- 告白
- 敬語
- お嬢様
- ヤンデレ
公開日2022年07月06日 07:41
更新日2022年07月06日 07:41
文字数
2163文字(約 7分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
執事
場所
外→お屋敷
あらすじ
執事の貴方は二人のお嬢様姉妹に仕えていた。
ある日、姉の婚約者を自分が惚れさせてしまったせいで、婚約が破談になったことを気に病んだ妹が姉との口論の末、家を飛び出してしまう。
そんな彼女を貴方は必死の思いで説得し、最終的に家に連れ戻すことに成功する。
しかし、その姉妹喧嘩には貴方が深く関わった、別の真実が隠されていて…?
ある日、姉の婚約者を自分が惚れさせてしまったせいで、婚約が破談になったことを気に病んだ妹が姉との口論の末、家を飛び出してしまう。
そんな彼女を貴方は必死の思いで説得し、最終的に家に連れ戻すことに成功する。
しかし、その姉妹喧嘩には貴方が深く関わった、別の真実が隠されていて…?
本編
あ、執事さん…どうしてここに…?
いえ、いいんです。わたし、もう家には帰れませんから…
だって…分かるでしょう?姉さんと喧嘩して、酷いことたくさん言ってしまいましたから…
はい…わたしがあの家に居る資格なんてないんです。ですから、放っておいてください。
え……いえ、そんな…姉さんがそんなこと思ってるはずがありません。あの人にとってわたしは邪魔なんです。
わたしさえいなければ今ごろ、婚約者さんと結婚して幸せな人生を送れてたに違いありません。
そうに決まってます。だって、婚約者さんがわたしに惚れなければ破談になんてならなかった…!
わたしが姉さんの人生をめちゃくちゃにしたんです…だからもう放っておいて…!
(抱きしめられる)
へ…?し、執事さん…?
あ……でもわたし、姉さんに酷いことを…!
全部悪いのはわたしなのに…姉さんに八つ当たりして、それで…!
本当に、戻っていいんですか…?わたし、また姉さんのことを不幸にしちゃいますよ…?
ううん、姉さんだけじゃない。執事さんにだって、こうして迷惑かけてる。だからわたしなんていない方が…
(チョップされる)
いたっ!執事さん、暴力はひどいですよ…
うぅ…わかりました、わかりましたから…!
帰って姉さんと仲直りします…
はい…なんて言われるかすごく怖いですけど…頑張ります。
姉さん、許してくれるんでしょうか…こんなダメな妹を…
はい…執事さんがそう言うなら信じてみます。
その、姉さんとは二人きりで話しますけど…裏で控えててくださいね?
それは…執事さんがいると心強いから、です…
それに…ここまで追いかけてきたのは執事さんですし。最後まで見届ける義務はあると思います。
えぇ?卑怯ですか?今の言い方…
ふふっ…ごめんなさい。でも執事さんのその困ったお顔、なんだかとても可愛らしいです。
いえ、からかってなんていません。けど、ちょっとだけ元気が出ました。
じゃあわたし、お家帰ります。姉さんにもきちんと謝ります。
執事さん…わたしのこと、そばで見守っててくださいね?
執事さん、今日もお疲れ様です。
ふふっ、そんなに慌てなくても…
執事さんがうたた寝してたところはわたし以外、誰も見てませんから。安心してください。
はい。可愛かったですよ。執事さんの寝顔。
でもうたた寝するのも無理ありません。最近ドタバタでしたから。
はい。姉さんが結婚して家中慌ただしかったですし。
でも良かった…姉さんが改めて結婚してくれて…
はい…本当に良かったです。姉さんにはこのまま旦那さんと幸せになってもらいたいです…わたしの邪魔をしないためにも、ね?
(キス)
執事さん…姉さんもいなくなったことですし、わたしたちはわたしたちで幸せになりませんか?
はい。もちろん、そういう意味と受け取ってもらって構いません。
わたし、執事さんになら何されても全然構いませんよ?
あっ…ダメです、逃げないでください!
(スタンガンを押し当てる)
ごめんなさい…護身用に持ってたスタンガン、執事さんに使っちゃって…
でも執事さんがいけないんですよ?わたしから逃げようとするから…
その様子だとご存じないみたいですね…
あの日、姉さんとわたしが喧嘩した本当の理由。
結論を先に言いますと、姉さんも実は執事さんに惚れていたんです。
はい。同じ人を好きになってるんですから、衝突しないわけがありませんよね?
姉さんは卑怯な人ですよ、本当に…
だってわたしを自分の婚約者とわざわざ引き合わせて、惚れさせるように仕向けたんですから。
婚約者さんにも、わたしの良いところばかりを吹聴してたみたいで…ホント手の込んだことをしてくれましたよ、あの人。
そうです。わたしを婚約者さんの家に嫁がせて、自分は後で執事さんを手篭めにするつもりだったんです。
まぁわたしも同じことを考えていたので、あんなふうに喧嘩しちゃったんですけどね。
ふふっ…気づかなかったでしょう?
姉さんもまさか馬鹿正直に、自分が執事さんと一緒になるために妹と自分の婚約者をくっつかせました〜、なんて言うはずありませんし。
そうです。表向きは姉さんの婚約者さんをわたしがたまたま惚れさせてしまった、ということになってますが、実際はさっき言った通り。
わたしも執事さんには気にかけて欲しかったですから…あの日家を飛び出して、雨の中外でうずくまって泣いていたんです。
あ、でもあの涙は嘘なんかじゃありません。
執事さんが探しにきてくれなかったらどうしようって、不安になって泣いてたんです。
ごめんなさい…騙すような真似して。
でも優しい執事さんを、わたしたち姉妹のくだらない争いに巻き込みたくなかったので…
でも安心してください。見たでしょう?結婚式の時の姉さんのあの幸せそうな顔…きっと向こうでも旦那さんとよろしくやってますよ。
ですからわたしたちは心置きなく、ここで結ばれちゃえばいいんです。
(キス)
ね、執事さん…わたし、執事さんのことが大好きです。
あの雨の日に、期待通りにわたしを迎えに来てくれて、ますます惚れちゃいました。
姉さんがいない今、貴方の仕えるべき主人はわたしだけ。
もう姉さんのことなんか気にしないで、わたしだけを見てくれればいいんです。
わたしも執事さん以外の男の人を見るつもりはありませんから。
それにあの日言ってくれましたよね?妹様のことはずっとおそばで見守りますって。
今日もあの日みたいに雨が降ってますし…ちょうどいいシチュエーションだと思いません?
今度はわたしが貴方を迎えに来ましたよ…旦那様?ふふふっ♪
いえ、いいんです。わたし、もう家には帰れませんから…
だって…分かるでしょう?姉さんと喧嘩して、酷いことたくさん言ってしまいましたから…
はい…わたしがあの家に居る資格なんてないんです。ですから、放っておいてください。
え……いえ、そんな…姉さんがそんなこと思ってるはずがありません。あの人にとってわたしは邪魔なんです。
わたしさえいなければ今ごろ、婚約者さんと結婚して幸せな人生を送れてたに違いありません。
そうに決まってます。だって、婚約者さんがわたしに惚れなければ破談になんてならなかった…!
わたしが姉さんの人生をめちゃくちゃにしたんです…だからもう放っておいて…!
(抱きしめられる)
へ…?し、執事さん…?
あ……でもわたし、姉さんに酷いことを…!
全部悪いのはわたしなのに…姉さんに八つ当たりして、それで…!
本当に、戻っていいんですか…?わたし、また姉さんのことを不幸にしちゃいますよ…?
ううん、姉さんだけじゃない。執事さんにだって、こうして迷惑かけてる。だからわたしなんていない方が…
(チョップされる)
いたっ!執事さん、暴力はひどいですよ…
うぅ…わかりました、わかりましたから…!
帰って姉さんと仲直りします…
はい…なんて言われるかすごく怖いですけど…頑張ります。
姉さん、許してくれるんでしょうか…こんなダメな妹を…
はい…執事さんがそう言うなら信じてみます。
その、姉さんとは二人きりで話しますけど…裏で控えててくださいね?
それは…執事さんがいると心強いから、です…
それに…ここまで追いかけてきたのは執事さんですし。最後まで見届ける義務はあると思います。
えぇ?卑怯ですか?今の言い方…
ふふっ…ごめんなさい。でも執事さんのその困ったお顔、なんだかとても可愛らしいです。
いえ、からかってなんていません。けど、ちょっとだけ元気が出ました。
じゃあわたし、お家帰ります。姉さんにもきちんと謝ります。
執事さん…わたしのこと、そばで見守っててくださいね?
執事さん、今日もお疲れ様です。
ふふっ、そんなに慌てなくても…
執事さんがうたた寝してたところはわたし以外、誰も見てませんから。安心してください。
はい。可愛かったですよ。執事さんの寝顔。
でもうたた寝するのも無理ありません。最近ドタバタでしたから。
はい。姉さんが結婚して家中慌ただしかったですし。
でも良かった…姉さんが改めて結婚してくれて…
はい…本当に良かったです。姉さんにはこのまま旦那さんと幸せになってもらいたいです…わたしの邪魔をしないためにも、ね?
(キス)
執事さん…姉さんもいなくなったことですし、わたしたちはわたしたちで幸せになりませんか?
はい。もちろん、そういう意味と受け取ってもらって構いません。
わたし、執事さんになら何されても全然構いませんよ?
あっ…ダメです、逃げないでください!
(スタンガンを押し当てる)
ごめんなさい…護身用に持ってたスタンガン、執事さんに使っちゃって…
でも執事さんがいけないんですよ?わたしから逃げようとするから…
その様子だとご存じないみたいですね…
あの日、姉さんとわたしが喧嘩した本当の理由。
結論を先に言いますと、姉さんも実は執事さんに惚れていたんです。
はい。同じ人を好きになってるんですから、衝突しないわけがありませんよね?
姉さんは卑怯な人ですよ、本当に…
だってわたしを自分の婚約者とわざわざ引き合わせて、惚れさせるように仕向けたんですから。
婚約者さんにも、わたしの良いところばかりを吹聴してたみたいで…ホント手の込んだことをしてくれましたよ、あの人。
そうです。わたしを婚約者さんの家に嫁がせて、自分は後で執事さんを手篭めにするつもりだったんです。
まぁわたしも同じことを考えていたので、あんなふうに喧嘩しちゃったんですけどね。
ふふっ…気づかなかったでしょう?
姉さんもまさか馬鹿正直に、自分が執事さんと一緒になるために妹と自分の婚約者をくっつかせました〜、なんて言うはずありませんし。
そうです。表向きは姉さんの婚約者さんをわたしがたまたま惚れさせてしまった、ということになってますが、実際はさっき言った通り。
わたしも執事さんには気にかけて欲しかったですから…あの日家を飛び出して、雨の中外でうずくまって泣いていたんです。
あ、でもあの涙は嘘なんかじゃありません。
執事さんが探しにきてくれなかったらどうしようって、不安になって泣いてたんです。
ごめんなさい…騙すような真似して。
でも優しい執事さんを、わたしたち姉妹のくだらない争いに巻き込みたくなかったので…
でも安心してください。見たでしょう?結婚式の時の姉さんのあの幸せそうな顔…きっと向こうでも旦那さんとよろしくやってますよ。
ですからわたしたちは心置きなく、ここで結ばれちゃえばいいんです。
(キス)
ね、執事さん…わたし、執事さんのことが大好きです。
あの雨の日に、期待通りにわたしを迎えに来てくれて、ますます惚れちゃいました。
姉さんがいない今、貴方の仕えるべき主人はわたしだけ。
もう姉さんのことなんか気にしないで、わたしだけを見てくれればいいんです。
わたしも執事さん以外の男の人を見るつもりはありませんから。
それにあの日言ってくれましたよね?妹様のことはずっとおそばで見守りますって。
今日もあの日みたいに雨が降ってますし…ちょうどいいシチュエーションだと思いません?
今度はわたしが貴方を迎えに来ましたよ…旦那様?ふふふっ♪
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