よっ、陛下。

まずはあたしから自己紹介させてもらうぜ。

あたしは共工。水を司る神だ。よろしくな。

ふーん、へー…

近くで見ると意外と色男だな、陛下。

おっと、こりゃ失礼。御前(ごぜん)だったな。

あん？そりゃそうだ。

あたしも陛下のこと、気に入ってるからな。

いや、見た目がどうとかじゃなくて…

あの四神を従えてるってだけで、スゲーじゃねーか。

しかも天人じゃなくて、地上出身の人間だっていうから、どんなんかと思って見てみたら…

期待以上じゃねえか。

やっぱカリスマ持ってる奴は違うな。

んな謙遜すんなよ。

分かるぜ？アイツらが陛下に従ってた理由。

てか、今も従ってんだけど。

陛下をここまで引っ張り出してきたのも、そういうこった。

陛下みたいな逸材を、あんなちっぽけな屋敷に閉じ込めとくなんて、もったいねぇ。

天どころか、地上も掌握しちまっていいくらいだ。

どうする、陛下？あたしらと天下とるか？

なんで白眼向いてんだよ…気持ち悪いぞ。

だーかーらー、さっき言ったじゃねえか。

陛下には神をも従えるカリスマがあるって。

(腕に抱きつく)

あたしさぁ…強い男って好きなんだよね。

地上出身とかどうでもいい。

どこ出身だろーが、強えー奴は強えーんだよ。

な、陛下…

陛下にならあたしの身体、許してやってもいいぜ？

(キス)

キス慣れしてんなぁ、陛下。

やっぱカリスマ持ってて、ハーレム作ってる奴は違うな。

買い被りすぎ？

は？なに、あたしの目が節穴だって言いてーの？

陛下…さっきからキョロキョロしてっけど、逃げ道でも探してんのか？

…よくこの状況で逃げようなんて考えたもんだな。

逃さねえからな。絶対に。

陛下はあたしらと一緒にいてくれなきゃ困るんだよ。

試しにあたしの力、見せてやろーか？



どうだ？地上が一瞬で海に変わったろ？

ん、そういうこと。

あたしは水を自在に操って、洪水を起こすことができる。

この天界だって、沈めようと思えば沈めれるし。

陛下…妙なことは考えるもんじゃないぜ？

じゃないと、天界もさっきの地上みたいになっちまうかもなぁ？

とにかく、腕に自信はあるから、これから陛下のことは近くで守ってやるよ。

これから末永くよろしくな…へ・い・か♡

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレ四罪に愛され過ぎて天帝に祭り上げられた〜破壊の共工編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎