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ヤンデレ四霊に愛され過ぎて屋敷から出られない〜東門の応龍編〜
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • ファンタジー
  • 純愛
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 敬語
公開日2022年01月11日 07:15 更新日2022年01月11日 07:15
文字数
1134文字(約 3分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神/従者
視聴者役柄
人間/主人
場所
天界の屋敷
本編
あっ…主(あるじ)!お目覚めになられましたか!

よかった…!

このまま目を覚まさなかったらどうしようかと…!

え?あ、あぁ、この姿ですか…

それも含めて今から順に説明いたします。

まず主。

わたしたちが四凶の連中のアジトに到着するまでよく持ち堪えられました。

主の中に流れていた毒はすべて取り除きました。もう大丈夫です。

はい…主が捕らわれている間、わたしたち四神は四凶と戦いました。

それでこの姿は…四神から進化した姿で、四霊(しれい)と呼びます。

ですので今は青龍ではなく、応龍(おうりゅう)とお呼びください。

はい。恥ずかしい話ですが、四神は一度四凶に負けてしまいましたので…

えと、新しい力に覚醒したというのとは少し違うといいますか…

元々わたしたちは四神でもあり、四霊でもあったんです。

四神は通常の姿、四霊は四神の上位互換と捉えていただいてかまいません。

門を守るだけなら四神の姿で十分なのですが、今回は相手が相手でしたので…

はい…とても手強い相手でした。

ですが、主のためにも負けるわけにはいかなかったので。

打ち破りはしましたが、肝心の奴らには逃げられてしまいました…申し訳ございません。

い、いえ!気になさらないでください!

わたしたちは主の従者として当然のことをしたまでですので!

むしろ助けるのが遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。

はい…主の寛大なお心遣いに感謝します。

少しお伺いしたいのですが…よろしいですか?

はい…主はなぜあれほど強力な毒を浴びせられておきながら、正気を保てたのですか?

いくら不老不死とはいえ…いえ、不老不死だからこそ、想像を絶する苦しみだったはずです。

なのにどうして…奴らに魂を売り渡さなかったんですか?

えっ…えええ⁉︎そ、それってつまり…⁉︎

あ、主…!ありがとうございます…!

そのように思っていただけて光栄です…!

す、すみません…!嬉し過ぎて涙が…!

はい…わたしも主のことが大好きです…!

この世の誰よりも、愛しています…!

へ…?ちょ、主⁉︎

あ、いえ!このまま頭、撫でてください…

え…青龍だった時よりさらに綺麗になってる、ですか…?

え、えと…あまり顔を見ないでください…

なんだか恥ずかしいです…

(抱きつかれる)

ひゃっ!あ、主⁉︎

急にどうされたんですか⁉︎

主…はい、応龍はここにいます。

二度と貴方の元を離れません。

未来永劫、貴方のことを守り続けますから…

はい…!これからもよろしくお願いします、主…!

…は?主、今なんと?

一応お聞きしますが、何のために下界に?

主…わたしたちを屋敷の封印から解放するのは、諦めたのでは?

下界の女の子とちょっとお話ししにいくだけ…?

わたしたちというものがありながら…?

…かしこまりました。

パワーアップした青龍…応龍の力を今ここでお見せいたしましょう。

今さら逃げても無駄です。

すでに主はわたしの射程圏内ですから。

我が主、どうかお覚悟を…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四霊に愛され過ぎて屋敷から出られない〜東門の応龍編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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