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公開日2021年11月20日 08:54
更新日2021年11月20日 08:54
文字数
1644文字(約 5分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
姉
視聴者役柄
弟
場所
寮
本編
(インターホン)
弟くん?いないのかな……って開いてる。
お邪魔します。弟くん、いるの?
弟くん…こんなとこであかりもつけずにどうしたの?
何しにきたんだって…
弟くんが最近学校に来てないって、学校から連絡を受けたから様子を見にきた。
その様子だと何かあったみたいだね。
お姉ちゃんに話してくれる?
ううん、関係ある。わたしたち、家族でしょ?
どうせ話しても誰にも分かってもらえないって…
話さないと余計分からないよ?
嫌だ。弟くんの話を聞くまでは絶対出て行かない。
弟くんが話してくれるまで帰らない。
ずっとここにいる。
そう。弟くんなら知ってるでしょ?
わたしが頑固でわがままだってこと。
…話してくれる気になった?
今抱えてるもの、お姉ちゃんに全部ぶつけてみて。
そっか。やっぱり部活がらみだったんだ。
うん。弟くんが本気で悩むことって大抵、自分が好きなことだから。
要するに、バスケでシュートが全く入らなくなって、レギュラーも落とされたから、こうして塞ぎ込んでるんだよね?
どれだけシュートを打っても全く入る気がしないって…
そう。たしかに弟くんの言った通り、わたしには分からないことだ。
わたし、バスケどころか運動全般苦手だから。
なんでシュートが入らなくなったのか…
どうやったらシュートが入るようになるのか…
それがどれだけ苦しいことなのか…
わたしには何も分からない。
わたしは弟くんじゃないから。
分からないけど…こうして寄り添うことはできる。
ほら、お姉ちゃんの手、握って?
意地張らなくていいから。ほら。
今は頑張るパワーが足りてないだけでしょ?
だったらお姉ちゃんパワー、分けてあげる。
うん、こんなことだけでシュートが入るようにはならないかもね。
けどお姉ちゃん、信じてる。
弟くんがもう一度立ち上がって、コートに立つってこと。
うん、信じてるよ。
昔、自転車乗る練習したでしょ?覚えてる?
そう。補助輪なしで何度も練習して、何度も転んだ。
けどその度に弟くんは立ち上がった。
何度も転んでは立ち上がって、また乗って…
それを繰り返してやっと、補助輪なしで普通に走れるようになった。
バスケもそれと一緒。
今はどれだけ上手くいかなくても、弟くんなら最後には立ち上がって、シュートを決めてくれるって信じてる。
それだけは分かるよ。
だって弟くんのお姉ちゃんだから。
弟くんが本当は強い子だってことは、誰よりも知ってる。
何度だって言うよ。
今はどんなに挫けていても、弟くんは必ず復活する。
弟くん自身が信じられなくても、わたしはそう信じてる。
必要ならバスケの練習にも付き合うよ?
運動できないくせにって…
うん…運動は苦手だけど、弟くんのためなら頑張る。
…いいよ。そこの公園、たしかバスケコートあったよね。
ずっと見ててあげる。弟くんのシュートが入るまで。
弟くん、ナイシュー。
うん、観てたよ。試合、お疲れ様。
どうしたの、改まって?
ううん、わたしは何もしてない。
立ち直ったのは、弟くん自身の力だから。
強いて言うなら、弟くんが気づいてなかったことを気づかせてあげただけ。
きっとあの時わたしが声をかけなくても、弟くんは自分自身の足で立ち上がってたと思う。
ううん、そんなことあるよ。
言ったでしょ、弟くんは本当は強い子だって。
だから…ここまでよくがんばったね。偉いよ。
さすが、わたしの自慢の弟くんだ。
姉としてすごく誇らしいよ。
またコートで元気に走り回る弟くんを見れて、お姉ちゃんは嬉しいな。
これからも頑張って…とは言わないよ。
そんなこと言わなくても、弟くんは自分で頑張るでしょ?
…泣かないの、男の子でしょ。
え?姉ちゃんも泣いてるって…
ホントだ、いつの間に…
これは嬉し涙かな…胸のあたりがすごく暖かい。
さ、今日は弟くんの復活パーティーでもしよっか。
お腹減ったでしょ?どこか食べに行こ。
お姉ちゃんが奢ってあげる。
もう…一丁前にお姉ちゃんの財布の心配しないの。
これでも一応、社会人なんだから。
ん?……ふふっ、そこまで言うならお礼の言葉は素直に受け取っておくよ。
弟くん、今日は本当にお疲れ様。
また弟くんが試合で活躍するの、楽しみにしてるね。
弟くん?いないのかな……って開いてる。
お邪魔します。弟くん、いるの?
弟くん…こんなとこであかりもつけずにどうしたの?
何しにきたんだって…
弟くんが最近学校に来てないって、学校から連絡を受けたから様子を見にきた。
その様子だと何かあったみたいだね。
お姉ちゃんに話してくれる?
ううん、関係ある。わたしたち、家族でしょ?
どうせ話しても誰にも分かってもらえないって…
話さないと余計分からないよ?
嫌だ。弟くんの話を聞くまでは絶対出て行かない。
弟くんが話してくれるまで帰らない。
ずっとここにいる。
そう。弟くんなら知ってるでしょ?
わたしが頑固でわがままだってこと。
…話してくれる気になった?
今抱えてるもの、お姉ちゃんに全部ぶつけてみて。
そっか。やっぱり部活がらみだったんだ。
うん。弟くんが本気で悩むことって大抵、自分が好きなことだから。
要するに、バスケでシュートが全く入らなくなって、レギュラーも落とされたから、こうして塞ぎ込んでるんだよね?
どれだけシュートを打っても全く入る気がしないって…
そう。たしかに弟くんの言った通り、わたしには分からないことだ。
わたし、バスケどころか運動全般苦手だから。
なんでシュートが入らなくなったのか…
どうやったらシュートが入るようになるのか…
それがどれだけ苦しいことなのか…
わたしには何も分からない。
わたしは弟くんじゃないから。
分からないけど…こうして寄り添うことはできる。
ほら、お姉ちゃんの手、握って?
意地張らなくていいから。ほら。
今は頑張るパワーが足りてないだけでしょ?
だったらお姉ちゃんパワー、分けてあげる。
うん、こんなことだけでシュートが入るようにはならないかもね。
けどお姉ちゃん、信じてる。
弟くんがもう一度立ち上がって、コートに立つってこと。
うん、信じてるよ。
昔、自転車乗る練習したでしょ?覚えてる?
そう。補助輪なしで何度も練習して、何度も転んだ。
けどその度に弟くんは立ち上がった。
何度も転んでは立ち上がって、また乗って…
それを繰り返してやっと、補助輪なしで普通に走れるようになった。
バスケもそれと一緒。
今はどれだけ上手くいかなくても、弟くんなら最後には立ち上がって、シュートを決めてくれるって信じてる。
それだけは分かるよ。
だって弟くんのお姉ちゃんだから。
弟くんが本当は強い子だってことは、誰よりも知ってる。
何度だって言うよ。
今はどんなに挫けていても、弟くんは必ず復活する。
弟くん自身が信じられなくても、わたしはそう信じてる。
必要ならバスケの練習にも付き合うよ?
運動できないくせにって…
うん…運動は苦手だけど、弟くんのためなら頑張る。
…いいよ。そこの公園、たしかバスケコートあったよね。
ずっと見ててあげる。弟くんのシュートが入るまで。
弟くん、ナイシュー。
うん、観てたよ。試合、お疲れ様。
どうしたの、改まって?
ううん、わたしは何もしてない。
立ち直ったのは、弟くん自身の力だから。
強いて言うなら、弟くんが気づいてなかったことを気づかせてあげただけ。
きっとあの時わたしが声をかけなくても、弟くんは自分自身の足で立ち上がってたと思う。
ううん、そんなことあるよ。
言ったでしょ、弟くんは本当は強い子だって。
だから…ここまでよくがんばったね。偉いよ。
さすが、わたしの自慢の弟くんだ。
姉としてすごく誇らしいよ。
またコートで元気に走り回る弟くんを見れて、お姉ちゃんは嬉しいな。
これからも頑張って…とは言わないよ。
そんなこと言わなくても、弟くんは自分で頑張るでしょ?
…泣かないの、男の子でしょ。
え?姉ちゃんも泣いてるって…
ホントだ、いつの間に…
これは嬉し涙かな…胸のあたりがすごく暖かい。
さ、今日は弟くんの復活パーティーでもしよっか。
お腹減ったでしょ?どこか食べに行こ。
お姉ちゃんが奢ってあげる。
もう…一丁前にお姉ちゃんの財布の心配しないの。
これでも一応、社会人なんだから。
ん?……ふふっ、そこまで言うならお礼の言葉は素直に受け取っておくよ。
弟くん、今日は本当にお疲れ様。
また弟くんが試合で活躍するの、楽しみにしてるね。
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