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森で迷ってしまったあなたは魔女のお姉さんに嵌められたようです
written by ぐーすか
  • 色仕掛け
  • 洗脳
  • ヤンデレ
  • 魔女
  • 籠絡
公開日2025年06月03日 23:00 更新日2025年06月03日 03:31
文字数
2020文字(約 6分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔女
視聴者役柄
怪我をした青年
場所
魔女の家
あらすじ
ずっと昔の記憶を辿り、ある森の中にやってきたあなた。この森に来なければならない、そう感じてやってきたはいいものの、その理由もわからず道に迷い、挙げ句の果てにはカラスに襲われて歩けなくなる始末。そんな時、森の奥から現れたのは一人の美しいお姉さんで…
本編
(森の中を歩いている)

…おやー?キミ、こんなところで何をしてるんだい?

いやあ、急にごめんね。こんな夜更けの森の中にいるなんて珍しい…

…って、キミ!怪我してるじゃないか!大丈夫かい?

あーあ、こんなに血が。痛かったろうに。

さ、私の肩に掴まって。家が近いんだ、手当してあげよう。

ほんの少し歩くだけだから、辛抱してくれ。


(魔女の家にて)

さあ、座って。傷口を見せてごらん?

…こりゃ酷い、結構いってるね。

でも大丈夫。この特製の薬と包帯さえあれば…。

…はい、おしまい。まだ痛むかい?…そっか、よかった。

で?キミ、こんな森の中で何してたの?

こんな辺鄙なところに来るなんて、よっぽどな物好きなのかな?

…へえ、ずっと昔にここに来たことがあるんだ。

それで懐かしさに気を取られて、奥まで入ってきたら迷ってしまったと。

おまけに怪我もして動けなかったってわけだね?

あっはっは!随分酷い目にあったものだね。

…で、なんで昔来たことのあるってだけの森にもう一度来たんだい?

こんな何もないところに来るんだ、それなりの理由があったんだろ?

「それは覚えてない」?…ふーん。

(小声で)おかしいな、ちゃんと魔法かけたはずなのに…。

ああ、なんでもない。ただの独り言さ。

ま、わからないものはわからないか。仕方ないよね。

…私かい?私は…ずっとこの森に住んでるんだよ。

ああ、ずっと昔から。多分キミが生まれるより前からね。

「そんな風には見えない」?「すごく若く見える」?

あっはっは!キミ、女性褒めるの上手いね〜。褒めても何も出ないぞ〜?

ま、その通りだけどね。私、実際美人だし?

森の外にいたら、そこら中の男たちが三度は振り返ってただろうね。

…え?「じゃあなんでこの森に暮らしてるのか」って?

…それはね、ある人を待ってるんだよ。

そう、私にとっては割と最近だけど…本人は少し忘れちゃってるみたい。

私は彼と会った時に、一目惚れをしたんだ。

でも、その想いは伝えられず仕舞いでね。

だから、彼に魔法をかけたんだ。私のことを忘れられなくする魔法をね。

…冗談なんかじゃないぞ?だって、現にキミはここに来てるだろう?

ふふっ、混乱してるね。じゃあ、ゆっくりと説明を…。

(一羽のカラスがやってくる)

…おや、今日はお早いおかえりだね。

ご苦労様。お前のおかげで彼をここまで連れ込めたよ。

(主人公、後ずさる)

…どうしたの?そんなに怖い顔をして。

もしかして、このカラスに怯えてるのかい?カラスは苦手かい?

…キミの考えを当てようか。

「なんで自分を襲ったカラスがいるんだ」、って思ってるんだろ?

こいつは、私の使い魔なんだよ。私の従順なしもべ。

こいつは私の言うことならなんでも聞いてくれるんだ。例えば…。

…人間を襲って、歩けなくさせるくらいの怪我を負わせろ、とかね。

ああ、そういえば言ってなかったね。実は私、魔女なんだ。

この森にずっと昔から住んでる、とーっても優しくて美しい魔女。それが私。

…キミが、探していた人でもあるんだよ。だって、私がそうさせたんだもの。


おっと、逃げられないよ?

さっきの傷口に塗ったの、実は体を動けなくさせる薬なんだ。

効きはじめが遅いけど、その分気づかれにくい。今回みたいなのにぴったり。

さてと。じゃあ、動けなくなったキミをベットに運ぶとしようか。

魔法で浮くのは、初めてかな?

(ベットに移動する)

…上から見下ろすキミも、悪くないね。可愛いよ。

その顔…キミ、まだわかってないんだ?

キミは私に嵌められたんだよ。

私が昔かけた魔法でこの森に来て、私の使い魔に襲われて。

そこを私が助けて、ここに連れ込んだ。

いやあ、我ながらうまくいったものだよ。こんなに早くキミが私のものになるなんて…。

さーて、仕上げだ。この薬を飲んでもらうよ。

この薬はね…契約の薬だよ。飲んだ二人を、永遠の愛の契約で結ばせるんだ。

…なんでそんな顔をするんだい?私はずーっとキミのことを待ってたんだよ?

キミがこの森に来たとわかった時、嬉しすぎてどうにかなっちゃいそうだったよ!

ついにキミが私のものに…ようやくキミと私は愛し合えるんだって。

そろそろ、いいよね?…結ぼうよ、私たちの愛の契約。

…あー、キミは何もしなくていい。私が飲ませてあげるよ。

もちろん、口移しでね。ほら、口開けてあげるよ。動かせないでしょ?

(口移しで薬を飲ませる)

…はいごっくん。どうだい?私との誓いのキスの味は?

頭がぼーっとしてきたでしょ?それは薬が効いてる証拠。

ほら、いってみて?キミの誓いの相手はだあれ?キミが愛してやまないのは?

…そう、この私。あなたが愛してるのは私だけ。

(抱きしめる)

ぎゅーっ。嬉しい。ようやく、こうやって抱きしめられる。

さ、始めようか。この時をずっと待ってたんだよ。

初夜ってやつだね。ちょっと緊張しちゃう…。

…「何をするの」って、愛を誓い合った二人が成すことなんて決まってるだろ?

…私、ずっとキミとの子供が欲しかったんだ。

こんな森の中でひとりぼっちだったからね。たくさん家族が欲しいな。

二人で幸せな家庭、築こうね。愛しのマイダーリン。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
森で迷ってしまったあなたは魔女のお姉さんに嵌められたようです
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ぐーすか
ライター情報
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