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ヤンデレな聖剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜女帝・エクスカリバー編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 擬人化
  • 自信家
  • 聖剣
  • 男勝り
  • 男口調
公開日2022年01月16日 16:25 更新日2022年01月16日 16:25
文字数
939文字(約 3分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
聖剣
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
今日も見事な殲滅ぶりだったな。

流石、わたしの見込んだ騎士だ。

ははっ!そんなに謙遜するな!

なんせお前は数百年ぶりに、このエクスカリバーの封印を解いたのだからな。

まさか再びあの巨大な岩から、このわたしを引き抜く者が現れるとは思わなんだ。

ほぅ…大きな口を叩くものだ。

だが男たるもの、それくらいでないと面白くない。

ふふっ、構わんぞ。

わたしのことは存分に道具として扱ってくれ。

ん?なんだ?

そうか…お前はこの姿より、剣の姿の方が好みか。

たしかに、本来のわたしの姿は剣だ。

だが、この人間の姿というのも悪くない。

なぜかって…こうしてお前と視線を交わせるからだ。

剣のままだと、お前の姿を見上げるしかないしな。

ふふ、そっけないな。

美女がこうしてお前と目を合わせようとしているというのに。

(抱きしめる)

そういうお前も、わたしは好きだぞ。

無論、本心だ。わたしはお前に嘘をつかない。

構わんさ。

お前がわたしを道具としてしか見ていないのは分かっている。

だからこそ、こうして抱き締めているんだろう?

わたしを異性として意識してもらうために。

わたしを道具として見るのは大いに結構だが…

お前に対してひとつだけ不満がある。

…なぜ、わたしというものがありながら、他の聖剣やら魔剣やらとも契約を結んでいる?

わたしだけいれば十分だろう?

あらゆる敵を殲滅し、いかなる傷をも癒す、このエクスカリバーさえいれば…

ふふ…はははっ!言ってくれるな、青年!

いいや?離すつもりはないぞ?

お前がわたしの愛を受け入れてくれるまでは。

悪い事は言わん。わたしを選べ。

そうすれば、わたしも全ての力をお前に預けてやる。

ははっ!あんなものがわたしの全力だとでも⁉︎

わたしの力はもっと強大だ。

それこそ、一振りで天をも破壊できるくらい、強大な力だ。

お前が浮気さえしなければこの力、もっと好きに使っていいぞ?

そうか…頑固な奴だ。仕方ない。

(押し倒す)

このエクスカリバーを甘く見るなよ?

わたしは地上最強の聖剣。

そこらの凡百の聖剣やら魔剣やらと一緒にされては困る。

大人しく首を縦に振らないというのであれば…

無理やりにでも手に入れるしかあるまい。

ふふ…返事は、はいかイエスだ。それ以外は認めん。

なあに、心配するな。

このエクスカリバーがお前にとって最高の剣であることを、今から証明してやるからな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな聖剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜女帝・エクスカリバー編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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