あなたの村に近くにある大森林、そこの森には近づいてはいけない…と言い伝えられてきたが……ある日、あなたはそんな言い伝えを無視し、森の中へと入ってしまう。
木々が生い茂り、日光が届かないほど奥へと進むと…そこには不思議な空間が拡がっていた…
そして、そこには一人佇む美女の姿があった

……珍しいお客さんね。こんな森の奥まで人が来るなんて、迷子にでもなったのかしら？

…そう、ならこの道を真っ直ぐ行けなさい

10分もしないうちに近くの村に通じる街道へ着くでしょう

ここは人間のあなたには相応しくない場所です。その身に危険が及ばぬうちにここから去りなさい

礼は不要です。私と会ったこと、ここの事は忘れなさい。それがあなたの為です

それでは、さようなら

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……あなたは、何故ここに居るのでしょうか？以前も言いましたが、ここは人間のあなたが来るべき場所では無いです

早急に立ち去りなさい……って、話を聞いていますか？

…は、私にもう一度会いたくて来た？……人間の考える事はよく分かりません。私は人間ではないのですよ

私はこの森を守護する者。美しきこの森の調和と安寧をもたらすよう、この地の妖精から承った役目なのです

私は人間を好いていません。あなた方は森の木々をなぎ倒し、動物たちの住処を奪っているのですから

……少し意地悪な発言をしてしまいましたね。ともかくここから早く去りなさい。この森にはあなたに害を及ぼす生物が多いのだから

どうされましたか？何故私の顔を見つめたまま動かないのですか？

…は、私が可愛いからですか？…あなたは随分と変わっていますね。そのような事は初めて言われました

…照れてはいません。そもそも私は人間ではないと言ったはずです。あなたの気持ちには応えれません

そんなの関係ないですか…随分と強引なんですね。……ですが、残念ながらお時間のようです

まもなく夜になります。夜には危険な生き物が多いです。今日の所はお帰りなさい

……また来ていいかですか…。ホントはいけませんが、あなたならいいでしょう。ですが…この事は誰にも言わないように…それでは

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あら…また来たんですか。本当に物好きですねあなたは…

折角です、お茶を用意したので、いっしょにいかがですか？

…どうですかお味のほどは？あなたの口にあえば良いのですが……

…そうですか、とても美味しいのですね…。それは良かったです

あなたといると少し不思議な気分になります。なんだか心地が良いような…落ち着くような…気の迷いかもしれませんが…

…え、あなたもなのですか？…なるほど、私達は互いに互いを心地よい存在だと思っているのですね。…悪い気は…しませんねふふっ

…え、初めて笑ったですか？…そうですね、あなたといると少し…いえ、かなり気分が高揚します。不思議ですね…まだ3回しか会っていないのに

…私のことが好きですか？ふふっまた、その言葉を言うのですね。不思議です、その言葉を私はもっと聞きたいと感じてしまう…この感情はなんなのでしょうか…

…どうしたのですか？いきなりそんなに暗い顔をして…何かあったのですか？私で良ければお話聞かせて頂きますが…

え…今日が最後とは…どういう事ですか？

…そうですか、お見合いのお話があって、家柄的にも断れないと…そうなのですか…人間とは難儀な生き物ですね

……そうですか、今日を最後にあなたはもう来なくなってしまうのですね………

…嫌です。自分でも何を言っているのけ分かりません…でも、嫌なのです。あなたが他の方とお付き合いする姿を想像すると、無いはずの胸が痛くなるのです…

もしかしたら……私はあなたの事を好き…好意を抱いているのかもしれません…なんと自分でも驚いています…

…帰らないで欲しいです。あなたと共にいきたい…わがままかもしれませんが、あなたを離したないのです…

……そう言えば、この森の掟を知っていますか？

はい、掟です。森の奥の神域にある守護者…つまり私ですね。その守護者に三度会ってはいけない。もし会えばその者は森の糧になる為、生贄となる…

……そうです、あなたと私が会ったのは三度目。つまり…あなたは森の掟に反したのです。聞いた事は無かったのですか？近くの村でも風習となっていると思っていたのですが…

とにかく、あなたはもうこれで私の元を離れる事は出来ない。仮にあなたを探しに来る者がいるのならば、その者は森の怒りに触れるでしょう

さぁ、もうあなたは私のものです。あなたが悪いのですよ…元々こうするつもりは無かったのです。私にこれ程の感情を与えたあなたのせいなんですからね……

さ、共に行きましょう。永久に

・台本（ゆるボイ！）
森の番人さんはあなたに依存しヤンデレ化してしまう
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ゆぅ