(あくび)

ん〜…おはようございます、弟さん。…ってまだ寝てるみたいですね。

んふふ、可愛い寝顔。ずっと見てられますね。ほっぺツンツン…っと。あ、顔背けた。可愛い。

今度は頭ナデナデっと…あ、今度は安心した顔になった。もう、ホントかわいいんですから。

抱きしめてあげたいけど…そろそろ朝ごはん作らなきゃ。

そーっと布団から出て……あ、裾握られてる。

仕方ありませんね。もう少しだけこうしていましょうか。


おはようございます、弟さん。いい夢見られましたか？

ホントですか⁉︎夢でもお姉ちゃんが出てきたって！

それってつまり、寝てる時でもお姉ちゃんのことを考えてくれてるってことですよね！

ふふ、弟さんはお姉ちゃんがいないと生きていけない身体になってしまってるみたいです。

もっとお姉ちゃんに依存してくれていいんですよ？…どうかしました？暗い顔をして…

もしかしてお母さんやお父さん、ほかの親戚の目が気になりますか？

弟さんが何も気に病む必要はありません。わたしたちの関係は誰にも邪魔させませんから。

いいえ、わたしたちは何も間違っていません。

姉と弟が男女の付き合いをしてはいけないなんて、そんな考え、時代遅れです。

そうですね、わたしたちの家族はみんな反対してきましたね。不健全だとか、ふしだらだとか言って。

だから全員黙らせてやりましたよ。……ふふ、どんな方法で黙らせたか気になります？

弟さんは知らない方がいいですよ。きっと精神衛生面が良くないことになりますから。

はい、真実って残酷ですから、知らないに越したことはないんです。

それとも…どーしても知りたいですか？

真実によって自分が壊れてしまう可能性をはらんでいたとしても、知りたいと思いますか？

ふふ、賢い判断です。弟さんは何も考えず、お姉ちゃんにこうして寄り添ってくれるだけでいいんです。

もう、弟さんったら甘えんぼさんですね。はい、ぎゅー♪

弟さんの肌はぷにぷにで柔らかいです。ずっと抱いてられますね♪

ん？まだ足りない？もう、今日は一段と欲しがりさんですね。

それじゃあ (キス) どうですか？お姉ちゃんのキスの味は？

美味しい？それはよかったです。今度は弟さんからも欲しいなー、なんて…

んっ…はあっ…弟さん、今日はいつにも増して激しいですね。本当は何か悪い夢でも見たんじゃないですか？

へぇ〜…あの人たち、夢の中でもわたしの弟さんをいじめるなんていい度胸してますね。

まだお仕置きとお説教が足りなかったみたいですね。また今度言って聞かせないと…

あっ…ごめんなさい、弟さんを不安にさせるようなこと言ってしまって。

え？……そうですね、もしわたしたちの関係が間違ったものだとして、死んで地獄に落とされたとしても、わたしは後悔しません。

はい、安心してください。弟さん一人で地獄に行かせたりしませんから。

地獄に落ちる時も、どんな時も弟さんはお姉ちゃんと一緒です。

救済なんていらない、わたしは弟さんさえいればそれでいいんです。わたしには弟さんの存在が全てですから…

・台本（ゆるボイ！）
姉弟愛
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎