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ヤンデレ七福神に愛され過ぎて宝船から降りられない〜御縁の弁財天編〜
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • ファンタジー
  • 敬語
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 召使い
  • お姉さん
  • 清楚
  • 年上
  • 淑女
公開日2022年01月21日 09:15 更新日2022年01月21日 09:15
文字数
1220文字(約 4分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神様
視聴者役柄
人間
場所
天界
本編
あら、坊ちゃん…お目覚めですか?

琵琶の音、うるさかったですか?

綺麗な音?うふふっ♪ありがとうございます。

はい。改めておはようございます。

ここですか?ここは宝船(たからぶね)の中です。

はい。わたしを含めた七福神(しちふくじん)が乗る船で、各地を回っているんです。

えぇ、七福神です。

人々に福を授け、厄を取り除くのがわたしたちの役目です。

今回は坊ちゃんの厄を取り除くべく、こうして坊ちゃん自身を宝船に乗せているというわけです。

はい…厄というのはですね、坊ちゃんに纏わりつく四神のことです。

ひとまず彼女たちから坊ちゃんを物理的に引き離して、厄を遠ざけました。

ですが、それだけではまだ足りません。

はい。福を授けるのもわたしたちの役割ですので。

具体的には…こういうことです。

(キス)

ふふっ…福はわたしからの愛です♡

わたしは弁財天ですので、わたしからの福を受け取れば、金運アップや商売繁盛が見込めますよ?

他にも色々ありますけど…

縁結びに関してはもう大丈夫ですよね?

はい。だってわたしが坊ちゃんの恋人なんですから♪

そうですよ。こ・い・び・と♡ うふふっ♪

あら?……すみません、坊ちゃん。

どうやら、わたしたちの邪魔をする愚かな妖怪どもが現れたみたいです。

すぐ叩き潰してきますから、ここで待っていてください。

危ないですから、くれぐれも船の外に身を乗り出さないようにしてくださいね?



ふぅ…お待たせしました、坊ちゃん。

さ、イチャイチャタイムの続きを……

はい?どうかしました?

うふふ…お褒めにあずかり光栄です♪

こう見えて結構腕には自信あるんですよ?わたし。

わたしと坊ちゃんの仲を邪魔するものは、ぜーんぶ潰しますから♪

大船に乗ったつもりでいてください♪

まぁ、今実際に船に乗ってるんですけど。うふふ♪

え?何をおっしゃってるんですか?

坊ちゃんはこの宝船の中でずーっと過ごすんですよ?

はい。あの四神がいたお屋敷に帰る必要はございません。

というかもう、あのお屋敷も、もぬけの殻ですから。

ふふ、知りませんでした?

天帝陛下の勅令によって、四神はみんな四方の果ての守護にまわりました。

いかに四神といえど、陛下からのご命令には逆らえませんよね?

左遷?ふふふ、なんのことでしょう?

そんなことより坊ちゃん…

これから琵琶の演奏をするのでお耳、貸していただけませんか?

わたし、音楽や芸能をつかさどる神でもありますから。

きっと坊ちゃんを、お耳から癒せると思います。

わたしが与える福に、溺れちゃってください♪

あら、何かご不安な点でも?

あぁ、四神のことを気にかけてらっしゃるのですね。

坊ちゃんはお優しいですね。

そういうところも素敵です。

ですが、ご安心ください。

彼女たちは、己の居るべき場所に帰っただけですから。

そもそも、四神は四方の守護が本来の役割ですし。

そんなことより…今はわたしとのラブラブタイムですよ?

今はわたしだけのことを考えて、ね?

大丈夫です。何も心配することなどございません。

わたしが必ず坊ちゃんを幸せにしてみせますからね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ七福神に愛され過ぎて宝船から降りられない〜御縁の弁財天編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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