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十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜蠍座のスコーピオン編〜
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • ファンタジー
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • 妖艶
  • サイコパス
  • 束縛
  • 半神
公開日2022年01月29日 16:55 更新日2022年01月29日 16:55
文字数
923文字(約 3分5秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
半神
視聴者役柄
人間
場所
星界
本編
はぁい、坊や。

そんなところで何をしてるのかしら?

ふふっ…まさかこんなところで坊やを見つけてしまうなんて。

えぇ、とっても驚いてるわ。

わたしたち星座の許可がなければ立ち上がれないはずの椅子から立ち上がって、あまつさえ出歩いてるんだから。

足腰がフラフラなのも、相当無理して立ち上がったからでしょう?

えぇ、もちろん。

坊やには星の中心に戻ってもらわないと。

ちょっと毒を注入するけど、我慢してね?

あら、逃げても無駄よ…えいっ♪

(毒注入)

ふふふっ…蠍座の大首領たる、このスコーピオンの毒はとっても強力なのよ。

身体、痺れて動けないでしょう?

今回注入した毒は麻痺毒。

指一本、動かせないはずよ……ってあら?

へぇぇ…面白いじゃない。

まさかまだ立とうとする気力が残ってるなんて…

ふーん…毒耐性が、ねぇ…

ならもう一本、ブッ刺しちゃおうかしら…ブスってね♪

(毒注入)

いくら耐性があるといっても、限度があるでしょう?

体内に流れる毒の濃度を濃くすれば、耐性値は超えちゃうものね?

さ、坊や。星の中心に帰りましょうか。

俺は帰らない?どうして?

そう…志(こころざし)は立派だけど、それはわたしの望むところじゃないのよねぇ。

恨むなら、星々に魅入られた自分の運命を恨みなさい。

坊やがいくら抗おうと、覆すことはできない。

それが運命っていうものなの。

運命には逆らわない方が身のためよ?

…それでもやらなきゃいけないことがある?それって?

ふふふ…あははっ!

やっぱり坊やは一筋縄ではいかないってことね!

天の神々に魅入られただけはあるわ…!

そういえば坊やはたしか、不老不死だったわよね?

だったら…即効性のある毒を致死量以上流しても問題ないわね?

うふふ…なんだか興奮するわ…♪

だってそうじゃない。

この毒はわたしの体内に流れてるもの。

それを坊やに流し込むってことはつまり、愛情を流し込んでるのと同じじゃない?

わたしの中のものが坊やの中に入っていく…

坊やとわたしが一つになってるってことにも、考えられると思うのだけれど。

えぇ、もちろん。

わたしも坊やのことが好きよ。

手加減せずにわたしの愛(毒)を流せる相手なんて坊やだけだもの。

坊や…覚悟はいい?

ふふっ、大丈夫。痛みは一瞬よ。

すぐに気絶するようにしてあげるから。

戦いが終わるまでおねんねしてましょうね〜…うふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜蠍座のスコーピオン編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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