- 甘々
- 癒し
- 夫婦
- トラウマ
- 料理
公開日2022年07月15日 17:27
更新日2022年10月01日 13:57
文字数
2016文字(約 6分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
「今夜はハンバーグよ!」電話口の奥さんはそう言って張り切っていた。しかし帰宅すると、別人のようにぐったりとソファに座り込む彼女の姿が。
「もしかして…。前言ってたトラウマで苦しくなっちゃった?」
トラウマに苦しむ奥さんを優しく包み込んでくれる旦那さんのセリフとなっております。
「もしかして…。前言ってたトラウマで苦しくなっちゃった?」
トラウマに苦しむ奥さんを優しく包み込んでくれる旦那さんのセリフとなっております。
本編
( )ト書き 《 》妻のセリフ
効果音・BGMによる演出はご自由にしてください。
(妻から電話がかかってくる)
もしもし。
《もしもし、仕事中に電話かけてごめんね。》
ううん、大丈夫だよ、休憩中だったし。どうしたの?
《今日仕事忙しい?定時にはあがれそう?》
仕事?うん、今のところ順調だよ。
たぶん定時に帰れるかな。
《ほんと?よかった。今日久しぶりにハンバーグ作ろうと思って。早く帰ってきてくれるなら、これから材料買いに行ってくるね。》
おっ、今日はハンバーグ?楽しみ。
でも大丈夫?
朝からシーツ洗濯してくれてたし…。
君の仕事、
休みが不規則なんだから休める時に休んでおかないと。
夕飯なら帰ったら俺がするし。
《大丈夫大丈夫、今日はできそうだから。じゃあまた後でね》
(電話が切れる)
…いや、今日はできるって、あっ、ちょっと…。
はぁ、切れちゃった。
…大丈夫かな。
無理しなくていいっていつも言ってるのに…。
やっぱりあのこと、気にしてるのかな。
(夫、帰宅する)
ただいま。
…あれ?いない?
買い物?…でも靴あるしなぁ。
ただいま〜帰ったよ。
(夫、リビングに入る)
(妻、力なくソファに座っている)
えっ…ちょ、ちょっと、ねぇ、大丈夫?
《…あっ、おかえりなさい》
よかった…。
ソファでぐったりしてるから心配したよ。
どうしたの?具合悪いの?
《ごめんなさい。》
…えっ、いやいや、ごめんって言われても…。
《ごめんなさい。ご飯作れなくてごめんなさい。》
(妻、泣き出す)
ちょ、ちょっと、なんで泣いて…。
えっ、ご飯作れなくてごめんなさい…?
ご飯…?
あぁ…そっか。そういうことか。
よしよし。謝らなくていいよ。
大丈夫だよ。
涙落ち着くまで、ずっと、ぎゅーってしてるから。よしよし。
少し落ち着いてきた?よかった。
ねぇ、もしかして、その…。
前言ってたトラウマで苦しくなっちゃった?
そっか…。
結婚前に少し話してくれたから、
それかな?って思って。
あのさ、無理にとは言わないんだけど…。
もう少し詳しく聞いても…いいかな?
こうして夫婦になって、
一緒に暮らすようになったんだし…。
また君がトラウマで苦しくなった時、
少しでも力になれたらって…。
もちろん、
言葉にするのが辛かったら、聞かないけど。
《ありがとう…今まで誰にも言えなかったから、聞いてもらえると嬉しい。》
話してくれるの?大丈夫?…ありがとう。
あっ、でも話せるところまでで…いいからね。
うん。ゆっくりで大丈夫だよ。
文章で話すのが難しかったら、単語でも…。
確か、
子どもの頃初めて作った料理を食べてもらえなくて悲しかったっていうのは聞いたような…。
《そうなの…。それから…。》
(妻、過去のトラウマを話し始める。)
うん、うん…。
えっ。嘘…。
作った物を頭ごなしにダメ出しされたり、
無理矢理料理させられて、
後ろから不器用だのひどい言葉言われたとか…。
子どもの頃、そんなことが…。
君が料理してる時、
たまに視線を感じたり、
怒鳴り声が聞こえたり、
手が震えるって言ってたけど…。
その影響だよね、きっと。
ていうか、子どもなんだから、
いきなり大人レベルに作れるわけないのに…。
まずは、おいしいとか、上手とか…。
頑張りを認めてあげるところからだろ?
それもなしに…全否定って。
…あんまり、お義母さんのこと悪く言いたくないけど…。
君のこと…なんだと思ってるんだよ。
子どもの頃の辛い記憶って…。
大人になってもなかなか消えないんだよね。
ずっと否定されてきて…辛かったよね。よしよし。
《私のこと、嫌いになった?》
嫌いになるわけないでしょ。
こんなに大好きなんだから。
なんか昔から、
女の人は料理ができないと…みたいな風潮あるけど。
別に料理してほしくて君と結婚したわけじゃないし、
帰ってくるまでにご飯の用意ができていないからって、嫌いになったりもしない。
それに俺は。
料理が苦手っていうのも、
スポーツが苦手、絵が苦手と同じ、
個性のうちの一つだと思うから。
それだけで君の存在が全部否定されるものじゃない。
普段なんでもきっちりこなす君の、
かわいらしい愛すべき一部分だよ。
《かわいい?》
うん、かわいい。
大丈夫だよって君のこと丸ごと包んであげたいって…愛しくなる。
それに、たぶん。
子どもの頃に
「自分は料理が下手」って思い込まされてしまったからだと思うけど…:。
君の料理はおいしいよ。
うん、お世辞とかじゃなくて、本当に。
俺が保証する。
だから、自信持っていいんだよ。
料理は、
君ができる時に無理なく作ってくれたら嬉しいし、作ろうと思って結局できなくても、
自分を責めなくていい。
簡単な物なら俺もできるし、
今の時代ありがたいことに外に食べに行ったり、 テイクアウトとかスーパーでお惣菜買ったり…。
いろんな選択肢があるんだから。
一から手作りしなきゃって思い詰めなくていいんだよ。
君の手料理も嬉しいけど、
俺は君がそばにいてくれたら、
それですごく幸せだから。
もし、
またトラウマに飲み込まれそうになったら教えて。
俺がぎゅーって抱きしめて、
「君の料理は最高。」って全肯定するから。
子どもの頃に叶わなかった気持ち、
これからは俺がいっぱい満たしてあげる。
愛してるよ。ずっと、ずっと…そばにいるからね。
効果音・BGMによる演出はご自由にしてください。
(妻から電話がかかってくる)
もしもし。
《もしもし、仕事中に電話かけてごめんね。》
ううん、大丈夫だよ、休憩中だったし。どうしたの?
《今日仕事忙しい?定時にはあがれそう?》
仕事?うん、今のところ順調だよ。
たぶん定時に帰れるかな。
《ほんと?よかった。今日久しぶりにハンバーグ作ろうと思って。早く帰ってきてくれるなら、これから材料買いに行ってくるね。》
おっ、今日はハンバーグ?楽しみ。
でも大丈夫?
朝からシーツ洗濯してくれてたし…。
君の仕事、
休みが不規則なんだから休める時に休んでおかないと。
夕飯なら帰ったら俺がするし。
《大丈夫大丈夫、今日はできそうだから。じゃあまた後でね》
(電話が切れる)
…いや、今日はできるって、あっ、ちょっと…。
はぁ、切れちゃった。
…大丈夫かな。
無理しなくていいっていつも言ってるのに…。
やっぱりあのこと、気にしてるのかな。
(夫、帰宅する)
ただいま。
…あれ?いない?
買い物?…でも靴あるしなぁ。
ただいま〜帰ったよ。
(夫、リビングに入る)
(妻、力なくソファに座っている)
えっ…ちょ、ちょっと、ねぇ、大丈夫?
《…あっ、おかえりなさい》
よかった…。
ソファでぐったりしてるから心配したよ。
どうしたの?具合悪いの?
《ごめんなさい。》
…えっ、いやいや、ごめんって言われても…。
《ごめんなさい。ご飯作れなくてごめんなさい。》
(妻、泣き出す)
ちょ、ちょっと、なんで泣いて…。
えっ、ご飯作れなくてごめんなさい…?
ご飯…?
あぁ…そっか。そういうことか。
よしよし。謝らなくていいよ。
大丈夫だよ。
涙落ち着くまで、ずっと、ぎゅーってしてるから。よしよし。
少し落ち着いてきた?よかった。
ねぇ、もしかして、その…。
前言ってたトラウマで苦しくなっちゃった?
そっか…。
結婚前に少し話してくれたから、
それかな?って思って。
あのさ、無理にとは言わないんだけど…。
もう少し詳しく聞いても…いいかな?
こうして夫婦になって、
一緒に暮らすようになったんだし…。
また君がトラウマで苦しくなった時、
少しでも力になれたらって…。
もちろん、
言葉にするのが辛かったら、聞かないけど。
《ありがとう…今まで誰にも言えなかったから、聞いてもらえると嬉しい。》
話してくれるの?大丈夫?…ありがとう。
あっ、でも話せるところまでで…いいからね。
うん。ゆっくりで大丈夫だよ。
文章で話すのが難しかったら、単語でも…。
確か、
子どもの頃初めて作った料理を食べてもらえなくて悲しかったっていうのは聞いたような…。
《そうなの…。それから…。》
(妻、過去のトラウマを話し始める。)
うん、うん…。
えっ。嘘…。
作った物を頭ごなしにダメ出しされたり、
無理矢理料理させられて、
後ろから不器用だのひどい言葉言われたとか…。
子どもの頃、そんなことが…。
君が料理してる時、
たまに視線を感じたり、
怒鳴り声が聞こえたり、
手が震えるって言ってたけど…。
その影響だよね、きっと。
ていうか、子どもなんだから、
いきなり大人レベルに作れるわけないのに…。
まずは、おいしいとか、上手とか…。
頑張りを認めてあげるところからだろ?
それもなしに…全否定って。
…あんまり、お義母さんのこと悪く言いたくないけど…。
君のこと…なんだと思ってるんだよ。
子どもの頃の辛い記憶って…。
大人になってもなかなか消えないんだよね。
ずっと否定されてきて…辛かったよね。よしよし。
《私のこと、嫌いになった?》
嫌いになるわけないでしょ。
こんなに大好きなんだから。
なんか昔から、
女の人は料理ができないと…みたいな風潮あるけど。
別に料理してほしくて君と結婚したわけじゃないし、
帰ってくるまでにご飯の用意ができていないからって、嫌いになったりもしない。
それに俺は。
料理が苦手っていうのも、
スポーツが苦手、絵が苦手と同じ、
個性のうちの一つだと思うから。
それだけで君の存在が全部否定されるものじゃない。
普段なんでもきっちりこなす君の、
かわいらしい愛すべき一部分だよ。
《かわいい?》
うん、かわいい。
大丈夫だよって君のこと丸ごと包んであげたいって…愛しくなる。
それに、たぶん。
子どもの頃に
「自分は料理が下手」って思い込まされてしまったからだと思うけど…:。
君の料理はおいしいよ。
うん、お世辞とかじゃなくて、本当に。
俺が保証する。
だから、自信持っていいんだよ。
料理は、
君ができる時に無理なく作ってくれたら嬉しいし、作ろうと思って結局できなくても、
自分を責めなくていい。
簡単な物なら俺もできるし、
今の時代ありがたいことに外に食べに行ったり、 テイクアウトとかスーパーでお惣菜買ったり…。
いろんな選択肢があるんだから。
一から手作りしなきゃって思い詰めなくていいんだよ。
君の手料理も嬉しいけど、
俺は君がそばにいてくれたら、
それですごく幸せだから。
もし、
またトラウマに飲み込まれそうになったら教えて。
俺がぎゅーって抱きしめて、
「君の料理は最高。」って全肯定するから。
子どもの頃に叶わなかった気持ち、
これからは俺がいっぱい満たしてあげる。
愛してるよ。ずっと、ずっと…そばにいるからね。
クレジット
ライター情報
初実(はつみ)とうかです。
閲覧・音声化等いつもありがとうございます。
主に女性向けシチュエーションボイスのフリー台本(甘々・ヤンデレ・ショタ等…)を書いています。(順次投稿予定)
ご使用時、タイトルはご自由に変更してください。
閲覧・音声化等いつもありがとうございます。
主に女性向けシチュエーションボイスのフリー台本(甘々・ヤンデレ・ショタ等…)を書いています。(順次投稿予定)
ご使用時、タイトルはご自由に変更してください。
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