- 告白
- 学生
- 後輩
- ヤンデレ
公開日2021年07月28日 11:30
更新日2021年07月28日 11:28
文字数
2676文字(約 8分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ後輩
視聴者役柄
冴えない先輩
場所
学校
あらすじ
高嶺の花的存在の生徒に恋心を抱くあなたは後輩に告白される。
他に好きな人がいると断るが、彼女はそんな理由で諦めるはずもなく、強引にあなたと結ばれる企みを……
他に好きな人がいると断るが、彼女はそんな理由で諦めるはずもなく、強引にあなたと結ばれる企みを……
本編
「先輩、待ってましたよ。約束通り来てくれて嬉しいです!
それじゃ、単刀直入に言いますね。
先輩、私、先輩のことが好きです! 付き合ってください!
え? ダメ……ですか?
あの、先輩。どうして私じゃダメなんですか?
教えてください、こんなにも私は先輩のことが好きなのに、私は先輩のためならなんだってしますよ?
え? 好きな人がいる?
そうですか、それなら仕方ないですね。
……って、言ってほしいんですか?
無理に決まってます。
私はその人と比べて何が劣ってると言うんですか。
はぁ? 私のことをよく知らないから比べられない?
わかりました。先輩が私のことを知ればいいんですよね?
それでようやく、先輩の好きな人と比べられる立場になれる。
はぁ……随分と茨の道を歩ませようとするんですね、先輩は。
どうせ、その人のことしか眼中にないから、他の人はさっさとお引き取りください。みたいに考えてるんですよね。
盲信的な選択肢しかない恋路が、うまくいくと思います?
はっきり言って、先輩のその人への気持ちは知ってました。
でも、あの人は引く手数多の典型的高嶺の花的存在じゃないですか。
先輩はそもそも、まともに話すことも出来ないっていうのに、どこに勝算を抱いているんですか?
記念受験みたいな感覚で告白して、思い出さえ作れればいいなんて微かな気持ちじゃないのに、何もしないで付き合えるわけないじゃないですか。
ああいう人は、図々しいくらいのチャラい男子が繰り返し繰り返し口説き続けてようやく落とせるんです。
先輩みたいな目も合わせられない奥手が一度きりの覚悟で告白しても、存在を認知すらしてもらえてないんでしょうから、無駄死にですよ。
さあ、くだらない幻想はさっさと捨てて、どうです? 私は。
先輩みたいな奥手男子に救いの手を差し出してあげてるんです。
本当は好きになった先輩が奥手だったというだけですけど。
え? それでも先輩はあの人のことを追いかけ続けようとしているんですか?
はぁ、バカなんですね。
でも、それを私が妨げることは出来ませんし、諦めがつくまで追いかけ続けたらいいと思います。
まあ、叶わない夢を見続けることなど無駄だと思いますけど。
ダメだったら私が哀れな先輩を拾ってあげますから、私が先輩を好きだってことはどうか頭の片隅にでも置いておいてくれると嬉しいです。
では、またいつか」
「まあ、私が本当に待ってるだけなんてことはないんですけどね」
(翌日・放課後)
「どうしたんですか? 私のことを振った昨日の今日で、今度は先輩の方から呼び出すなんて、もしかして、やっぱり告白の返事を変えたくなったんですか?
ふざけるな? え、私、何か変なことをしました?
あー、噂ですか。確かにみんなが言ってますね、私と先輩が付き合っているって。
そうですか、噂って怖いですね。瞬く間に学年の垣根を越えて先輩の方にも伝わっちゃうんですから。
それに、その噂の出所は私ですから、最早噂ではなく事実として学校中に広まってるみたいですね。
なんのためって、事実にするためですよ。
こうして先輩の元にもその話は届いてますし、先輩の周りの人たちも、先輩の彼女は私だと認識し始めたかと思います。
だから先輩は他の女性に手を出せないし、逆も同じ。
先輩の場合は、何もしなくても女性に手なんか出せないと思いますけど、魔除けは必要みたいですからね。
あ、そうそう。先輩の意中の人のことですけど、あの人、彼氏いますよ。
それも、かなり前からみたいですね。
私はあの人と接点はほとんどないので今日あの人の知り合いに聞いて知ったんですけど、あの人と仲のいい人なら全員知ってるみたいでしたよ?
先輩、好きな人の相手の有無も知らないで好意を持ってたんですか?
笑っちゃいますね。可愛いですよ、驚いてる間抜けな顔。
でも、よかったですね。
最初から叶うはずのない淡い恋心をここで終わらせられたんですから。
それでは、約束通り哀れな先輩を私が拾ってあげます。
周りから見ればもう私たちは恋人ですから、何の問題もありませんよね?
え? ダメなんですか?
私の何が嫌なんですか? 噂を聞いたみんなはお似合いだって言ってくれてましたよ?
私、先輩のためならなんだってするって言ったじゃないですか。
そんな私と付き合いたくない理由が先輩にはあるんですよね?
教えてください。先輩が好きになれる人に私はなってあげますから。
……しつこい、ですか。
それは簡単なことです。先輩が私のものになってくれないからですよ?
彼女としての私はしつこくなんかしませんから、問題ないってことでいいですよね。
……お前だけは絶対に無理?
ははは、何を言ってるんですか。どんなに無理と言ったところで、周りからは恋人として見られてるんですよ?
今更それを無かったことに出来るとでも思ってるんですか?
仕方ないですね、先輩が迷いなく私を彼女にするしかないようにしてあげます。
え? 制服を脱いでどうしたのかって?
先輩が逃げられない状況を作ってるんです。
今ここには私と先輩の二人きり、下着姿の私が叫んだらどうなっちゃうんでしょうね?
先輩、最低な男になれますね。
それに、私たちが恋人だって思われてるおかげで、先輩は最初から体目当てで私と付き合った、だなんてことにされたら、卒業するまで人権なくなっちゃうかもしれませんね。
では、一体先輩はどうすればいいんでしょうか。
答えは簡単、先輩と私の関係を、後戻りできなくなるくらいに深めてしまえばいいんです。
いわゆる、キセイジジツってやつを作るんです。
先輩……逃げてもいいんですよ?
私は先輩に襲われたと叫ぶだけですから。
……とは言っても、目の前の女を先輩のものにしてしまうか、己の人生を棒に振るかの二択では、あまりに正解が見え透いているとは思いますけどね。
いいですよ。私、先輩の気持ちならどんなに不器用でも、どんなに素直じゃなくても受け止めてあげます。
ほら、やっちゃいましょ?
大丈夫ですよ、この教室なら誰にも見られませんし、見られても私たちは恋人ということになってるんですから、生徒なら黙っててくれます。
万が一黙ってくれなくても、それが私たちの関係だってみんなに知ってもらえるんです。
先輩が気に病むことはありません。
え、私とのことが悩みの種?
いやいや、悩む必要なんてないじゃないですか。
だって、先輩には私を愛す以外の選択の余地はないんですから。
今の先輩には、私に手を出すこと以外許されていないんです。
でも、それでいいじゃないですか。
私、喜んで先輩のものになりますから、今は私とすることだけを考えてください。
早くしてくれないと、叫んじゃいますからね?」
それじゃ、単刀直入に言いますね。
先輩、私、先輩のことが好きです! 付き合ってください!
え? ダメ……ですか?
あの、先輩。どうして私じゃダメなんですか?
教えてください、こんなにも私は先輩のことが好きなのに、私は先輩のためならなんだってしますよ?
え? 好きな人がいる?
そうですか、それなら仕方ないですね。
……って、言ってほしいんですか?
無理に決まってます。
私はその人と比べて何が劣ってると言うんですか。
はぁ? 私のことをよく知らないから比べられない?
わかりました。先輩が私のことを知ればいいんですよね?
それでようやく、先輩の好きな人と比べられる立場になれる。
はぁ……随分と茨の道を歩ませようとするんですね、先輩は。
どうせ、その人のことしか眼中にないから、他の人はさっさとお引き取りください。みたいに考えてるんですよね。
盲信的な選択肢しかない恋路が、うまくいくと思います?
はっきり言って、先輩のその人への気持ちは知ってました。
でも、あの人は引く手数多の典型的高嶺の花的存在じゃないですか。
先輩はそもそも、まともに話すことも出来ないっていうのに、どこに勝算を抱いているんですか?
記念受験みたいな感覚で告白して、思い出さえ作れればいいなんて微かな気持ちじゃないのに、何もしないで付き合えるわけないじゃないですか。
ああいう人は、図々しいくらいのチャラい男子が繰り返し繰り返し口説き続けてようやく落とせるんです。
先輩みたいな目も合わせられない奥手が一度きりの覚悟で告白しても、存在を認知すらしてもらえてないんでしょうから、無駄死にですよ。
さあ、くだらない幻想はさっさと捨てて、どうです? 私は。
先輩みたいな奥手男子に救いの手を差し出してあげてるんです。
本当は好きになった先輩が奥手だったというだけですけど。
え? それでも先輩はあの人のことを追いかけ続けようとしているんですか?
はぁ、バカなんですね。
でも、それを私が妨げることは出来ませんし、諦めがつくまで追いかけ続けたらいいと思います。
まあ、叶わない夢を見続けることなど無駄だと思いますけど。
ダメだったら私が哀れな先輩を拾ってあげますから、私が先輩を好きだってことはどうか頭の片隅にでも置いておいてくれると嬉しいです。
では、またいつか」
「まあ、私が本当に待ってるだけなんてことはないんですけどね」
(翌日・放課後)
「どうしたんですか? 私のことを振った昨日の今日で、今度は先輩の方から呼び出すなんて、もしかして、やっぱり告白の返事を変えたくなったんですか?
ふざけるな? え、私、何か変なことをしました?
あー、噂ですか。確かにみんなが言ってますね、私と先輩が付き合っているって。
そうですか、噂って怖いですね。瞬く間に学年の垣根を越えて先輩の方にも伝わっちゃうんですから。
それに、その噂の出所は私ですから、最早噂ではなく事実として学校中に広まってるみたいですね。
なんのためって、事実にするためですよ。
こうして先輩の元にもその話は届いてますし、先輩の周りの人たちも、先輩の彼女は私だと認識し始めたかと思います。
だから先輩は他の女性に手を出せないし、逆も同じ。
先輩の場合は、何もしなくても女性に手なんか出せないと思いますけど、魔除けは必要みたいですからね。
あ、そうそう。先輩の意中の人のことですけど、あの人、彼氏いますよ。
それも、かなり前からみたいですね。
私はあの人と接点はほとんどないので今日あの人の知り合いに聞いて知ったんですけど、あの人と仲のいい人なら全員知ってるみたいでしたよ?
先輩、好きな人の相手の有無も知らないで好意を持ってたんですか?
笑っちゃいますね。可愛いですよ、驚いてる間抜けな顔。
でも、よかったですね。
最初から叶うはずのない淡い恋心をここで終わらせられたんですから。
それでは、約束通り哀れな先輩を私が拾ってあげます。
周りから見ればもう私たちは恋人ですから、何の問題もありませんよね?
え? ダメなんですか?
私の何が嫌なんですか? 噂を聞いたみんなはお似合いだって言ってくれてましたよ?
私、先輩のためならなんだってするって言ったじゃないですか。
そんな私と付き合いたくない理由が先輩にはあるんですよね?
教えてください。先輩が好きになれる人に私はなってあげますから。
……しつこい、ですか。
それは簡単なことです。先輩が私のものになってくれないからですよ?
彼女としての私はしつこくなんかしませんから、問題ないってことでいいですよね。
……お前だけは絶対に無理?
ははは、何を言ってるんですか。どんなに無理と言ったところで、周りからは恋人として見られてるんですよ?
今更それを無かったことに出来るとでも思ってるんですか?
仕方ないですね、先輩が迷いなく私を彼女にするしかないようにしてあげます。
え? 制服を脱いでどうしたのかって?
先輩が逃げられない状況を作ってるんです。
今ここには私と先輩の二人きり、下着姿の私が叫んだらどうなっちゃうんでしょうね?
先輩、最低な男になれますね。
それに、私たちが恋人だって思われてるおかげで、先輩は最初から体目当てで私と付き合った、だなんてことにされたら、卒業するまで人権なくなっちゃうかもしれませんね。
では、一体先輩はどうすればいいんでしょうか。
答えは簡単、先輩と私の関係を、後戻りできなくなるくらいに深めてしまえばいいんです。
いわゆる、キセイジジツってやつを作るんです。
先輩……逃げてもいいんですよ?
私は先輩に襲われたと叫ぶだけですから。
……とは言っても、目の前の女を先輩のものにしてしまうか、己の人生を棒に振るかの二択では、あまりに正解が見え透いているとは思いますけどね。
いいですよ。私、先輩の気持ちならどんなに不器用でも、どんなに素直じゃなくても受け止めてあげます。
ほら、やっちゃいましょ?
大丈夫ですよ、この教室なら誰にも見られませんし、見られても私たちは恋人ということになってるんですから、生徒なら黙っててくれます。
万が一黙ってくれなくても、それが私たちの関係だってみんなに知ってもらえるんです。
先輩が気に病むことはありません。
え、私とのことが悩みの種?
いやいや、悩む必要なんてないじゃないですか。
だって、先輩には私を愛す以外の選択の余地はないんですから。
今の先輩には、私に手を出すこと以外許されていないんです。
でも、それでいいじゃないですか。
私、喜んで先輩のものになりますから、今は私とすることだけを考えてください。
早くしてくれないと、叫んじゃいますからね?」
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