会社の飲み会ですっかり酔っ払ってしまった貴女。千鳥足でフラフラ路上を歩いていると、そこで顔見知りの後輩を見かけて…？

ふー、疲れた…てか、もうこんな時間かぁ…


とりあえず、帰るか…帰ったら、飯は何にすっかな…


……あ、先輩。どうもです。先輩も帰りですか？


へー、そうなんですね。こんな時間まで会社の人と飲みに…先輩も意外と大変なんだ。


あ、いえ、別に何も。


とりあえず俺、帰りますんで。お疲れ様でした。


…えっ？俺が送らなきゃダメなんすか？


あ、そうですか…酔っ払いをチャリの後ろに乗っけるのはちょっと怖いんすけど…


あ〜、わかりましたわかりました。大人しく乗っけるんで、余計なことはしないでください。


(チャリに跨る)


ほら、先輩…後ろ、どーぞ。


(先輩が後ろに乗っかる)


重た……いえ、何も。先輩の空耳じゃないですか？


ホントホント。先輩の体重が重いなんて、カケラも思ってませんから。


じゃ、行きますんで、しっかり掴まっててください。


(チャリを走らせる)


…何すか、先輩？俺、まだ何も言ってませんけど？


感じてない感じてない。二つのお山の感触なんて全く感じてません。


うるさ…酔っ払いの相手しんど…


つーか、先輩の家ってどっちなんすか？


え、逆方向じゃん！もっと早くに言ってくださいよ！


おい！それでいいのか、酔っ払い！


このままお持ち帰りしなきゃじゃん…はぁ〜ぁ…


嫌ですよ、そりゃ…間違いが起こらないとも限りませんし。


嘘でーす。絶対襲いませーん。俺、酔っ払い相手には欲情しないんで。


あ〜、もう…ちょっと黙っててください。もうすぐ着きますんで。


(家に到着、先輩を家に招き入れる)


どーぞ、先輩…寝たかったら、とっとと寝てください。


嫌です。俺、腹減ってるんで。飯食って、そのまま寝ます。


うわぁ…めっちゃ幼児退行してる…見てられなすぎる…


よし…わかりました。俺も腹を括ります。ちょい失礼っと…


(先輩を無理やりベッドに寝かせ、自分も横になる)


とりあえず寝ましょう、先輩。俺も付き合いますんで。


いえ。エッチぃことは無しです…今回は。


はい。先輩が素面で俺に愛を囁いてくれたら、相手シても構いませんよ？


拗ねてもダメなものはダメです。なんて言われても襲いませんからね？


(頭を撫でる)


先輩…今夜だけ、俺が甘やかしてあげます。


だから今はちゃんと寝て、明日また元気な姿を見せてください。


はい…おやすみなさい。また明日…


〜以下、先輩が寝たのを見計らっての寝言〜


ハァ…ホント、人の気も知らねえでスヤスヤ寝ちゃってさ…


あんまドキドキさせんなっつーの…理性保つの大変なんだから…


次、同じことしたら、マジで襲うからな？このヤロー…

・台本（ゆるボイ！）
ツンデレ系ダウナー後輩のお持ち帰りと寝かしつけ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎