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水の精霊に癒してもらったが、彼女もやっぱり俺のことを狙っていた
written by 松平蒼太郎
  • 耳かき
  • ファンタジー
  • 癒し
  • 敬語
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 精霊
  • 炭酸耳かき
  • ASMR
公開日2021年12月26日 07:30 更新日2021年12月26日 07:30
文字数
1193文字(約 3分59秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
水の精霊
視聴者役柄
精霊使い
場所
某所
本編
大丈夫ですか?

ずいぶんやきを入れられたみたいですけど…

え?……なるほど。それはご愁傷様です。

けどそれなら早く決めないといけませんね。

えぇ。本契約を結ぶ精霊を誰にするのかを。

…わたしを選んでくれてもいいんですよ?

ふふ、冗談です。

とりあえず火傷の治療をしますね。

服、脱いでください。



大体こんなものでしょうか。

いいえ。これくらいはお安い御用です。

水の精霊たるわたしにかかれば、火傷を治すくらいお茶の子さいさいです♪

ふふっ…それよりなんだか疲れていません?

はい。わたしにはあなたがお疲れのように見えます。

もしよければ、わたしが癒して差し上げましょうか?

ええ。水の精霊たるわたしだけができる、特別な耳かきでね。

さぁ、わたしの膝の上に横になってください。

ふふ、可愛いお耳……ツンツン。

あら、ごめんなさい。可愛くってつい…

始めますので、じっとしててください。

(炭酸耳かき)

ふふふっ♪驚きました?

そう。炭酸でシュワシュワ〜!ってしてる感じが気持ちいいでしょう?

他の精霊には逆立ちしてもできない、極上の癒しの耳かきです♪

え?……あら、バレました?

はい、そうです。

本契約を結ぶのはわたしにして欲しくて、このようにあなたに媚びを売っています。

わたし、火の精霊と違って短気ではありませんから。

こうやってあなたを骨抜きにしてから、堕とそうと思いまして。

迷う必要なんてありません。

わたしを選んでくだされば、毎日でも癒しを与えてあげますよ?

ふふふ…さて、お耳に残った泡を吹き飛ばさないとですね。

(耳ふー)

はい、これで右耳は完了です。

さ、反対を向いてください。

うふふ…あぁ、いえ。ちょっとくすぐったかったものですから。お気になさらず。

左耳、始めますね♪

(炭酸耳かき)

え?今それを聞きます?

大した理由ではありません。

あなたは世界でも数少ない、精霊を視認できる人間です。

いえ、視認できるだけでなく、わたしたち精霊の扱い方が非常にお上手です。

わたしたちの力を正しく理解し、戦いや日常生活で存分に使ってくださいますから。

そ・れ・に…わたしたちのこと、女の子としても可愛がってくださいますし♪

本当はわたしだけを可愛がってほしいんですけれど…

はい。だってあなたはわたしにとって最高の精霊使いであり、パートナーですから♪

ふふふっ♪くらっときました?

あともう一押しですね……ではいきますよ〜。

(耳ふー)

はい。これで左耳も完了です。お疲れ様でした。

え?……あ、気がつきました?

はい。耳かきの最中に、少し特別な魔法をかけさせていただきました。

そうですね…言ってしまえば、魅了(チャーム)に近いものです。

お耳からわたしの魔力を入れてそれが全身に循環するように、ひと工夫もふた工夫も加えました。

ほら…身体が勝手にわたしを求めてる。

ふふふ…遠慮しなくていいんですよ?

あなたと本契約をするのはこのわたし、水の精霊。

最初から他の精霊にあなたを渡す気などさらさらありません♪

このままわたしの愛に溺れちゃって、ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
水の精霊に癒してもらったが、彼女もやっぱり俺のことを狙っていた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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