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ヤンデレな聖剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜賢臣・アスカロン編〜
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • 告白
  • ファンタジー
  • 拘束
  • 片思い
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 敬語
  • 聖剣
  • 擬人化
公開日2022年01月17日 04:58 更新日2022年01月17日 04:58
文字数
1128文字(約 3分46秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
聖剣
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
お召しにより、ただいま参上しました。ご主人様。

はっ。アスカロンにございます。

それで本日は……はい。この近隣の村々を襲うドラゴン退治ですね。かしこまりました。

むっ…噂をすれば、とやらですか。

はっ!お任せください!

それでは、わたしの手をとって…

(剣の姿になる)

ご主人様、どうかご武運を…!



お見事です、ご主人様。

いえ、謙遜なさることはありません。

あれほどのドラゴンを一撃で、一刀両断にできるのはご主人様だけです。

はっ。お褒めに預かり、光栄です。

自分語りになって恐縮ですが、このアスカロン、並みいる聖剣の中でも超重量級ですので…

はい。先程はあれほどのドラゴンと申し上げましたが、わたしの力をもってすれば、一撃で葬るのは容易いことかと。

いえ…このアスカロンを軽々と使いこなせるご主人様が凄いのです。

はい。超重量級で、誰にでも扱える代物ではありませんので…

それでご主人様…ドラゴンスレイヤーとしてはグラムとわたし、どちらが優秀ですか?

どちらも使いどころがある、ですか…

たしかにグラムも優秀な龍殺しの剣ではありますが…

いささか、ご主人様との距離が近すぎるように思われます。

はい。わたしたち聖剣はあくまでご主人様の道具であり、臣下です。

それなのにグラムときたら、ご主人様にベタベタベタベタ…!

もしご主人様から言いにくいようでしたら、わたしから言っておきますが…

必要ない、ですか…

前から思っていましたが、ご主人様はグラムに甘いです…

いえ、グラムだけでなく、他の聖剣や魔剣にも少々寛容すぎるきらいがございます。

彼女たちには、きちんと君臣の別を弁えさせた方がよろしいのでは?

左様でございますか…

時にご主人様…どうも貴方からは、グラムの気配が強く感じられます。

彼女からキス、されませんでした?

やはり…ご主人様、少しばかり失礼致します。

(キス)

ご主人様…同じ龍殺しの剣でも、グラムよりこのアスカロンをお選びになった方がよろしいかと。

わたしなら彼女とは違い、主人と従者の線引きは弁えておりますし、何より時間をかけることなく、ドラゴンを容易に葬ることが可能です。

もしグラムの方に心が傾いておいででしたら、今一度お考え直しください。

…ッ、ご主人様の言わんとしてることは分かりますが…!

仕方ありません。ご主人様、お覚悟はよろしいですか?

(押し倒す)

本当はこのようなことはしたくありませんが…

ご主人様がお考え直しにならないので、仕方ありませんよね?

いえ、わたしは大真面目です。

やはり貴方にはわたしを選んでいただかないと…!

はい…私事で恐縮ではございますが、わたしも異性としてご主人様をお慕い申し上げておりました。

どうか今だけは…君臣の別を弁えない、女としてのわたしをお許しください…!

ご主人様…好きです。愛しています。

わたしの気持ち、どうか受け取ってください…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな聖剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜賢臣・アスカロン編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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