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生徒お嬢様の告白
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • お嬢様
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1233文字(約 4分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
(玄関)

ごきげんよう、お兄さん。ようこそいらっしゃいました。

本日もよろしくお願いいたします。さ、どうぞお上がりください。

先に私(わたくし)の部屋に上がってもらって構いませんわ。私はお茶を入れて参りますので。

(自室)

お待たせしました。どうぞ……ふふ、お口にあってよかったですわ。茶菓子も用意してきたんですのよ。

そうですわね、模試の結果でしたわね。どうぞ………

ふふ、そうでしょう。志望校はふつうに合格圏内ですわ。

全国順位も10位以内。それもこれも、私の才能とお兄さんの教えの賜物ですわね。

えぇ、もちろんわかっていますわ。油断は禁物。合格するまでそのような愚行はいたしません。

はい、それではよろしくお願いしますわ、お兄さん…いえ、先生。

(勉強中)

んっ、ふぅー。今日のノルマはこなしましたわ。……え?終わるのが早すぎるって、そんなに疑うなら見てくださいまし。

ほら、ちゃんとできているでしょう?こんなの今までの繰り返しですし、今の私の敵ではありませんわ。

さて、時間も余っちゃいましたし、このあとはどうしましょう?

あら、課題だけ出して帰るなんて、そんなつれないこと言わないでくださいな。

どうせなら私と気持ちいいこと、しません…?あいたっ、な、何するんですの⁉︎

子どもがなに色気付いたこと言ってるんだって、子ども扱いしないでください!

ほら、こんなに肉付きもいいし、胸だってそれなりに…とにかく発育はそれなりにいいほうなんですから!

たしかに私はまだ高校生ですが、もうすぐ卒業するわけですし…一人の女性として見てもらっても全然問題ないと思うのですが…

自分を子どもだと自覚してないうちはまだまだ子ども、ですって…⁉︎

どこまで私を子ども扱いしたら気が済むんですの⁉︎私だって好きで子どもでいるんじゃないのに…

わ、わかっていますわ。少しずつ色々な経験を積んで大人になっていけばいいってことぐらい…

仕方ありませんわね。……ねぇ、ちょっと髪の毛にゴミが付いてますわよ。………(キス)

ふふ、なにをうろたえているんですの?子どもからのキスなんて、大人からしたらどうってことないでしょう?

あら、別にからかってなんていませんわ。えぇ、もちろん本気ですわよ。好きでもない相手の唇を奪う趣味はありませんわ。

どうやらその様子だと、これがお兄さんのファーストキスだったようですわね。

ファーストキスを奪った責任をとって、付き合ってあげてもよろしいんですのよ?

これでも私が子どもだと言えますか?……マセガキ、ですか。まぁなんとでもおっしゃい。

余裕のない男は見苦しいですわよ。まぁそんなお兄さんを愛せるのも私くらいのものですけどね。

なにをそんな腑に落ちないような顔をしているんですか?

あら、そう。俺を好きになった理由がわからない、ですか。

お兄さんだけですわ。こんなわがままな私に最後まで根気よく勉強に付き合ってくれたのは。

えぇ、お兄さんだけがありのままの私を見てくれ、受け入れてくれましたから。

高校を卒業したら、お兄さんは私のものにしてあげますから。今から覚悟しておいてくださいな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
生徒お嬢様の告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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