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あなたに告白した後の後輩くんはどことなく気まずそう
written by 二葉ベス
  • からかい
  • 告白
  • 学校/学園
  • 純愛
  • 敬語
  • 片思い
  • 学生
  • 後輩
  • 年下
公開日2023年10月04日 17:42 更新日2023年10月04日 17:42
文字数
1138文字(約 3分48秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
告白済みの男子後輩。◯◯っす
視聴者役柄
女子先輩。悩み中
場所
廊下
あらすじ
数日前、私は部活の後輩くんに告白された。
その時はなんというか、思わず返事を保留にしてしまったけど、学校ではやっぱり彼と会うわけで。
飄々とした彼は相変わらずの調子だったけど、どう見ても気まずそうだった。
本編
【】:状況
():声色 or SE

【向こう側から歩いてくる告白した先輩】
(足音)

あ……。
あー、どもっす! 元気っすか?
なんというかー……。あはは、天気いいっすね~……。

【ぎこちない返事の聴き手】

あぁ……。はぁ……。
え、っと……。俺って、その。告白する前、どんな会話してましたっけ?
いや、その……。先輩が、俺の告白をどう思ってるかは知らないっすよ?
でも、こう、上辺ぐらいは一緒に仲良くしたいじゃないっすか。

ほら、ちょっと前まで仲良しのいい先輩後輩の間柄だったわけですし!
だからー、えっと……。……。すみません、本当に。迷惑だった、っすよね?
急に好きだ、って言われても俺のこと、微塵も恋愛的なアレソレじゃ見てなかったわけで。

わ、分かるっすよ!
勘違いされたかもなー、とか。ちょっと距離近かったかなー、とか。
そんなコト思うっすよね?!
お、俺も自分のことのように考えてみたら、迷惑っていうか、戸惑う、っていうか……。

【否定の聴き手】

すみません、先輩には余計に気を使わせてしまったっすね。
でもこの気持ちは伝えたかったんです。
早まったかもとか、向こうにそんな気はないかもとか、なんとなく考えてたっすけど。
つい、口走っちゃったので。

言葉って口から出たら最後、結果が出るまで止まらないんすよね。
ほら、口走ったー! なんてもう走ってるじゃないっすか!
んな、ダジャレみたいなこと言って笑いを誘うとしてるのも、ちょっと卑怯な気がするっすけどね。

でも。でも! そんぐらい、先輩のことが好きなんです。
最初がどんな風に出会ったかなんて、正直覚えてないっす。
俺には、過ごしている時間がすっごく長く感じて。
出会った時なんて実はなくて、ずっと先輩といたんじゃないかって。

考えれば考えるだけ、先輩の仕草が、態度が……。笑顔が、すっごい好きになって。
この人のためなら、俺、何だってできるかも。とか思っちゃって。

思い上がりもいいところかもっすけど、そんぐらい。
そんぐらい、好きなんです。

先輩、俺と……付き合ってくれないっすか?

【悩んだあと肯定の聴き手】

ぇ……。い、いいんすか?!
あ、あっ! えっと! こんな時どうすればいいっすかね?!
もっとテンション上げて、よっしゃぁあああああああ! とか?!

それとも……【静止する聴き手。ここは廊下】

あっ! そ、そうっすね。普通に廊下っすよね。あはは……。
あ、ありがとうございます、っす。こんな情けない俺のこと、真剣に考えてくれて。

俺、ちゃんと先輩を大切にするっす!
浮気とか絶対しないっす! それからできる限り先輩のこと見てたいっすしー!
あ、えっと。エロ本とかは許してくれるとありがたいんっすけど……。
と、ともかく! 俺、ちゃんと先輩のことをずっと好きでいる、っから!

俺、先輩に似合う男に、なります!
だから、見ててください、先輩! 俺、頑張ります!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
あなたに告白した後の後輩くんはどことなく気まずそう
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
二葉ベス
ライター情報
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