- お嬢様
- シリアス
- 駆け落ち
- 策士
公開日2022年05月06日 22:22
更新日2022年05月06日 22:22
文字数
1470文字(約 4分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
執事
場所
雨降る街
あらすじ
雨が降り注ぐ街の中、黒いドレスを着た1人の女性が傘もささず空を見ていた。
彼女の目元からは涙が溢れ、美しい瞳は濁ってしまっていた。
今にも消えてなくなりそうな彼女の背中に耐えきれなくなった執事のあなたは彼女に声をかけた
彼女の目元からは涙が溢れ、美しい瞳は濁ってしまっていた。
今にも消えてなくなりそうな彼女の背中に耐えきれなくなった執事のあなたは彼女に声をかけた
本編
雨音)
あ、あなたは…ど、どうしてここに居るのかしら?
…え、私を探しにきたの?
…それはお父様からの命令?それともお母様?…無いとは思うけど、執事であるあなたの意思?
…そう、あなたの意思なのね。…迷惑をかけたわね。…というかあなたは変わってるわね。家督を継げない女の私に媚を売っても何にも無いというのに…
他の者達は私の扱いに困ってるわよ。一応主人の娘なんですもの、無下には出来ない。…でもだからと言ってどうせその辺の無名貴族に嫁ぐ私に付き従う事もない
…というかあなたずぶ濡れよ。…まぁ私もだけど…傘あるかしら?私のお気に入りの黒い傘
…相変わらず律儀ね。私の傘だけ持ってささずに来たなんて…あなたはほんとに変な執事よ
傘を開く)
…何を突っ立てるの?それ以上濡れたら風邪を引いてしまうわよ。私の傘に入りなさい
…いいのよ。あなたが持って来てくれた物だし、それにここにはあなたと私しか居ないことだし…
ほんとあなたは強情ね…いいから入りなさい。命令よ
…ふっそれでいいのよ。あなたは真面目すぎるわ…まぁそこがあなたの長所なんだけど…
雨音)
激しくなって来たわね…この傘だと二人は手狭ね。肩に滴が落ちてくるわ…
ちょっと、出ていかなくてもいいのよ。…別に嫌じゃ無いの。あなたなら知ってるでしょ?私が雨が好きなの
…そうよ、こうやって雨が降り出す度に、誰もいない街を一人傘をさしながら歩くの…
他の使用人達は不気味だと思っていたかもしれないけどね。…いつも私の邪魔にならないように後ろで見守っていたあなたを除いてね
…勿論気付いていたわよ。だってあなた隠れるのほんとに下手くそなのよ?この間だって、農民の変装していたでしょ?ふふっでもバレバレよ…だって服が執事服のままなんだもん!ふふふ
私が振り返る度に焦った様子で隠れて…ほんとにあなたはおバカさんよ…
…どうしたの、そんなに私の顔を見つめて…何か顔についてるかしら?
…え、涙?……あ、ほんとね。ど、どうしてかしら…なんで…別に悲しい気持ちではないのに…
手を握る)
…あ…あなた…急にどうしたの…いきなり手を握って…
…あ、謝らなくてもいいわ。…それと離すのもダメよ。い、一度握ったのだから責任取って私の手を暖めなさい!
…随分と久しぶりよ、こうやって人肌に触れたのは…私がまだ子供だった時以来…
…ねぇあなたに一つ聞きたいのだけど…
…それじゃあ遠慮なく…あなたっておバカさんよね?
ふふっそういう意味ではないの……こういう意味よ
キス)
…どうかしらお嬢様からのキスは?ちなみにこれが私のファーストキスよ、ご感想を頂こうかしら?
ふふっ動揺しすぎよ。そんなに取り乱して、せっかくの男前が台無しよ
…ねぇ、もしあなたがおバカさんならこの後はどうするのかしら?
幸いにもここには誰もいないわ。それにね、屋敷を抜け出す時私はこれを持って来たの
何かを取り出す)
…あら、随分顔を青ざめさせて…これが何か知ってるの
そう、お父様達の隠し金庫の中にあった金貨よ。それも大量のね
さ、どうしようかしら?このまま帰ってしまったら私は殺されてしまうわ…何処かに逃げないといけない…でも世間知らずのお嬢様が一人外の世界で生き抜けるものかしらって…
あら、ちょうどいいところにおバカな執事がいるわね
ねぇおバカな執事さん、私と一緒に逃げない?お金なら心配しないでいいわよ。私はあなたとなら何処にでも行くわよ。他の誰よりもあなたの事を愛おしく思っているもの
あら、たまたま馬車がきたわね!それもこの路地、私たちの目の前で停車したわ!偶然って凄いわね!
最後にもう一度聞くわ。…私のおバカで優しい執事さん…私を何処か遠くへ連れ去って
手を取る)
ふふっやっぱりあなたはおバカさんね…でもそんなあなたが大好きよ。これからもよろしくね
あ、あなたは…ど、どうしてここに居るのかしら?
…え、私を探しにきたの?
…それはお父様からの命令?それともお母様?…無いとは思うけど、執事であるあなたの意思?
…そう、あなたの意思なのね。…迷惑をかけたわね。…というかあなたは変わってるわね。家督を継げない女の私に媚を売っても何にも無いというのに…
他の者達は私の扱いに困ってるわよ。一応主人の娘なんですもの、無下には出来ない。…でもだからと言ってどうせその辺の無名貴族に嫁ぐ私に付き従う事もない
…というかあなたずぶ濡れよ。…まぁ私もだけど…傘あるかしら?私のお気に入りの黒い傘
…相変わらず律儀ね。私の傘だけ持ってささずに来たなんて…あなたはほんとに変な執事よ
傘を開く)
…何を突っ立てるの?それ以上濡れたら風邪を引いてしまうわよ。私の傘に入りなさい
…いいのよ。あなたが持って来てくれた物だし、それにここにはあなたと私しか居ないことだし…
ほんとあなたは強情ね…いいから入りなさい。命令よ
…ふっそれでいいのよ。あなたは真面目すぎるわ…まぁそこがあなたの長所なんだけど…
雨音)
激しくなって来たわね…この傘だと二人は手狭ね。肩に滴が落ちてくるわ…
ちょっと、出ていかなくてもいいのよ。…別に嫌じゃ無いの。あなたなら知ってるでしょ?私が雨が好きなの
…そうよ、こうやって雨が降り出す度に、誰もいない街を一人傘をさしながら歩くの…
他の使用人達は不気味だと思っていたかもしれないけどね。…いつも私の邪魔にならないように後ろで見守っていたあなたを除いてね
…勿論気付いていたわよ。だってあなた隠れるのほんとに下手くそなのよ?この間だって、農民の変装していたでしょ?ふふっでもバレバレよ…だって服が執事服のままなんだもん!ふふふ
私が振り返る度に焦った様子で隠れて…ほんとにあなたはおバカさんよ…
…どうしたの、そんなに私の顔を見つめて…何か顔についてるかしら?
…え、涙?……あ、ほんとね。ど、どうしてかしら…なんで…別に悲しい気持ちではないのに…
手を握る)
…あ…あなた…急にどうしたの…いきなり手を握って…
…あ、謝らなくてもいいわ。…それと離すのもダメよ。い、一度握ったのだから責任取って私の手を暖めなさい!
…随分と久しぶりよ、こうやって人肌に触れたのは…私がまだ子供だった時以来…
…ねぇあなたに一つ聞きたいのだけど…
…それじゃあ遠慮なく…あなたっておバカさんよね?
ふふっそういう意味ではないの……こういう意味よ
キス)
…どうかしらお嬢様からのキスは?ちなみにこれが私のファーストキスよ、ご感想を頂こうかしら?
ふふっ動揺しすぎよ。そんなに取り乱して、せっかくの男前が台無しよ
…ねぇ、もしあなたがおバカさんならこの後はどうするのかしら?
幸いにもここには誰もいないわ。それにね、屋敷を抜け出す時私はこれを持って来たの
何かを取り出す)
…あら、随分顔を青ざめさせて…これが何か知ってるの
そう、お父様達の隠し金庫の中にあった金貨よ。それも大量のね
さ、どうしようかしら?このまま帰ってしまったら私は殺されてしまうわ…何処かに逃げないといけない…でも世間知らずのお嬢様が一人外の世界で生き抜けるものかしらって…
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あら、たまたま馬車がきたわね!それもこの路地、私たちの目の前で停車したわ!偶然って凄いわね!
最後にもう一度聞くわ。…私のおバカで優しい執事さん…私を何処か遠くへ連れ去って
手を取る)
ふふっやっぱりあなたはおバカさんね…でもそんなあなたが大好きよ。これからもよろしくね
クレジット
ライター情報
どうも! クリエイターの端くれの中の端くれ、ゆぅと申します!
主に男性向けのシチュエーションボイスの台本を投稿させていただいております。
フリー台本を使って頂いた作品の合計視聴回数は15万回再生を突破しており、これもひとえに演じてくださってる演者様の高い技術と視聴して頂ける方々のおかけでとても励みになっております。この場を借りて感謝を…
有償のご依頼等、詳しくはサイト記載のpixivのDMに!
もしくはTwitterのDMまで気軽にご相談下さい
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