高校生のあなた。隣のクラスの彼女が好きなのですが…。

ねぇ、さっきから私の後をつけているみたいだけど。
なにか用?

キミ、隣のクラスの子でしょ。

うふっ、知っているよ。
教室の前を通る時、いつも私のこと見ているでしょう。

おかげで友達にからかわれて、迷惑しているんだから。

私に気があるの?
私のこと、何も知らないくせに。

まぁ、いいわ。
このところ退屈してるから、暇つぶしに付き合ってあげる。

うちに来る?
私んち、そこなんだけど。

あ? 知っているわけね。リサーチ済なんだ。

やだぁ。キミ、私のストーカーなの?
ヤバ、キモい。

ん? キモいって言われてショックだった?

だって、キモいでしょう。
私の後をつけたり、自宅を特定したり。
キモいじゃん。

ふふっ。よく見たら、ちょっとかわいい顔しているね。
かわいいから、許してあげる。

さあ、入って。
今は誰もいないから。遠慮しなくていいよ。

そこが私の部屋。どうぞ。
なに? なんか珍しい?

あー、女子の部屋に入るのは初めてなんでしょう。
いかにも、女子に縁がありませんって感じだものね。ふふふ。

えぇ? あは。別にどっちでもいいけど。

で、私に何か用なの?
何か聞きたいことでもあるの?

うーん、何が聞きたいのかなぁ。
彼氏がいるかとか、好きな男子のタイプとか?

彼氏はいないよ。
好きなタイプは…。う～ん、そうねぇ。
キミみたいな人、かな。

うふふふ。ドキッとした?
顔、真っ赤になって。かわいい。

じゃあ、今度はキミのことも教えてよ。

ねぇ。男子って、一人でやる時どうするの?
やるんでしょう?

私のこと、考えたりするのかな。
こうやって、私にぎゅーってされたりとか?

ううん、胸が当たっているんじゃなくて。
あ・て・て・る・の。

だって、キミの反応が見たいんだもん。

イヤ? イヤじゃないよね。
キミだって、少しは期待してたんでしょう?

私の家までついてきたんだから、私のストーカーさん。

恥ずかしいの?
ふふふ、かわいい。

キミみたいに女子に慣れていない男子ってかわいい。
そういう人、大好き。

ねぇ。私にどうして欲しい?

教えてよ。
私のこと、欲しくないの?

あはは。かわいい。

じゃあ、今日からキミは私のものよ。
私の言うことは、何でも聞いてね。

ちゃんと言うことを聞いてくれたら。
ご褒美にいいこと、してあげる。

ふふ。大好き。

・台本（ゆるボイ！）
【男性向け】ストーカーのあなたを誘惑しちゃうドSな女子高生
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・台本制作者
まかろん