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ヤンデレな雷具に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜義士・雷霆編〜
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 純愛
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 男勝り
  • 擬人化
  • 求婚
  • プロポーズ
公開日2022年02月19日 20:47 更新日2022年02月19日 20:47
文字数
843文字(約 2分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
武器
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
我が名を呼んだか?主(あるじ)。

ふむ…ずいぶん賑やかだが、これは何の祭りだ?

ほぉ…要するに、天界と人界と魔界の三つ巴の戦いか。

それで?我を呼んだということは、奴らを根こそぎ薙ぎ払うということか?

なんだ…敵は悪魔だけ、か。つまらん。

我が力を持ってすればこんな戦い、一瞬で終わらせられるものを…

まぁいい…我とて主の道具。命令には従おう。

あぁ、分かっている。

天界や人界の者どもは巻き込まぬようにする。

我が雷(いかづち)で、悪魔どもをまとめて滅ぼしてやろう…!



大丈夫か、主?

我の力を限界以上に引き出そうとするとは、まったく無茶をする…

下手をしなくても、主自身が消し炭になっていたかもしれんぞ。

ん?あぁ。このあたりの悪魔どもは一掃した。

ひとまず脅威は去ったと思っていい。安心しろ。

…どうした主?

まだ何か気になることでも?

ほぉ…友の行方が気になる、と…

まぁこんな状況だしな。

もしかすると、どこかでくたばっているやもしれん。

冗談だ。本気にするな。

我とて、あの男の強さはよく知っている。

それより主…これからどうするつもりだ?

大元(おおもと)を叩かない限り、戦争は終わらんぞ。

地獄の大魔王、か…なるほどな。

大将に話をつけにいかねば、終わるものも終わらんだろう。

行くのは勝手にせい。だがその前に…

(ディープキス)

わたしと本契約を結べ。

弱っているところを襲うのは我が主義に反するが、この際仕方あるまい。

ボヤボヤしていると、他の女に主を取られてしまうからな。

なぜって…決まっている。

我が夫にふさわしいのは、主を置いて他にいないからだ。

我は巨人族の手によって作られ、神々の私利私欲のままに使われてきたが、今は違う。

我を大義のために扱う主こそ、男の中の男だ。

同胞を守り、共を助けんとするその志は大したものよ。

誰にでもできることではない。

そんな主に惚れた。ただそれだけだ。

主には何が何でも、この雷霆(らいてい)を妻に選んでもらう。

我を妻にした暁には、主の敵はすべて砕いてやる。

主…大義を成さんとするならば、我と共に生涯を歩め。

我はいつでも、主の力になってやるからな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな雷具に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜義士・雷霆編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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