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飄々としたイケメン吸血鬼に恋をしてしまった
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
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  • イケメン
  • 恋愛
  • 戦闘
公開日2022年04月09日 15:50 更新日2022年04月09日 15:50
文字数
1855文字(約 6分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ハーフヴァンパイア
視聴者役柄
魔法少女
場所
某所
本編
よぉ。お前が魔法少女ってやつか?

俺か?俺は通りすがりのヴァンパイアってとこだ。

そうだな…ヴァンパイアは確かに魔族だから、俺もお前の敵ってことになるな。

(攻撃される)

血の気の多い奴だ…仕方ない、少しだけ遊んでやる。かかってこい。


〜戦闘中〜


なかなかやるな。悪くない。

だが…俺には及ばない。

(吹っ飛ばす)

ふん…そんなもんか。腕を磨いて出直してこい。それじゃあな。





ん?……なんだ、お前か。また俺に挑みに来たのか?

そうか。生憎だが、今忙しいんでな。また今度に…

(攻撃される)

ずいぶん俺にご執心みたいだが…なんだ?俺のこと、好きになったのか?

へぇ…そこまで言うなら相手をしてやる。子どものわがままに付き合うのも大人の役目だからな……こい。


〜戦闘中〜


なるほど…前よりは強くなってるな。

ま、それでも俺を倒すと息巻くには早すぎるが。

(吹っ飛ばす)

残念だが、今回も俺の勝ちだ。またな。





おいおい…しばらく見ないうちにずいぶん賑やかになってるな。

魔獣と魔法少女のバーゲンセールってとこか。

せっかくだ。俺も混ぜてもらおうか。

(攻撃される)

なんだ。一番手はお転婆なマジカルガールか?

お前とこうして遊ぶのも三回目だな。少しは俺のことを好きになったか?

やれやれ…ずいぶん嫌われたもんだな、俺も。

俺はお前のこと、そんなに嫌いじゃないんだが。

ま、何でもいい。俺のやることは決まってるからな。

さぁ?俺を倒せたら教えてやるよ。いくぞ。


〜戦闘中〜


これであらかた片付いたな。

で…立ってるのはお前だけか。

なかなか見応えのある奴だな。少し俺と協力してみる気はないか?

そうか。ならいい。俺一人でも出来なくはないからな。

その代わり…血はいただこうか。

その辺に転がってる魔法少女たちと同じように、な…


〜吸血中〜


ごちそうさん。魔法少女の中では一番美味だったぞ。

俺の目的?時期にわかる。悪いようにはしないから安心しろ。じゃあな。




(荒い息)

お前…なんでここに…

ずいぶん嗅覚が鋭くなったな…俺の教育の賜物か?

そう、だな…見ての通りだ。あの大魔獣にやられてこのザマだ。

…あぁ。奴の復活を止めることが俺の目的だった。

この辺を嗅ぎ回ってたり、お前の血をもらったりしたのも、そういうことだ。

でも一歩間に合わなかった。で、まともにやり合ったらこうなった。

…奴と戦う気か?命がいくつあっても足りないと思うが。

(魔法少女集結)

…なるほど。魔法少女の大同団結ってやつか。

お前ら、今まで散々いがみ合ってたのにな。

けど…そういうノリも嫌いじゃない。

(立ち上がる)

俺も混ぜてもらおうか。このまま見てるだけは退屈なんでな。

これくらい問題ない。またどこかで血を吸えば治る。

生憎だが、俺は死なない。不死身のヴァンパイア様だからな。

さ、きびきび働け。この俺様のためにな。





なんだ…子どもがこんな遅い時間に出歩いてていいのか?

子どもは子どもだ。お前、まだ中学生だろ?

あぁ、そりゃ悪かったな。高校生だったか。

背が低すぎて中学生に見えた。悪いな。

で?わざわざ家を抜け出して俺に会いに来たのは?

あぁ、吸ったな。お前の血。たしかに美味かったけど、それが?

そうか。残念ながら、血液不足ってわけでもないんでな。なんなら、血を吸わなくても生きられる。

言ってなかったか?俺はヴァンパイアだが、ハーフ。

つまり、人間の血も混じったヴァンパイアってことだ。

俺にとって吸血は生きるための絶対条件じゃない。分かったか?

(ため息)

仕方ないな…今回だけ特別だ。

このあいだ助けてもらった礼ってことにしといてやる。

ほら、来い。期待通り、きっちり気持ちよくしてやるよ…


〜吸血中〜


ごちそうさん。やっぱ良い味してるな、お前。

ほら、早く上を着ろ。勘違いされると面倒だ。

それじゃあな。機会があったらまた会おう。

なに?……まさかお前、俺の眷属に…

(ため息)

やっちまったか…俺としたことが…

あぁ、その紋章な。簡単に言うと、ヴァンパイアの眷属になったって証。

けどまさかハーフヴァンパイアの俺まで眷属を作れるなんてな…

予想外、だな…たしかに。

あぁ…眷属なんて作れると思ってなかったし、作る気もなかった。さて、これからどうするか…

…相変わらず威勢だけはいいな、お前。

(顎クイ)

今度は唇も奪われたいk…

(キスされる)

…子どものくせに、ずいぶん背伸びするんだな。

たしかに。お前が眷属になったのは俺の責任だ。

けどこれ以上の吸血はお前の身体が保たない。

だから今はこれで我慢しろ…

(キス)

少しは満足したか?お転婆なマジカルガール。

あ?……なるほど、良い名前だな。覚えといてやる。

またなんかあったら俺を頼れ。少しは手を貸してやる。

一応、お前の主人だからな。

キスもしたし…これからは俺のやり方でお前を愛してやるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
飄々としたイケメン吸血鬼に恋をしてしまった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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