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知り合いの内気なJCとデートに行ったら告白された
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 片思い
  • 少女
  • 学生
  • 年下
  • 恋愛
  • 内向的
  • デート
公開日2021年10月08日 20:37 更新日2021年10月08日 20:37
文字数
2074文字(約 6分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女子中学生
視聴者役柄
男子大学生
場所
ショッピングセンター
本編
(まだかな、まだかな…お兄さんとのデート、楽しみすぎて早く着きすぎちゃった…)

(ううん、お兄さんはデートだなんて思ってないだろうな…わたしは中学生で、お兄さんは大学生だし…)

(たぶん妹との買い物くらいにしか思ってない…はぁ…)

へっ?う、ううん!何でもないよ!

……って、お兄さん⁉︎いつのまに⁉︎

あ、そっか…今さっき着いたんだ…

え、全然、お兄さんとのお出かけが嫌とかそういうんじゃない!ちょっと緊張してただけ!

う、うん。お兄さんと二人きりは未だに緊張するっていうか…

お、お兄さんのことが怖いとかそういんじゃなくて!えっと、その〜…

と、とにかく大丈夫だから!むしろお兄さんとのお出かけは楽しみにしてたし!

うん、だから早く行こ!お兄さんといっぱい遊びたいし!



そういえばお兄さん、大学の勉強とかバイトとかは大丈夫なの?

えと、このあいだまで忙しそうだったし…迷惑じゃないかなって…

あ、そうなんだ。期末試験終わったから平気なんだね。

わたしも平気。テスト終わってるし。

うん、今日は思いっきり羽伸ばして遊べるね。

とりあえずどこから行く?……ヒーローショー?

お兄さん、特撮見るんだ。なんか意外。

ううん、変じゃない。

ただ、いつも落ち着いてるから、そういうの見るイメージなかったなぁってだけ。

うん、お兄さんの行きたいところなら、わたしも行きたい。

わたし、男きょうだいはいないから…

そういうところに一回は行ってみたいなって。

うん……それで、えっと、その…

こ、混んでると思うからさ…手、つなご?

あ……そう!はぐれないようにするため!えへへ♪



もう、お兄さん…声大きいよ…

周りの子どもたち、ちょっと怖がってたよ?

つい興奮してって…お兄さん、案外子どもっぽいところあるんだ。

ふふ…いいよ、別に。

ちょっと恥ずかしかったけど、可愛いお兄さんを見れたから許してあげる。

で、次はどこ行く?

服?お兄さんの?……あ、わたしの?

けど服はお金かかるし、いいよ…

た、誕生日忘れた件はもういいから。

あのときは怒っちゃったけど、お兄さんだって忙しかったし仕方ないよ。

埋め合わせくらいさせてほしいって……

わかった。そこまで言うなら一着だけ買ってもらおうかな。

うん。お兄さんの服選びのセンス、期待してるね。



えっと…うん。これ、いいかも。

ありがとう、お兄さん。じゃあこれにするn…

え、え?……あ、お姉さん、どうもです…

じ、地味?それはそうかもしれませんが、これはお兄さんが選んでくれたもので…

もう一着⁉︎で、ですけど〜!

え、これ着るんですか⁉︎

ちょっと派手というか、露出が多いというか…!

せめて心の準備を…!

(試着後)

お、お兄さん…これ、どうかな…

あ、ありがとう…えへへ♪

ちょ、お姉さん!わたしとお兄さんはそういう仲じゃ…!

え?………っ、それはダメです!

あ…な、なんでもない!すぐ着替えるから待ってて!



(どうしよ…お姉さんったら、あんなこと言うなんて…本気なのかな…)

え?……ううん、嫌なこと言われたとかじゃない。

その、お姉さんは…お兄さんの幼なじみさんはお兄さんのこと好きなのかなって…

それだけは絶対にないってなんで…?なんで断言できるの?

あ、彼氏さんがいるんだ…それならそうだよね…

だったらなんであんなこと…

あ、えっと…お兄さんのこともらっちゃうよ?みたいなこと言ってたから…

それは完璧に冗談?そ、そうなのかな…だったらいいけど。

えっと…えっとね、お兄さん!

(い、言いたいけど言えない…!だってわたしは中学生で、お兄さんは大学生。全然釣り合わないよ…!)

お、お兄さんはどんな女の人がタイプなの?

おとなしめの清楚な女性?そ、そうなんだ…

やっぱり男の人ってそういう女の人が好きなんだ…わたしなんかじゃ…

うん、だってお兄さんのことが好きだし…

あっ…ちょ、ちょっと待って!今のなし!

ち、違うよ!そ、そういう意味の好きじゃなくて!

えっと、その、憧れてる的な意味の好きだから!

異性としての好きってことじゃない…

…もしかしてお兄さん、わたしの気持ちに気付いてたの?

確証はなかったけど薄々勘づいてたんだ…

けどダメだよね。わたし、まだ中学生だし。

歳の差がきついし、お兄さんにも好きな人くらいいるだろうし…

好きな人はいない?でも…

え、提案?………えっと、それってつまり、わたしが高校を卒業するまで、付き合うのを待つってこと?

そんなの無理だよ…

さっきの幼なじみさんみたいな素敵な人が現れて、お兄さんはきっとその人を好きになるに決まってる…

お兄さんと正式に付き合うまで、そんなに長く待てる自信ない。

え…?けどわたし、こんなちんちくりんだし…容姿も性格も地味だし…

そ、そんなに褒めてくれるのは嬉しいけど…いいのかな、わたしなんかで…

信じてくれるの?わたしがお兄さんを好きでい続けることを?

わかった。お兄さんが今のわたしを信じるっていうなら、わたしも今のお兄さんを信じてみる。

わたしが高校卒業したら付き合うって、約束してもいい?

ん…指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲ます、指きった。

うん、約束。けど待ってるだけじゃダメだと思うから、わたし、お兄さんにもっと好きになってもらえるように頑張る。

うん…まだ考え中だけど、これから色々アピールする。お兄さんに振り向いてもらえるように。

ありがとう。お兄さんもわたしのこと、ちゃんと見ててね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
知り合いの内気なJCとデートに行ったら告白された
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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