1
クールなブラコン妹は大好きな兄を癒したい
written by 松平蒼太郎
  • 耳かき
  • 甘々
  • 純愛
  • 癒し
  • クーデレ
  • 綿棒
公開日2021年10月24日 17:34 更新日2021年10月24日 17:34
文字数
1258文字(約 4分12秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
自宅
本編
あ、兄さん。風呂上がった?

じゃ、髪乾かしてあげる。こっちおいで。

…別に何もないよ。ほら、ここ座って。

(ドライヤー)

え…違うよ。何か欲しくてしてるわけじゃなくて、その…

ていうか、ドライヤーはいつもやってるじゃん。

わたしが兄さんの役に立ちたくてやってるだけだから…これくらいのことはさせてよ。

家事でわたしがやること、まったくないし。

お前は外で働いてるから家のことくらい全部俺がやるって……

もう。兄さんは相変わらずなんだから…

ドライヤーはこれくらいでいいかな?

じゃ、次はわたしの膝の上に頭乗せて。

そう、膝枕。今から綿棒で耳掃除するから。

いつも兄さんにしてもらってるから、今日はわたしがやる。……じゃ、始めるね。

(綿棒耳かき)

どう?痛いところとかない?力加減はこれくらいでいい?

そう…じゃあこのまま続けるね。



…え?ううん、嫌なことがあったとかじゃなくて…

たまには兄さんのためにもっと何かしたいなって思っただけ。

…やっぱり兄さんには敵わないな。

わたしのことなら、なんでもお見通しなんだ。

そう。このあいだのスカウトに来た人、兄さんを誘惑してきたでしょ?

兄さんに限ってそんなこと、あるわけないのはわかってるんだけど…やっぱり少し不安で…

ダメだよね、こういうの。兄さんのこと信じてないって言ってるようなものだし。

あとテレビでも見た。

親子でも夫婦でも、家事はきちんと分担すべきだって。

じゃないと、どちらかあるいは両方が不公平感を募らせて、後々爆発する可能性が高いって。

家事なんてわたし、何一つやってない。

全部兄さんに押し付けてる。

もし兄さんの不満が溜まって爆発したら、家を出て働きに行くんじゃないかって考えただけで怖くて…

だから少しでも何かしなきゃって思って…

けど仕事から帰ってきたら、兄さんは何もかも完璧にこなしちゃうし…

休日だってそう。何か一つでも家のことをやったかって聞かれたら、何も答えられない。

わたしにはこれくらいしかできることがないから…いつもごめんね、兄さん。

つまらないこと言っちゃったね。ごめん、忘れて。

さ、反対向いて。逆の耳も掃除するから。

(綿棒耳かき)

え…?で、でも!わたし、家ではホントに何もやってないし…!

バカ……兄さんは優しすぎるよ…

そりゃ外ではもちろん、兄さんのために頑張って働いてるけど…

…本当に?わたしに対して何か不満とかない?

うん、全然遠慮なく言ってくれていいから。

それはダメ。外で働くのはわたしの役割。兄さんがする必要はない。

あ、うん……じゃあこれからも今までと同じかんじでいいってこと?

わかった。なら家のことは兄さんに全面的に任せる。

代わりに兄さんも、外で働くのはわたしに任せてほしい。

兄さんには冗談でも外で働きたいなんて言って欲しくないから…

うん…ありがとう。

そうだ。そんな優しい兄さんには特別サービス。

(耳ふー)

どう?ゾクゾクした?

ふふ、そっか。じゃあ反対もやるね。

(耳ふー)

ふふふ…思ったより素直な反応で嬉しい。

うん…そろそろ寝よっか。時間も遅いし。

あ、忘れてた。兄さん、ちょっとこっち向いて。

(頬に軽くキス)

これも優しい兄さんへの特別サービス。

そう。兄さんだけ特別、だからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールなブラコン妹は大好きな兄を癒したい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)