座って。
(コップに水を注ぐ)
水飲んで。
よく飲めたな、えらいえらい。

眠いか？わかった、ベッドまで連れてくから肩に掴まれ。

(後輩　だっこ)

は？だっこ？
(ため息)
よいしょっと。
ベッドに寝かせるぞ。ちょっと汗臭いかもしんないけど我慢しろよ。

(枕を抱いて顔を埋める後輩)

あのさ、俺の枕捕まえて匂い嗅ぐのやめてくんない？恥ずかしいんだけど。

ってもう寝てるし。

今回のプレゼン、君はあちこち走り回って、資料作って、頑張ってたもんな。
それが立派な実をつけた。
よくやったよ、君は。
頭を撫でてやろう。
よしよし。

ほうけた顔で無防備に寝ちゃってさ。俺が男だってこと忘れてない？
こんな姿、俺以外の男に見せるなよ。
……なんてな。

掛け布団かけてっと。
おやすみ、また明日な。

・台本（ゆるボイ！）
酔ったあなたを介抱する上司
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・台本制作者
メロンフランスパン