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シスコンな聖魔剣に愛されて道具をただの道具として見られない〜保護者・アロンダイト編〜
written by 松平蒼太郎
  • 拘束
  • ファンタジー
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • シスコン
  • 擬人化
公開日2022年02月08日 14:58 更新日2022年02月08日 14:58
文字数
989文字(約 3分18秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
ちょっと!君に言いたいことがあるんだけど!

そう!どうして天と地が和解するにあたって行われた親善試合で、わたしの可愛い可愛い妹のエクスカリバーちゃんを使わなかったの⁉︎

よりによってレーヴァテインなんていう、世界をも滅ぼしかねない魔剣を使うなんて…!

は?あの時はエクスカリバーよりレーヴァテインの方が適任だったからって…

…君?もしかしてわたしの可愛い妹が弱っちいだけの、クソ雑魚聖剣だって言いたいの?

ふーん…相手が悪かっただけ、ねぇ…

エクスカリバーちゃんを使ってたら、あんな試合、余裕勝ちできたのに。

まぁそれは流石に冗談なんだけど。

強かったわねー、君の親友くん。

きっと重い物たくさん背負って、戦ってきたんでしょうね。

分かるわよ。お姉さんだもの。

そういう意味では彼、君とそっくり。

ふふっ、どういう意味かは自分で考えなさい。

みんなからちゃんとヒントはもらってるでしょ?

あら?外が騒がしいわね……っ⁉︎

この気配…間違いないわね。

悪神(あくしん)が天から降りてきたわ…

…ってちょっと!一人で先走らないの!待ちなさい!



どう?親友くんの様子は…

意識も取り戻してないって…

そう…重症なんだ。

…どこ行くの?

まさかあの凶悪な神々相手に一人で戦うつもり?

もう…ホント仕方のない人…

いいわ。力を貸してあげる。

聖剣と魔剣の両方の属性を併せ持つ、このアロンダイトお姉さんが一緒に戦ってあげる。

ふふっ、あんな小物相手にエクスカリバーちゃんの手を煩わせるまでもないわよ。

あら?そんなこと言ったかしら?忘れちゃった。

サクッと返り討ちにしてあげましょ♪



お疲れ様。

流石に少し手こずったけど、撃退できてよかった。

ふふっ。わたしにかかればあんな小物、敵じゃないわ。

取り逃したのは仕方ないわよ。

多分あいつら、君の親友くんを狙って降りてきたんだろうし。

彼の身の安全を確保しただけで今は十分じゃない。

そうそう。戦いの勝ち負けっていうのは、自分の目的を達したか達してないかで決まるのよ。

さて、疲れてるところ悪いのだけれど…

ふふっ、ナイスアシスト♪

流石、わたしの妹。そのまま捕まえておいてね。

何って…お仕置きに決まってるじゃない。

わたしの愛しのエクスカリバーちゃんを試合で使わなかったこと、納得してるわけじゃないのよ?

根に持ってるわよ、そりゃ。

あんな一世一代の晴れ舞台で、妹ちゃんが使われないなんて不条理は断じて認めないわ。

さあて…どんなお仕置き、してあげようかしら…うふふ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
シスコンな聖魔剣に愛されて道具をただの道具として見られない〜保護者・アロンダイト編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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