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改心したヤンデレ先輩
written by 烏丸
  • 先輩
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1260文字(約 4分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
とある部署に配属されてから上司に資料の誤字でよく呼び出されるようになった。
そんな上司は大人しめな女性で飲み会や昼食の誘いも冷たくあしらうクールな女性。
でもどこか見覚えがあるようで彼女もこちらを見ている。そんな気がする。
本編
ここ、誤字ってる。
私言ったよね?資料はコピーする前に確認してからコピーして持って来いって。
「確認したんですけど…」じゃなくてさ、間違えてるよね?
それは確認できてないのと同じじゃないの?
それともあなたは確認もまとものできない給料泥棒扱いされたいの?
はぁ…早く直してきて。今日中に決まってるでしょ?
なんであなたは何度も言っていることも直せないの?
最近配属されたばっかりだからってこんなにミスが許されるわけじゃないでしょ?

深夜のオフィス

はぁ…悪いとわかっててもついやってしまう…
でも誤字を指摘した時のあの子の顔、ほんとに可愛いわぁ…
(主人公が後ろに立っており声をかけられる)
ひゃっ!
あ、あの…なんでここに…
あの!君のパソコンを触ってたのは…その…えーと。
そう!君のパソコンに変なウイルスでも入ってるんじゃないかと…
すみません。嘘です。君の資料の誤字は私がわざと作りました。
だって!私はあなたとお話がしたかったけどあなたは人気者で私はみんなから冷たい人だって避けられてるから…
あんな感じでしか話せないと思って…
ほんとにごめんなさい…すぐに直しておきま……
あ、あの…大変申し訳ないんですけど…
すみません!さっき声をかけられた弾みで資料のデータ…削除しちゃった…

居酒屋

ごめんなさい…私のせいで1から資料作り直させちゃって…
「なんであんなことしてたんですか」って?
それは初めは私に気づいて欲しかったっていうか。
ちょっと魔が差しただけっていうか。私はあなたが好きだから。

え?…今なんて?…ほぼ初対面…?
違うよ!…なんで…やっぱり気づいてなかったの!?
薄々そんな気はしてた…君が他人行儀な接し方するからそうかもしれないとも思ったけど…
覚えてない?同じ大学だった…
そこまで親しくはなかったけど大学内で会ったら挨拶ぐらいはしてたじゃん!
何より…一時あなたを監禁してた私を忘れるなんて…

もう私の事思い出してくれた?
監禁を実行に移す前からあなたのことが好きだった。
あなたは優しいし、誰にでも平等に接してくれた。
でも何よりも心に残っているのは監禁した私を周りが警察に突き出そうとする中あなたは「もうこんなことしちゃダメですよ?」って言って優しく笑いかけてくれたのが本当に嬉しかったし変わろうとも思えた。

今だから聞けるけどなんであの時私を許してくれたの?
…「好きだったから」?
なんだ…私があんなことせずに君に正面から自分の気持ちを伝えていたら…

え?…今なんて?…「付き合ってください」?誰と?
私と!?

え?なんで急に!?え?
でもなんで!私はあなたが嫌がるようなことをした、
変わろうと思ったけど結局あなたに迷惑をかけた…
あなたがこの会社に入社したことを知った時もあなたとはもう関わらないようにもしたしうちの部署に配属された時もあなたに冷たくしていっその事嫌われて私も忘れようとも思った…

「好きだったのにすぐに先輩だって気づけなかった僕も悪い」?
君、優しすぎるよ…
ほんとに私でもいいの?
嬉しい。ずっと遠目でしか見れなかった君を今は堂々と見つめれる…
これでもうあなたと家族になれるんだね…


これでもうあなたを部屋に閉じ込めても監禁にはならないね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
改心したヤンデレ先輩
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
烏丸
ライター情報
 2021年2月頃よりシチュエーションボイスの台本の投稿をさせて頂いています。
 主に週一で男性向け全年齢対象の作品を心がけていますがリアル優先で投稿が少し遅れることもあります。
 作品等の質問や訂正に関してはTwitterの方で連絡いただけると嬉しいです。
 台本を読んでいただく際にアドリブや言い回しなどを内容が大きく異ならない限りは変えてくれて構いません。
 読んでいただく際に連絡をいただけるとボイス作品の宣伝もできるので是非お願いします。
 リクエストなどもいただけると嬉しいです。
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