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女子野球部のエースは可愛い男子マネージャーにお熱の模様〜ヤンデレ編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 学校/学園
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  • 片思い
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公開日2021年10月21日 12:33 更新日2021年10月21日 12:33
文字数
1990文字(約 6分38秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
野球部員/先輩
視聴者役柄
野球部マネージャー/後輩
場所
学校/通学路
あらすじ
前作「女子野球部のエースは可愛い男子マネージャーにお熱の模様〜告白編〜」のヤンデレ版です。
本編
【練習中】〜グラウンドにて〜

はぁはぁ…あぁ、マネージャーくん。タオルありがと…

今のどうだった?マネージャーくんから見て。

そっか…投げる回数を重ねるごとにだんだん姿勢と球がブレていってる気がする、か…

もう少し投球フォームの修正が必要かな?

あと体幹ももっと鍛えないと。

うん、ありがとう。あとで録画見ておくね。

あ、そうだ、マネージャーくん…

その、このあいだのお弁当なんだけど…

す、すごく美味しかった!ありがとう!




【昼休み】〜中庭にて〜

(ハァー…野球に関することなら普通に喋れるのに、それ以外のこととなるとテンでダメだ…)

(けどあんなの卑怯…無理だよ。)

(笑顔が可愛すぎる…直視できない。)

(お弁当まで作れるなんて女子力も高いし、女としては負けた気分だけど…はぁ…)

(お礼にと思ってお弁当作ってきたけど…マネージャーくんのに比べたら、なんかイマイチ…)

えっ、あっ!マ、マネージャーくん⁉︎

ここで何してるんですかって、あっ、いや!その〜…

こ、これ…マネージャーくんに…

そ、そう…お弁当、なんだけど…

マネージャーくんが作ってくれたのに比べたら全然…

や、やっぱりいいや!ゴメンね!自分で食べるから!

えっ⁉︎い、いいよ!そんな気を遣わなくて!

けどほんとに大したものじゃないし…

う〜!その言い方は卑怯だよ…!

じゃ、じゃあ味見、お願いします…

ど、どう?……ホントに⁉︎嘘じゃない⁉︎

あっ…ゴメン。興奮して近づきすぎたね…あはは…

ま、毎日⁉︎流石にこんなの毎日食べてたら、マネージャーくんが身体壊しちゃうよ!

それは言い過ぎ?そ、そうかなぁ…

ん?……そっか、なら良かった。

気に入ってもらえたなら、その…たまには作ってくるよ。

あ、いいね、それ!

お互いのお弁当を交換っこするの!

うん!わたしもマネージャーくんのために頑張って作ってくるね!



【放課後】〜通学路にて〜

あー、疲れた〜……うん、投げ込みは結構全身にくるから……って、マネージャーくん⁉︎な、なんでここに⁉︎

あ、あぁ…帰り道こっちなんだ…初めて知った。

そ、そうだね。マネージャーくんはいつも最後に帰ってるから、わたしが知らなくても当然だよね…

へっ⁉︎な、なに⁉︎

え?様子がおかしいけど悩みでもあるんですかって、ううん!悩みなんてない…たぶん。

気にかけてくれるのは嬉しいけど…なんていうか、これはわたしの気持ちの問題っていうか…

ホントに?ホントにわたしの力になってくれる?

えっと…じゃあ少しだけ話すね。

わたし、好きな人がいるんだけど…

その人はいつもわたしのことを支えてくれて…わたしが打たれたりしても全然責めないし、むしろ一緒に改善点を考えてくれたりして…

そう!すごく優しい人なの!

わたしがチームのエースになれたのもその人のおかげ。

その人が一緒に頑張ってくれたから、わたしも諦めずに今まで頑張ってこれた。

けど告白する勇気がでなくて…

しようと思ったら、すごいプレッシャーで押し潰されそうになって…それこそマウンドに立ってる比じゃないくらい。

うん…だからもし、マネージャーくんがいいって言うなら、わたしに勇気をくれる?

……!そ、そっか…!そんなふうに思ってくれてたんだ…!

ご、ごめん!なんでもない!目にゴミが入っただけ!

(深呼吸)

よしっ!もう大丈夫!今ならいける!

うん!わたしが好きなのは…マネージャーくん、君だよ。

あっ、えっと…そうだよね。マネージャーくんにとってはいきなりだもんね。

マネージャーくんを好きになった理由はさっき言った通りだけど…

うん、本気。今はマネージャーくん以外考えられない。

え……僕じゃ先輩とは釣り合わないって、どうしてそんなこと言うの…?

そ、それは違うよ!

マネージャーくんがわたしを買い被りすぎてるだけ!

わたし、そんなすごい人間じゃないから!

野球以外、取り柄なんてないし…!

そ、そっか…あは、あはは…

わかった。マネージャーくん、それ以上は何も言わなくていいから。

ちょっとだけ付き合って。

…いいから付き合って。そんな時間はかけないから。



この辺でいいかな。

何をするんですかって、あぁ、そうだった。まだマネージャーくんには言ってなかったね。

(キス)

わたし、ちゃんと分かってるよ。

マネージャーくんに他に好きな子がいるってことぐらい。

誰かまでは分かんないけど。

マネージャーくんは優しいから、そのことを伏せてわたしの告白を断ったんでしょ?

けどゴメンね?マネージャーくんのこと、本当に好きだからさ…

未練がましいかもしれないけど、せめて思い出くらいは作っておきたいなって思って。

何をする気なんですかって、さあ?ナニをする気なんだろうね?

ふふふ…抵抗するの?

いいよ、マネージャーくんの力でわたしにどこまで抗えるかな?これでも毎日鍛えてるしね。

そう。わたしはエースだから、どんなバッターも最後にはうち取るし、抑えてみせる。

で、今回のバッターはマネージャーくんだね。

初打席でしょ?エースのわたしが直々に相手をしてあげる。

ふふ、ダーメ。やめてあーげない♪

わたしもマネージャーくん相手は初めてだからさ…お手柔らかに、ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
女子野球部のエースは可愛い男子マネージャーにお熱の模様〜ヤンデレ編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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