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バレンタインだけど俺は甘いものが苦手
written by 弐橋 葉
  • 学校/学園
  • カップル
  • 恋人同士
  • 甘々
  • バレンタイン
公開日2025年01月17日 15:33 更新日2025年01月17日 15:33
文字数
914文字(約 3分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
半年ほど前から同級生と付き合い始めたあなた。
彼女と初めて迎えるバレンタインだが……。

甘い物苦手な男性は珍しくない気がします。
口調や一人称の改変はご自由にどうぞ。
本編
おはよー。

今日、ちゃんとお弁当持ってこないで学校来た……?

……よし、オッケー。


はいこれ、お弁当。

……その、今日って……バレンタイン、じゃん。

でもキミ、甘い物苦手……じゃん。

だから、それで、そのぅ……。


私としては、バレンタインってやっぱり手作りでお菓子を作ることに意味があると思ったんだよね。

気持ちを込めたり、工夫したり、形にこだわったり……。

でも、そもそもチョコが食べられないんじゃどうしようって考えた結果がこれだったんだ。

ちゃんと練習したし、味見もしたから、まずくはないと思う……よ。


何もしないって選択肢は……なくて。

だって、バレンタインだよ?

せっかくキミと付き合って初めて迎えるバレンタインなのに、何もしないなんて……。

それは、そんなのはさ、寂しすぎるじゃん。

周りから見たら変なバレンタインかもしれないけど、私たちには私たちのかたちがあっても良いと思ったんだ。

受け取って……くれるよね?


……!

うん、よかった。

お弁当箱、使い捨てのやつにしてあるからそのまま捨てちゃっていいよ。

ちょっと風情ない見た目になっちゃっててごめんだけど。

でもバレンタインって考えると、大抵食べたらなにも残らないかな、って思ったからさ。


……え、もったいないから洗う!?

バカ、そんなことしなくていいの!

喜んでくれたのは分かったから!


……う。

好きな食べ物探ってたって……なんで、バレてたの?

何か月も前からちょこちょこ探り入れてたのは事実だけど……。


か、『会話の流れぶった切って聞いてくるから不自然だった』……。

そ、そっかぁ……。

でも、どうせ作るんだったら好きなもの作ってあげたかったし、美味しいって言われたかったんだよ。

探ってるってバレないように間を空けて、なおかつ練習する期間も確保できたつもりでいた……んだけどなぁ。

まぁ、バレてたもんはしょうがないか。


……あ、そろそろチャイム鳴りそう。

それじゃ、私は自分の教室に戻るね。

お昼、一緒に食べるのちょっと恥ずかしいけど……。

か、感想は聞きたい。

その、もしかしたら、あの……。

キミのご飯作る機会増えるかもしれない、じゃん。

いつか、だけどさ……。


……わ、分からなくていいっ!

美味しかったら美味しかったって言ってくれればいいの!

どのおかずが特に美味しかったとか、そういうのもあればなお良し!

……お昼休み、楽しみにしてて!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
バレンタインだけど俺は甘いものが苦手
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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